きっと腹を立てていた
最近。?いや、もう随分前から分かっていたんだけど、多分若いころからずっと腹が立っていたんだと思う。いろんなモノに。
自分の置かれている状況も、自分の周りにあるモノも、人も。
色々助けてもらってるくせに、いちいち腹を立ててた。
個人的に納得がいかない部分に少しずつ理由を見つけてきて、理不尽やら時代やら、周りのせいにして
苛立っていた。
でも、それを吐き出す勇気もなくて、どうすればいいかも思いつかなくて
誰かや何かに頼ることもしなくて、ずっと鬱屈していたんだと思う。
そうして、それを解決できない自分や、無駄に高いプライドに辟易して諦めたんじゃないかと思う。
それじゃ何も成すことなんて出来ないと奮起していたこともあって、まわらない頭で必死に考えて、でもしょぼいものしか思いつかなくて、そうしてまだまだ覚悟が足りなくて、恐る恐る見栄を切ってみるも
結局否定されて縮こまって、だれもそばにいなくなって、その寂しさだけで折れたり。
きっとお前に何がわかるって言いたいけど、覚悟もなくて尻込みしてたんだと思う。
だけど一人になりたくなくて。
はぁ、面倒くさいやつ。
そこでも自分に腹が立って、でもしんどくて、それなら何も考えずに当たり障りのない人でいようと。いい人でいようと。
しんどいと思うことが一番起きないところにいようと考えてたんだと思う
結局逃げ回っていただけね。
だから目を背けてたことに無理やりでも向かい合わせてくれた人たちには感謝しかない。
これも最近気が付いたけど、嫌だなぁ、いらいらするなぁ、と思うことは大概自分が目を背けてきたこと。
きっとなんだかんだで自分に一番腹が立っていたんだと思う。
自分のことだけしか考えない人は嫌いだとか言って、その実自分が一番自分のことだけしか考えてなくて、それも腹が立つ。
あぁ、もう腹が立つ。