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⚡️🔸初めてのエアギター🎸⚡️Dig Out Your Soul

2024/12/16

あまりの寒さに散歩を諦め、部屋で軽いボクササイズをするようになった。

imaseサウンドが気分だった日も、ギターはAC/DCを練習していた。
何度聴いても「このギターフレーズめちゃくちゃカッコイイ!」って最高の気分になれる。
もともと歪んだギターの音が好きなのだけど、「AC/DCのギターサウンドが一番好きかも。」と、この数日考えている。聴いていると弾きたくなってウズウズしちゃう曲ばかり。

「これ聴いたらボクササイズやろ〜。」と思いつつ「If You Want Blood You Got It」をパソコンから流す。
曲に合わせて飛び跳ねる。楽しい!気付けばそのまま、エアギターに突入していた。
ふとんの上で繰り広げる熱演。「ジャーン」のところで腕を大きく回す。勝手に動く身体に従って、空っぽな頭と全身でギターを奏でる。

生まれてこの方エアギターをしてみたことはなかったけれど、AC/DCがその衝動を私に与えてくれた。息は軽く上がり、身体は汗をかいている。ボクササイズに匹敵する運動量となった。

AC/DC - If You Want Blood You Got It


ここで思い出すことがある。2歳頃の私はテレビからある曲が流れると、テレビ前まで駆けつけて曲に合わせて飛び跳ねていたらしい。親が時折聞かせてくれる話だ。

そんな幼少期から一転、悲しい出来事がありナーブな子供時代をすごした。
ゆえに本来生まれ持った自分らしい自分をあの頃に置いてきてしまったような
ぽっかり漠然とした感覚と共に生きてきた。喪失感と言ってもいい。
図工や美術は得意だったけれど、自分の素直な感情をそのまま言動に表すことができなくなっていた。絵や工作、読書の世界にのめり込むことで安心感を得ようとしていた。

弟がマイケル・ジャクソンに熱中し、ムーンウォークやダンスの真似に凝りはじめたり
ビートルズにハマってエレキギターを手にする横で
私はおとなしく読書にふけり静かにイヤフォンで音楽を聴いていた。
ミュージシャンに憧れることはなく、ただ曲の世界を味わった。音楽はあくまで聴くものだった。

それが大人になってから、いくつかの衝撃的な音楽体験にぶち当たる事になる。自分の中にその要素があるからこそ深く感動しているのだと、都度感じてきた。自分自身に出会うことほど強烈な感動はないと思う。来世ではロックミュージシャンになりたくて、エレキギターを始めた。

エアギターは子供の頃に通過していて然ることかもしれない。けれども私にとっては今なのだ。ロックは私の中に眠る衝動を、いとも簡単に引っ張り上げる。
湾曲して見えた人生の中で、幼少の頃の自分と今の自分を繋ぐ1本の直線が見えた気がした。

私は私と出会い直したのだ。ロックを通じて。

Oasisにどはまりした直後にギターを買った。私にとってのソウルメイト。

エアギターと言えばマイケル・ジャクソンのミュージック・ビデオ。

Michael Jackson - Black Or White

[追記]
さっき観てきた『オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10』でリアムがエアギターしてて可愛かった。

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