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【Poke】新作発表【SV】

 2022年2月27日、公式配信ポケモンプレゼンツにて、9世代目となる完全新作『ポケットモンスター スカーレット/バイオレット』が今冬発売決定とのリリースがあったわけだが、個人の感想を正直にいってしまうと、今のところは悲喜こもごも、ワクワクとガッカリがなかばする感じで、『剣盾』の時の新作発表とくらべてちょっと期待はずれだった。『剣盾』の時のドラスティックな進化でハードルが上がってしまっているせいもあるが。

 まず、そもそも論で、今度の御三家にはさほど惹かれるものが感じられない。ぼくが過去作で飛び抜けて魅力を感じなかったイッシュ御三家をさらに下回っている。御三家というのは、一般には冒険の最初から一番長くつき合うことになるポケモンであって、序盤は愛らしく、終盤は頼もしくカッコよくあるべきだろう。
 しかし今回の御三家は、可愛くないとはいわないが、ぶっちゃけピンと来ない。それをいうなら第8世代の御三家もピンと来なかったし、最終進化系まで行ってもピンと来なかったのだが(全員カッコよくなかったしな)、それと同じようなことが今回も起こりそうな気がして仕方がない。
 まあ、この点については、実際に最終進化系を見るまで正しいジャッジはしかねるわけだが、ぼくはすでにヒスイバクフーンという哀しきモンスターを見てしまっているので、それこそ公式から続報が来るまで安心はできない。

幼少期には美少年(右)ていわれてたのに、成長したらヒキニート(左)になった感じ。

 そして2点目、主人公のデザインがよくない。これはぼくの個人的な感想ではなく、おそらく世界中のファンの総意に近いのではないかと思う。というか、主人公がこんな、よくいえば無難で丸い、悪くいうなら特徴のない、はっきりいうなら『ポケモン』らしからぬデザインだというのはかなり大きな問題だろう。何というか……アメリカ産の子供向けアニメみたいな?

デザインは悪くない。問題は、これまでの『ポケモン』の世界観に合ってないってことなんだよ!

 まさか来年の今頃のアニポケでは、こんなふつう顔のキャラがサトシといっしょに、「ホゲータ、ゲットだぜ!」とかやっているということか? どんな『スパロボ』時空だ?

 などというガッカリポイントを先に述べたわけだが、それに匹敵するワクワクポイントは、もちろん全編オープンワールド化である。『剣盾』ではワイルドエリアやヨロイ島、カンムリ雪原だけが小さなオープンワールドであり、『アルセウス』ではそれらを超えるサイズのオープンワールドを6つ組み合わせてヒスイ地方を表現していたが、新作ではついに全編がシームレスでひとつの世界として描かれる(と公式で謳っている)。

 そして何より! ゾロアが! ヒスイのゾロアが! 『HOME』との連携後に登場することが確定している!

……ヒスイゾロアークってホントにネズさんに似てるよな。

 ……いや、厳密には確定しているのはヒスイゾロアークだけだが、当然ゾロアも来るよね?
 ということで、待て、続報!


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