【SNK】おひさ!【SNK】
2024年9月29日、幕張メッセで開催されていた東京ゲームショウ2024に行ってきた。ファミリーデー2日目、要するに最終日である。本当は前日に行くつもりだったのだが、チケットが確保できなかった。
ぼくは会場に行って「当日券ください!」と頼めばふつうにチケットが買えて、そのまますんなり入場できると思っていたのだが(実際、昔はそうだったと思う)、どうやらぼくがご無沙汰している間に、事前に確保しておかなければチケットは手に入らないようになったらしい。コロナのばか!
よくよく考えてみると、ぼくが前にTGSに行ったのは2008年(あたり?)が最後で、その時は一応スタッフのはしくれとして参加していたような気がするし、なので自分でチケットを用意するということがほとんどなかったのである。それ以前も、
「ノベライズの取材があるので!」
といってプレスパスをもらっていたしな。
そんな言い訳はともかく、ぼくが事前チケット購入の必要性を知ったのはファミリーデー1日目の前夜のことだった。しかも、知人さんから指摘してもらって気づいたという体たらく。もしこのことがなかったら、15年前の意識のまま、現地で当日券を買うつもりで会場まで行って入れずにUターン、などというたとえようもない悲劇を迎えていたに違いない。
そんなこんなで出発前からいろいろとあったわけだが、とにかく万難を排して会場に向かったTGS2024、結果からいうと、肝心の『餓狼伝説CotW』の試遊はできなかった。いや、だって待ち時間120分とか無理じゃん! ほかのブースいっさい回れないじゃん! 『サムスピ』のトーナメントも観られなくなるし、途中でトイレにも行けないし。
まあ、試遊待ちの行列が長い=新作に興味を持つ人がそれだけ多いということなので、古代NEOGEO人としては喜ぶべきことであろう。それに今回のぼくは、何が何でも『CotW』に触りたいと思って会場に向かったわけではなく、15年前のあの空気感――SNKがパチスロを本流としてゲーム開発チームを縮小してしまう前のあの頃の空気を吸いに行ったのである。
だから悔しくはない! 絶対にな!
それはそれとして、TGS初日(ビジネスデー)での公式放送で、『CotW』のシーズンパス1の5人のDLCキャラの中に、『ストリートファイター』シリーズからケンと春麗が参戦することが発表された。
システム的に考えると、『CotW』のREVゲージと『スト6』のドライブゲージは運用方法などがよく似ているので、『スト6』ベースのケンたちはそれなりに親和性が高いと思う。ただ、原作にはないブレーキングや空中REVブロウのような特殊動作によって、『スト6』ケンとはかなり味変される気がするので、そのあたり今から楽しみである。