BtoCのEC・ネット通販事業の送料高騰問題の攻略法とは?
今日は、ダイヤモンドオンラインの「ネットスーパーは本当にもうかるか?宅配「物流コスト」の厳しい現実」という記事を読んでいてとても重要なヒントを得たので、記事にしてみたいと思います。
記事には、ヤフーが運営している「LOHACO(ロハコ)」が赤字続きであるという事が書かれていました。
そもそもロハコは、2012年にヤフーとアスクルが資本業務提携を行った事で開始された事業でした。
売上高は、513億円まで拡大しているそうですが、営業利益は2014年5月期以降赤字続きという事です。
ヤフーの強力な集客力をもってしても、個人向けEC事業では赤字というロハコですが、これはAmazonの物販EC事業にも言える事のようです。
アマゾンは、2017年の流通額は1.3兆円を超えましたが、実際のところ、EC事業に関しては赤字状態にあるという事です。
アマゾンは、プライム会員は基本的に送料無料で商品を出荷していますが、小さな商品でも段ボール梱包で届く事があります。
その場合の送料も無料化されているため、Amazonの消費者は利便性を享受できているものの、Amazon自体は配送料金の負担がそのまま赤字に繋がっているようなのです。
ただ、Amazonには、ウェブサービスでの利益がありますので、物販ECの赤字分をコンテンツなどのウェブサービスの利益で補っていると言ったビジネスモデルになっているようです。
確かに、店長もアマゾンのプライムミュージックを有料で使っていますし、人によってはKindleアンリミテッドなども利用している方が多いのではないでしょうか。
デジタルコンテンツは基本的に送料もかかりませんし、コンテンツ自体に在庫の制限も必要ありませんから、利益率の高いビジネスと言えるでしょう。
ダイヤモンドオンラインの記事の話に戻りますが、ネットスーパー事業も宅配便の送料が利益を圧迫している為、店頭受け取りなどの方法を使い、送料問題に対抗しているとのことでした。
一般的な食品や日用品というのは、利益率が低い商品でもあります。
特に粗利が低いため、送料という利益を取れない部分で全体価格が上がってしまうと、消費者としては、「送料がかかるならいらない」となってしまうケースも多いのです。
本来送料はかかってしかるべきものであるはずです。
ただ、世の中に送料無料が当たり前という風潮を生んだのは、2016年~2017年にかけた、EC市場の拡大状況下において、楽天市場 をはじめとするネット通販市場全体の方向性が原因であると店長は考えています。
当時は、各ショッピングモールでの販促企画などの場合、「送料無料」が条件であることがほとんどでした。
出店者は、送料そのものをカットしている店舗さんもおられましたが、当店は、送料込みの商品代金で送料無料という扱いにしていました。
厳密には、送料込みを送料無料と銘打つ事は販売方法としては良くないのですが、そうもいっていられない情勢にありました。
結果、型番商品系を扱うネットショップは、売れ筋商品の多くを非常に低い利益率かつ送料無料という条件で各ショッピングモールの目玉商品枠などに出品していました。
消費者からすれば、「ネット通販は送料無料が当たり前なんだ!」「送料がかかるなんて損だ!」「送料を取るならいらない!」という状況にあったのではないでしょうか。
事実、一部のお客様からのクレームで、送料に関するクレームが多かったのも事実です。
送料の問題は、小売りや卸のEC事業者のみならず、プラットフォーマーであるAmazonにも大きくのしかかっているという事実において、BtoCのEC事業を展開しているネットショップは今後どうすれば送料問題を乗り越えていけるのでしょうか?
一つの解決策としては、「利益率の改善策」があると思います。
通常、ネット販売では、ボールペン一本の購入でも発送時には送料がかかります。
定形外郵便であれメール便であれ、送料は必要です。
ボールペン一本を購入してもらう通販では、正直言って未来はありません。
これはAmazonのような超巨大企業だからこそ赤字でもできる事で、我々のような小規模事業者や個人店舗では対応には限界があります。
消費者に選ばれる方法を「ボールペン一本の価格の安さ」で打ち出している限り、売れても売れても楽になることはありません。
ここから脱却するには、消費者に選ばれる方法を「高付加価値商品」に変える必要があると思います。
ネット通販における高い付加価値の商品とは一体何か?
このことについては、より掘り下げて明日お話したいと思います。
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