訪問販売の未来
営業をなくす
セールスには順序がある。
簡単にすると次の6ステップ
1.ターゲットや地域を決める
2.見込み客を見つける
3.アポイントをとる
4.訪問・商品説明
5.見積・クロージング
6.契約
そして、セールスには2つの種類がある。
即断・即決に代表されるテレアポや飛び込み営業は
【営業強化型セールス】
広告やダイレクトメールに代表される反響営業は
【マーケティング強化型セールス】
【営業強化型セールス】は、6つのステップの中で3、4、5を中心に考えており、ここを徹底的に強化するから「説得営業」になっている。
1と2は、あまり深く考えない。とにかくアタック!ぐだぐだ考えずにとにかく電話しろ。いいからドア叩け。「考えるより慣れろ」的な考え方。
俗に言う、ブラック企業のほとんどが【営業強化型セールス】で、
特徴として離職率がとてつもなく高い。人の入れ替わりが超激しい。
半年でほとんどの社員が辞めちゃうとかいうレベル。
【マーケティング強化型セールス】は、6つのステップのうち、1、2、3を徹底的に考える。4と5はあまり強化しない。「しなくても売れるから」というのが理由。
説得しなくてすむし、お客さんが勝手に納得して買ってくれるから「納得営業」になっている。通信販売のほとんどが【マーケティング強化型セールス】
「営業強化型」も「マーケティング強化型」も、顧客心理を徹底的に調べて、心理学を使ったテクニックやノウハウを使うが、使う場所が違う。
私は両方経験してきた結果、
営業強化型の「説得セールス」は、法人営業(BtoB)ならまだ使えるが、
一般消費者(BtoC)には厳しい。
今後10年を考えるなら、マーケティング強化型の「納得セールス」でないと生き残れない。
そう感じた。
「究極の営業」とは、誰でも売れるようになること。
それに対して、
「究極のマーケティング」とは、セールスをなくすこと。
つまり、営業(セールス)しなくても売れるようにすること。
一見、同じようなこと言ってるように思えるけど、中身は全然違います。