訪問しないアフターフォロー
ほったらかし、売りっぱなし
太陽光発電を設置して3年経過したお客さんから「ここ最近、発電が少ないような気がする。ちょっと見に来てくれ」と、連絡があったので、急いでお伺いしました。
モニターをチェックをしても、エラーが発生しているわけでもなく、外のパワーコンディショナー(インバーター)をチェックしても何も異常がりません。ブレーカーが落ちているわけでもなく、正常に動いています。
私では発電量が低い原因がわかりませんでした。
「おっしゃるように、ちょっと発電が低いように思えます。ただ、私ではその原因がわからないので、メーカー呼んで調査しますね」
と言うと、お客さんが、
「こんな高い買い物したんだから、月に一回は見に来なあかんで。これじゃ、ほったらかし、売りっぱなしと同じやん」
と言われました。
「いや、ほったらかし、売りっぱなしじゃないから、見に来たんだけど…」
と内心思いながら、
その場は「ははは…」と苦笑いで誤魔化しました。
どうすればいいの?
お客さんはああ言うけど、うちみたいな小規模な会社(社員1人)では、月に1回お客さんの家まわるなんて無理だ…、
そのためだけに、人を雇うことも出来ない…、
かといって、地域密着型で売ってるのに、“ほったらかし、売りっぱなし”と思われるのも嫌だ…、
何かいい方法はないか?
とネットや本を読んで探して探した結果…。
少人数でも、たった1人でも、アフターが出来て、
「ほったらかし、売りっぱなし」とお客さんが感じない方法を発見しました。
それが、ニュースレターです。
ニュースレターとは、DM(ダイレクトメール)と違い、売り込みゼロの「手作り新聞」のことです。
個人的な感想、日記、お役立ち情報など、自社(個人)発行の「手作り新聞」をお客さんに郵送(メール便)するのです。
実際、このニュースレターを発行し始めてから、お客さんから「ほったらかし、売りぱなし」と言われなくなりました。
月に1回、お客さんの家に行ってるわけでもありません。
電話で御用聞きもしていません。
ただ、ニュースレターを月に1回郵送していただけです。
たったこれだけで、お客さんの意識が変わりました。
実は、このニュースレター
急成長している会社、元気な会社は必ずやっています。
ニュースレターのおかげで、売上げがのびた!
という会社の話もよく聞きます。
売り込みゼロなのに売上げがのびるんです。
不思議な話ですよね。
マーケティングを勉強している人は、ニュースレターを知っている人が多いですが、実行している人は少ないです。
実際、私が「そろそろマイホームを…」と家を探していた頃、唯一、ニュースレターを発行していた住宅メーカーは「タマホーム」だけでした。
もし、まだニュースレターを発行していないなら、すぐ発行してください。
必ず発行してて良かった!という時期が来ますよ。