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書いた小説・エッセイ・レビューなどの一覧

気がついたらいろいろ書いてるなと思ったので、ざっと一覧としてまとめました。こういうのあるとあとあと自分でも助かりそうですし。

長編小説・シリーズもの


ロードサイド・ウォリアーと土曜の夜の獣たち

  • 2018年4月10日掲載開始。未完

  • ジャンル:ロードサイドファンタジーノベル

国道、屋上、団地、ショッピングモール……そういった“場所”をめぐる全時空規模の争奪戦に巻き込まれ、国道を支配できる〈王さま〉になった少年・キルシと、屋上を支配する姫・ヱイラ、そしてかれらの仲間たちの日常と戦いと散歩とイチャつきを描いたごった煮作品です。
自分がハイティーンのときに読んでいた2000年代のライトノベルと、そして自分がなぜか惹かれてしまう郊外やロードサイド、チェーン店といった風景・場所・空間に対する憧憬を込めました。
「ブギーポップシリーズ」「〈物語〉シリーズ」『よふかしのうた』『SSSS.DYNAZENON』とか、そういった作品に近い温度感だと思います。たぶん。
結構好評!
遅々として進まず、間も空きすぎていて未完の状態ではありますが、いつか書き直したり終わらせたりしたい所存……。




中編小説・短編小説・ショート


あなたの矢の速度

  • 2022年9月7日掲載開始、9月16日完結

  • ジャンル:現代団地ファンタジー

東京の西側にあるニュータウン内の団地に住んでいた親戚の遺品整理について行ったら、そこに50年ほど住むエルフのお姉さんと絡むことになった13歳の女の子のある夏の日々を描いた短編小説。ボリューム的に中編かもしれない。
思い立って書いてみたら、自分ってこういうの書けるんだなと、たしかな手応えを感じる出来になったので、自分でも結構びっくりした作品です(勿論反省点もありますが)。あと「ロードサイド・ウォリアー」以上に、SNS等で関わりのない方々まで届いたりしたので、そういう意味でも自分のなかでは記念碑的な作品になってます。
『ふらいんぐうぃっち』や『まちカドまぞく』といった、そういうファンタジー要素のある日常系のラインだと思います。あと団地小説です。


がんばれスクリーンセイヴァーズ

  • 2023年1月24日掲載。完結済み

  • ジャンル:似非アメリカ文学、不条理劇

無限に拡がるオフィスに閉じ込められた男が、何百時間も黙々とゲームをやりつづける短編小説です。
これもボヤ・・・と考えていたアイディアを、いつまでもこんなんじゃいけねえ! 今日書くしかねえ! と思い立って書いたものです。5時間ぐらいで書いたにしては出来が良すぎるので、自分でも気に入ってます(ドヤ顔)。
『ファイト・クラブ』の原作小説を読んだばかりで、パラニュークっぽい文体で、自分のなかにあるなんとなくの“アメリカ文学っぽさ”──ミニマルな感じとかドライな感じとかそういうイメージ──を自分なりにどこまで出力できるかを試したいぜ、となってやってみた感じのやつです。
デヴィッド・フォスター・ウォレスの「幸運にも経理課長は心肺機能蘇生法の心得があった」を思い浮かべながら書いた気がする。あとニコルソン・ベイカーの『中二階』とか。あと矢部嵩の『〔少女庭国〕』みたいなのをやりたかった。


アクスタ、地球飽和

  • 2023年3月7日掲載。完結済み

  • ジャンル:SFショートショート

祖父母とその愛犬のアクリルスタンドを作って地球を埋め尽くすべきと考えた〈わたし〉のショート一代記。
Twitter(現・X)のTLを流れていった「KAC2023」という企画を見て、こういうのをやってみると筋肉(執筆筋?)が鍛えられるかもねと思って書きました。あと、アクスタって面白いなと思ったのと、「何かが大量に増えちゃってさあ大変」みたいな話が好きなので……。


薄珈琲大好鬼(うすいこーひーだいすき)

  • 2023年5月25日掲載開始。完結済み

  • ジャンル:ショートショート

山をくだって村にやって来る、薄いコーヒーが大好きな鬼・薄珈琲大好鬼(うすいこーひーだいすき)に薄いコーヒーを振る舞う〈わたし〉の話。
駄洒落ショートショートです。コミティアで売ってそうな漫画や、Twitterで見かけるようなちょっとゆるい漫画のような感じを小説でやりたかった。友人からは「ちょっと戯曲っぽい」と言われて「ほーん」と思った(戯曲のことはよくわかってないから「ほーん」としか言えない)。


銚子水産軍事大学

  • 2023年10月19日掲載開始。完結済み(今のところ)たまに続き載せてます

  • ジャンル:シュールSF短編

何をしてるのかよくわからない大学で何を研究してるのかよくわからない教授と語り手(わたし)が水の生き物たちに変な映像を見せて未知の粒子を採取しようとするお話。
ジョン・スラデックの「不在の友に」に「アイダホ農業軍事大学」というものが出てきて面白……と思ったので、なんかそういう名前の大学を舞台にしたものを書きたくて書きました。
ある程度念頭に置いていたとはいえ、思っていたより『衒学始終相談』ぽくなってるのは、こう、パスティーシュとかオマージュとか、なんかそういう感じのやつだと思ってください。はい……。
(真面目に)お気楽に書いてお手軽に読めるものを意識してるのでそういう感じになってると思います。たぶん。


偽書・2020年5月29日の日記

  • 2020年5月29日掲載

  • ジャンル:ほら話

埃とかを食べる人工生命体・ホッコリンをジャスコまで買いに行った日の日記です。
普通の日記のあいだに急にこういうのが挟まったらなんか面白いべと思って書きました。いやまあ、本当にあった話なんですけど……。


偽書・2020年7月5日の日記/パック寿司をサコッシュに入れる人

  • 2020年7月5日掲載

  • ジャンル:ほら話

どう見ても入りそうにないパック寿司をサコッシュに入れてしまえる人達と会った日の日記です。
結局あれからその技は体得できてません。


偽書・2021年1月3日の日記/蟹剥き職人 ミサジロー

  • 2021年1月3日掲載

  • ジャンル:ほら話

お祝いの席などで蟹の殻剥きを専門にやる職人さんを我が家にお呼びした日の日記です。
この卓越な職人は、まだ日本にいるのです。たぶん。


10文字ホラー 1

  • 2021年9月17日発売

  • ジャンル:10文字ホラー

Twitterでのハッシュタグ企画「#10文字ホラー」に参加したところ、一編収録されました。182ページにいます。こういうことってあるんだなあと思いました。ある意味商業デビューしたと言えるのかもしれねぇ……。
「雑誌の投稿欄に載った」みたいな感覚ではあったのですが、地元の図書館の10代向けのホラー小説特集コーナーに置いてあるのを見たときはなんだか感慨深かったです(手元に献本が届いたときよりも)。




エッセイ


団地で見た夢 〜エヴァンゲリオンとわたしの25年〜

  • 2021年3月5日掲載

5歳から30歳に至るまでの、話すと長くなるしちょっと恥ずかしいのであまり人には話してこなかった自分とエヴァンゲリオンとの関係を、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開に際してワッと書いたものになります。1万2千字あります。
ちょっとクサい感じで書かないと無理だなと思い、ちょっとキモいかなと思いつつもそんな感じで書いたのですが、友人らから「クサい文章を書く機会なんてそうそうないんで、別に良いと思いますよ」と言ってもらえて「それもそうだな」と思ったりしました。


石を拾った〜小田原海岸編〜

  • 2024年10月21日掲載

タイトルどおり、石を拾ったときのエッセイです。拾った石の紹介などが書いてあります。
また拾ったら続きを書く、かも。




レビュー


2022年にクリアしたゲームの感想全部書く

  • 2022年12月30日掲載

タイトルどおりです。ゲームが好きでゲームをよくやり、ゲームの感想をTwitterに書いたりもするけれど、そういえばひとつの記事にまとめたことがなかったため、まとめました。
今年(2023年)はあまり元気がなくてそんなにゲームができていないので、今読むと「よくこんなにやってんなこいつ……」みたいな気持ちになります。


SFG Vol.01

  • 2019年7月27日発行

サークル SFGさんのSF同人誌『SFG Vol.01』に『メガゾーン23』のレビューを寄稿しております。


SFG Vol.02

  • 2020年6月1日発行

サークル SFGさんのSF同人誌『SFG Vol.02』に『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』のレビューを寄稿しております。


その他

コロナ禍で時間があったので毎月の読書の感想まとめのようなものをやっていたのですが、早々に面倒くさくなって(概要と感想を短くまとようとするだけで凄い時間がかかる)次第にやらなくなったりしました。あと毎年のざっくりとした所感とか。そういうのは以下にまとまっています。




日記


コロナ禍で自分とインターネット(主にTwitter)との距離感や生活との距離感などを考えたりすることもあったのでnoteに日記を書いていたりしました。
日記、書くのはだいぶ楽しいのですが、毎回書くのに15~30分かかって睡眠時間と読書時間が削れるので、やったりやらなかったりな感じです。



こういう感じです。

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