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ビジネスアーキテクトを目指すプログラム「ADPISA-H」を受講しています!

こんにちは、かみちゃんです。
前回記事では、プロジェクトマネジメントスペシャリスト資格(通称PMS)に合格したことを書きました。

で、次なる学びのテーマとして「ビジネスアーキテクト」を選び、青山学院大学の社会人履修証明プログラムである「ADPISAーH」(アドピサ エイチと読みます)を受講することにしました。
6月の下旬から始まり、11月の下旬に修了式ですので、約5か月の学びとなります。
ビジネスアーキテクトがこれから注目されるに連れて、恐らく「ADPISA」について知りたいと考える人も増えるでしょうし、自分の振り返りにもなればと思いADPISAでの学びについて、これから修了まで印象的な学びについて書いていきたいと思います。尚、開始して3週間経ちましたが、今のところは「ASPISA最高!」って感じです。体系的な知識と自分の経験が結びついて新しい学びになってる感じがとても楽しい。
今回は1回目、ビジネスアーキテクトって?ADPISAって?について書きます。


ビジネスアークテクトって?

ビジネスアーキテクトとは、IPAが定義するDX推進スキル人材類型5つの職種のうちの1つであり、IPAのレポート「DX動向2024」では企業において最も不足している人材として紹介されています。

DX推進スキル標準(DSS-P)概要
5つの人材類型を表した図

引用すると、ビジネスアーキテクトの定義は以下です。

DXの取り組みにおいて、ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定したうえで、関係者をコーディネートし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一環した推進を通じて、目的を実現する人材

DX推進スキル標準(DSS-P)概要より引用

私なりの意訳ですが、自社のDX(デジタルによる変革)を推進できるプロデューサー人材、という感じでしょうか。
※詳細なスキル定義と学習項目はIPAのデジタルスキル標準に記載されているのでそちらをご覧ください。
先に書いたとおり、現在最も不足している人材であり、一部の記事では前年から求人応募が12倍に増えているそうで、俄かに注目されている職種になります。

しかし、これまで全く無かった職種(職業)か?と言われるとそんな事は無く、ある時はデジタルに強いプロデューサー、またある時はPMやビジネスアナリストと呼ばれていたものに近い職種ではないでしょうか。
それが社会におけるDXの重要度が上がったことにより、DX推進の中心人材・専門人材として、ちゃんと定義されたということだと思います。
個人的には「ちゃんと」というところが重要で、これまで無かったわけではないけれど、人材として定義することで具体的に必要とされるスキルも明確になります。これによって育成の再現性も上がるのだと思います。各分野の専門家が参画していることから中身も骨太に作られているなーという印象を持っています。

ADPISAーHってなに?

で、ADPISAについてお話しします。以下、ホームページからの引用です。

「DX時代を牽引する人材。それは、情報システムアーキテクト。」
 現代、情報システムとは「従来の仕事をIT技術に置き換えるもの」ではなくなってきています。今求められている情報システムは、変わりゆくビジネスに新たな価値を創造するための人間を中心にしたシステムです。この新たな情報システムを企画・開発・運営できる人材が「情報システムアーキテクト(ISアーキテクト)」です。青山学院大学が提供する「青山・情報システムアーキテクト育成プログラム(ADPISA)」の上級コースADPISA-Hは、未来の情報システムを作り出すISアーキテクトを育成するための社会人向けの履修証明プログラムです。
※Aoyama Development Program for Information Systems Architect・・・ADPISA

ADPISAーH 公式HPより

この「情報システムアーキテクト」が、先に述べたビジネスアーキテクトと同じようなものであることが、同じくHPに書かれています。

ADPISAはDX推進スキル標準(DSS-P)のビジネスアーキテクト人材類型を参考に科目を構成しています。 日本ではあまり知られていませんが、世界にはDXに対応したスキルをまとめた標準が複数あります。 ADPISA-Hは、これらの標準で記述されたコンピテンシー(職務遂行能力)を参照し、社会人が自分の業務で発揮するために必要なコンピテンシーを包括的に定義しています。 受講生はこれらのコンピテンシーを身につけ、DXに関連する自分の業務を遂行できるようになります。

ADPISAーH 公式HPより

ビジネスアーキテクト≒情報システム(IS)アーキテクト
ということが分かります。

ADPISA-Hで学べること

では、具体的に「ADPISA-H」で何がどのくらい学べるのか?
概略はこんな感じです。※ここも詳しくはHPで。
・履修時間は60時間以上と120時間以上の2パターンあり
・120時間以上の人は、Udemy Businessが履修期間中は視たい放題(その時間も上記に含まれる)
・学べる(学ぶ)科目は主要どころでは、ざざっと以下の感じ。
 ・情報システム学
 ・データサイエンス
 ・ビジネスアナリシス
 ・ビジネス データ モデリング
 ・プロジェクトマネジメント(プログラムマネジメント)
   ・変革リーダーシップ
 ・情報システムにおける投資、見積技術、要求定義など
 ・デザインシンキング
 etc
です。

ビジネスアーキテクトには、
広義の情報システムの理解×ビジネスアナリシス×プロジェクトマネジメント×データサイエンス×ソフトウェア開発の知識
が主に必要とされていて、それらすべてを体系的に学べるようになっています。

今のところ、このうちの「情報システム」を2回受講しましたが、これがとても面白くてびっくりでした!
例えばこんな事を考える講義でした。
・30年前の新宿駅の改札(切符切り)を情報システムとしてとらえ、何をしているかを書き出す。
・万里の長城を異国からの侵入者を阻止する監視システムとして捉え、その時のシステム構成。データフロー、ユースケースを考える。
・とある大学のビジネス課題の解決を情報システム視点でとらえ提案する。

この年・キャリアにして、情報システムというものを学んだことが無くピンと来ていなかったのですが、広義の情報システムが何かというものを理解し、お恥ずかしながら「ああ、これがDXを考えるということか」と、目が開かれた思いでした。
この図のようなことです。(ADPISA HPの画像URLを貼り付け)

※教えてくれているのは、青山学院大学の宮川教授です。話も進行も上手で面白いです。

最終ゴールは?

という感じで、出足は期待以上の学びが得られています。
このあと4か月後のこのプログラムの最終ゴール(修了)は、実際の職場等でISアーキテクトとして変革の提案を実践し発表、というものになります。
ただ学ぶだけでなく、実践につなげることがゴールにあります。
果たして、どんな変革を提案・実現できるのか、今から楽しみです。

ということで雑多かつ長文になりましたが、ADPISA-H受講体験記の序章でした。
次回は他の講義についても紹介したいと思います。
ではー。

#ビジネスアーキテクト #大人の学び #ADPISA -H


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