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もう来ない一瞬
幼稚園児だった姪っ子が八景島に遊びにきた時に身長が足りなくて乗れなかったタコの乗り物。姪っ子は中学生になりタコの乗り物は老朽化して壊されてしまった。あんなに乗りたがっていたのに姪っ子甥っ子たちがうちに来たのはあれっきり。
母や妹たちと家族で飲んだり食べたりしたけれど母が亡くなりコロナになり、子どもたちは大きくなりなかなか集まれない。
お気に入りだったホテルのカフェはモーニングタイムしか営業しなくなった。昔住んでいた町のお気に入りのお店はもう無い。あんなに好きだったものがもう買えない。もう食べられない。もう会えない。
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次はない。次はもう同じではない。
今、好きな人、通じ合えている人とずっと同じとも限らない。病気や引越し、環境の変化で会えなくなることもある。
平和な時間。誰かを好きでいられること。
お世話になった社員さんが移動になってパート仲間と寄せ書きを渡した。頼りになる人だったのに居なくなる。そう、わたしたちがしっかり育っていかなくてはいけなくなる。
人の気持ちも環境も前のままではない。全て移り変わる。
こんないい環境で働けたことに感謝。居なくなると寂しくなる人に会えたことに感謝。ハグしてお礼とお別れを言ってきたよ。
与えられた瞬間をちゃんと受け取っていこう。今、与えられている体験に感謝。
好きな人には会っておこう。好きだって伝えておこう。ありがとうを伝えよう。
今日の帰宅時の美しい優しい甘いロマンティックな空の色。一瞬の時間。ありがとう。大好きだよ。