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埼玉県S2リーグ 2019/05/12 浦和レッズユースB vs 伊奈学園総合高校 1-2敗戦・・・Aチーム相手には、工夫が必要

どうも、ブクメです☆

ユースのプレミアリーグを埼玉スタジアム第3グラウンドで観戦後、場所を埼玉平成高校に移動しまして、今度は、浦和レッズユースBの臨む埼玉県S2リーグを観戦してきました。

たびたび書いていますが、見方が難しいです、浦和レッズユースにとってのS2リーグ。これは、当然ですが、プレミアリーグに参加するチームをAチームとしていて、チームとしては、S2リーグの昇格が第1目標にはならないこともあり、かといって、人数が多い高校サッカーのように、基本Bチームは、Bチームとして1年間戦うような形をとれるほど総数が多いわけではないため、どうしても、完全な軸が作れない。でも、相手チームは、それなりのレベルになっているので、個々に特徴のある選手がそろっていれば、ポンポン点が取れるほど守備が緩いわけでもない。

特に、日本のサッカーは、このくらいのカテゴリになると守備に重点が置かれるチームが多いので、守る(跳ね返す)ことができるチームは、多い印象があります。更に、相手が浦和レッズという名前が付くことで、相手の頑張れる容量が増えるケースも多い。

これを、プレーする選手には、踏まえて戦ってもらう必要があるということになるわけですね。

その辺を考えるのにわかりやすい試合でもあり、最後の少しの時間ですが、それを打開するための工夫を見せてくれた試合でもあったとも思います。

では、試合の話に移りますね。

vs伊奈学園総合高校戦メンバーと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左に26番舘澤佑磨、右に32番岡田翼、センターバックに3番清水哲太と23番山本陽生真、MFが左に14番千葉希(後半17分⇒42番吉田来綺)、右に29番伊澤壮平(後半35分⇒28番アピッチ輝)、真ん中に40番茂木柊哉(後半スタート⇒38番舘樹)と39番戸田大翔、FWが左に36番瑞慶山一真(後半17分⇒33番小川聖凪)、右に7番與那覇航和(後半28分⇒35番島垣翔)

となります。

メンバー的には、前節の武南高校B戦のメンバーがベースで、今日は、同日にプレミアリーグが開催されていたと言うことで、そちらに絡んでいたメンバーが外れたという状況。

全体的に、浦和の攻めの回数がかなり多かった試合でしたし、セットプレーもかなりの数取れていた試合でもあるのですが、試合の終盤までペナルティエリア内で相手チームがやられたと思ったような決定機は、私が見た限りでは、ほとんど作れていなかったように感じた試合です。

では、それがどうしてか。

7番與那覇航和のところにボールが入ると、キープできて展開もできていた。前線の36番瑞慶山一真のところにボールがおさまり、そこから捌くことができていた。

サイドからの攻撃も多くできていたし、バックラインからの長いフィードで大きな展開もできていた。

それでも、得点が入らなかったのは、ありきたりな話ですが、シュート意識が低かったことと、相手陣内に容易に持ち込むことができたために、パス回しで簡単に崩せるイメージがあったかもしれない。唯一シュート意識が高かったのが14番千葉希でしたが、プレーとしては、味方との連携が重視されているようには見えなかった。

それぞれのポジションでそれぞれ必要な動きはあったけど、何かが足りなかった。

相手の守備陣は、本当に集中していましたよね。

これは、昨年もS2の試合を割と多めに見させてもらったので、既に驚きでもなんでもないのですが、S2に所属する埼玉県の高校のAチームになると、あれくらいは普通。

では、どうするかと言えば、連携などを高めて攻撃に工夫を加えて崩すことが必要になるわけですね。

今年の1年生の選手を見ていて、分かりやすく技術がある選手も何人かいます。例えば、ある程度チームとしてベースができてきたAチームに入ったらそのチームの中に入ってすぐに能力を発揮させることができるのではないかな、という選手もいます。

もちろん、それを目指してアピールしたいという選手が大半だと思います。

逆に言えば、S2に臨むチームと言うことであれば、活躍すれば、そのチームから抜けることにもなるわけで、それだけチーム作りも難しいですよね。

○○が組み立てられるようになったから、チームのバランスが良くなった⇒次節に○○は、Aチームに行っていない・・・とか。

そういう状況を昨年1年見てきて思うのは、Bチームにいる選手は、Aチーム以上に難しい環境で経験が積めているという意識で少ない時間にしっかりとコミュニケーションをとって、味方の動きを理解する努力をして理解される努力をして、メンバー構成ががらりと変わっても適応して、もちろんそれは、味方との連携もありますが、相手チームを把握する時間の速さというものもそうだと思います。

今日の試合で言えば、相手がリスペクトしすぎて、攻撃の選手の怖さがない時間がほとんどだったと思います。でも、相手の守備の集中力はかなりのもので、当たり前のサイド攻撃、当たり前の突破の仕掛けなどでは、決定機が作れなかったと思います。

駆け引きできる選手が数人いれば、そこを読み取ってできることがあったと思います。

同じことが繰り返され続けた結果、相手は更に守りが安定して、逆にあまり守備にプレッシャーがない時間が続いていた中で、後半に、1チャンスで決められてしまった。

そこで、相手に「行ける!」という空気が出たところで、浦和の方の守備がバタつく時間ができてしまい、それでも、点が取れるはずと同じような攻撃を繰り返しては跳ね返されが続く中で、更に失点をしてしまう。

では、全体的に良くなかったかと言えば、見方を変えれば、例えば、交代で入った38番舘樹の仕掛けは、面白かったですし、33番小川聖凪は、最終的に1点返したから良かったと言うことではなく、やるべきことがわかった動きをできていた。

それ以上に、その1点返した場面の直前から見られた39番戸田大翔と32番岡田翼の連携による工夫した動きによる揺さぶりで相手のマークがずれたところで、結果的にゴールまでの流れができたことが重要なわけですね。

では、この二人の連携を高めて、そこからもう一人加わってとか、そういう考え方ができるがAチームだとすると、Bチームの場合には、その選手は、次は、別のカテゴリにいるかもしれないわけですから、とにかく先ほど書いた要素がどれだけできるかにかかってくるのかなと思います。

もちろん、0-0が長く続いたから、今日のような展開が生まれたわけで、あれだけ多くのセットプレーのチャンスを作っていたのだから、セットプレーで点を取れていれば、相手が点を取らなければならない状況を作り出せるので、もっとやりやすくなるわけですが。

チームとして、経験するためのリーグと位置付けて、S2に今シーズンも残留できれば良いということであれば、それでも良いとは思います。

でも、もしそうだったとしても、今日のようなタイプの相手もこれから多いでしょうし、その中で、今日のようなプレーをしていて、それでも、自分をアピールできていれば良いとなっても、なんか嫌だな~と思ってしまう、わがままなブクメでした。

私が今の段階で分かる範囲内での特徴を考えれば、このタイミングでこういう選手が入れば流れが変わるかもしれないという交代の流れにはなっていましたし、その選手が必要なプレーをしようとしているのもわかりましたが、チームとして意図がくみ取れていないように感じられました。そこが共有されていくだけでも、もっと楽に本来の差を見せられると思います。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

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