星を掬う(町田その子さん)を読んでいる
半分くらい読んだ。
今のところ、結城以外は全員暗く重い過去を抱えている。
主人公の母親は明らかになっていないが、おそらく暗く重い過去があるのだろう。
全員暗く重い過去を抱えている…………?
ワンピースかな?
という冗談は置いといて、読んでいてつらい展開が多い。
それとは別に、彩子の子どもが来るタイミングがちょうど良すぎて、ご都合的なものを感じてしまった。
最後は救われる話なのだろう。
一応シナリオを書く人間なのでその視点で書くと、救われるということは確定しているようなものだ。
なぜなら、そういう雰囲気だから。
帯や表紙その他諸々から、感動系だとわかるから。
これで「結局母娘は和解できず、子どもを捨てた真相も明らかになりませんでした」というのは物語として破綻している……と思う。
(逆に読んでみたい気もするが)
なので、ハッピーエンドは確定している。
以前、ツイッターで
「感動系の話って先が読める。テンプレ」
と言ってる方がいた。
一理ある。
感動系の話を読みたい人って「いろいろあってハッピーエンドです」の
「いろいろ」を読みたいのだと思う。