【エロゲ感想】アンラベル・トリガー【ネタバレなし】
今回はアンラベルトリガー(アントリ)について書いていこうと思います。
※クリアしてから結構時間が経っており、怪しいところがあるのはご了承ください。
この作品は3つの国と中立国、その間での種族間問題を題材とした軍事物?戦争物です。とにかくストーリーが読み進めやすく、先の展開が気になるような形で構成されています。ミステリー的な要素もありといった感じでしょうか。今までやってきた作品の中でもかなり読み進める手が止まらなかった部類に入りますね。
プレイしたきっかけはイラストが好みだったのと評価が高かったからですね。体験版をプレイして面白かったのですぐ購入を決意しました。
物語はというと科学に優れた「ヒューム」、運動能力に優れた「アニマー」、自己治癒能力に優れた「ヴァンプ」、この3つの種族のそれぞれの国がいがみ合っている状況なのが主な世界観ですね。一部超能力的なものを持つ者もいます。
その中での中立地域「フロスト中立特区」がメインの舞台となります。
主人公の榊(さかき)カイは行方不明になった幼馴染を探して目撃情報のあった中立特区へ足を運ぶことになるのです。
当然中立特区ですから3種族間が一緒に生活しており、現状冷戦ではあるものの小競り合い、争いが絶えないといった状況です。
主人公のカイは中立特区の探偵事務所に所属し、小競り合いを解決しながらも幼馴染の行方を捜すといった形です。
その中で様々な種族と関わることになっていきます。
まず一人目は通称「ミリィ」。
まあ隠すほどのことでもないとは思いますが高貴な人物とだけ書いておきます。
二人目は通称「ソフィ」。
彼女はいわばカイと利害の一致した協力関係になりますね。
三人目が「レイリ」。
ひょんなことから探偵事務所に入ることになり、カイの後輩になります。
当然この3人でルート分岐をしていくわけですが、分岐に関しては共通ルート終了後、3人のうち一人を選択するというシンプルなものです。
それぞれのルートで結末が大きく変わっていくのが印象的でしたね。それでいて他のルートをプレイしたときに辻褄がしっかりとあっていて全く違和感なかったです。
どのルートでもある意味一つの答えを示していました。理想と現実、その両方を最大限に受け止めたうえで、限りなく理想に近い妥協案を探り、実現する。その決してご都合主義ではない現実的な結論に落ち着いたところがこの作品で一番評価すべき点だと思っています。
これはある意味現実にある人種差別問題にも何かメッセージ性のあるものだと感じましたね。まああくまでゲームなのであまり深堀りはしませんが…。
総じて高評価です。バトルシーンやHシーンも申し分ないですね。というかかなりエロかった(笑)。
戦争物やミステリー?異能力バトル系が好きな人はかなりハマると思います。まあ好きでなくても普通に面白いと思いますので気になった方は是非プレイしてみてください!
それではまた~。