【ノベルゲー感想】終のステラ
今回はkey作品の「終のステラ」について書いていこうと思います。とりあえずは未プレイの人にも是非とも参考にしてプレイしてみて欲しいのでネタバレなしで書いていきます。ネタバレ有りはまた別の機会に。この前までブログに書いた4作品は数か月、半年前以上前にプレイしたものばかりですが、こちらはつい最近クリアしました。興奮冷めやらぬ中書いております。
というわけで毎回恒例のプレイしたきっかけですね。きっかけは特にこれといってあるわけではないです。シンプルに気になったから購入しました。シンギュラリティ系の話は好きですし、アンドロイド(ロボット)に心というべきものが芽生えていく話が大好きです。
key作品ファンと言えるほどではないですが、エンジェルビーツやシャーロット等のアニメは視聴しておりましたし、アプリゲームではヘブンバーンズレッドもプレイしておりました。key作品が切なくて泣ける作品を売りとしているのは把握してました。
しかし、気になって購入したものの半年くらい積んでおりました💦
早くプレイしておけばよかったと思うくらい面白くて感動しましたね。
物語はシンギュラリティ(人工知能が人間の知能を超える転換点・変化)を迎えた時代の中で人類が衰退した世界。その中で定住せず、古代の遺物等を発掘、売買することで生活している運び屋の主人公(ジュード)。そのジュードが少女型のアンドロイド(フィリア)を発見するところから始まります。王道展開であるとは言えますね。
そして、フィリアは「人間になりたい」と言います。人間とは何か、心とは何か、それを学び、成長する過程が醍醐味ですね。フィリアを回収した後、ジュードに高度な情報技術を持った研究者のお偉いさんがリモートで接触を図ってきます。
その目的とは「少女型アンドロイド(フィリア)」をある地点まで運ぶこと。シンギュラリティを迎えたこの世界では道中何があるかわかりません。一度敵対視されると襲ってくるとんでもなくデカいAIロボットにあっさり踏みつぶされる危険があります。
それだけでなく、野生生物や理性を失った人間、そもそも食料の確保すら困難な時代です。つまりいくら運び屋のジュードでも長距離移動はリスクが高いわけです。
しかし、その研究者の叔父様(ウィレム)はフィリアを目標地点まで運べば一大都市を築ける富を報酬として与えると明確に報酬内容の情報提示までしてきます。報酬量とそもそもフィリアの存在が気になったジュードは依頼を受けることにするのでした。
とまあそんなこんなでジュードとフィリアの旅が始まるのですが、とにかくフィリアが可愛い!しかし、退廃した世界で生き残っていくためには常に冷静である必要があります。だからこそ、ジュードは常に冷静で理性的な判断をしていきます。そのため、人間になりたいという無垢で能天気?で人間以上に感情的っぽいフィリアに苛立ちを覚え、振り回されます。
そこの2人の関係性が徐々に変わっていくところが素晴らしいですね。気づけばジュードもフィリアに影響されていき、変わっていきます。もう途中から「親子やん!」ってなってましたね。「甘やかす時甘やかすし、叱る時は叱る」そんな良い関係になっていきました。旅の終わりに近づいていくに伴って親子の絆とも言えるものが崩れていくのも印象的でしたね。
総じて作り込まれた設定、感情表現、バトルシーン、どこをとっても非常に評価の高いものでした。クリア時間も10時間程度でノベルゲー初心者にもおすすめしやすいです。18禁でもないですからね。私はPC版をプレイし、クリアしたにも関わらず、Switch版の特典欲しさにポチってしまいました。12/5にswitch版発売されるので気になった方はぜひプレイして見てもらいたいです!通常版であれば2000円〜3000円程度で購入できます。
というわけで今回は「終のステラ」でした。
switch版で2周目クリアした後にネタバレ有りでブログ書きましょうかね。
それではお付き合いいただきましてありがとうございました。
それでは〜。