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「しずかなインターネット」をインターネット浦島太郎が触る
みなさま、ごきげんよう。浦島でございます。
インターネット浦島太郎でございます。
いつものようにnoteの海を漂っていると、「しずかなインターネット」なるブログサービスのようなものがあることを、つい5分前に知りました。
なにそれ! 面白そう!
というわけで、今回は「しずかなインターネット」について調べたり、実際に触ってみたりしてキャッキャしていきます。
しずかなインターネット
で検索すると、私のブラウザの検索結果トップに出てくるのはnote記事でした。
記事中にあった、しずかなインターネットのトップページのリンクに飛びます。
とてもシンプルで落ち着くデザインです。これはしずか。
サービスは作られて1年とちょっとのようです。
しずかなインターネットは、日記やエッセイを書くのにちょうどいい、文章書き散らしサービスです。
ここでは有益な情報を書くことはあまり求められていません。「たくさんの人に読まれなくていい」「自分のために、ひょっとすると、どこかの誰かのために」そんな気楽さで文章を書くための場所です。
「しずかなインターネット」の検索結果を眺めていて思ったのですが、まず検索結果からしてしずか。
検索結果は「しずかなインターネット」ユーザーページ、Zennの記事(しずかなインターネットの管理者はZennを作った人でもあるようです)、noteの記事などで構成されています。
そう、モバイル版アプリの案内や企業の公式アカウント、人気記事ランキングが出てこない。(そもそも「しずかなインターネット」のトップページすら出てきませんが、これは管理者さんの意図していない挙動のようです)
また、noteなど大手のサービスよりも拡散されづらい安心感があるように思います。
試しに「しずかなインターネット 司法試験」とか「しずかなインターネット 日記」とかで検索したのですが、ほとんど「しずかなインターネット」の記事はヒットしません。相変わらずnote記事やZennの記事はヒットしますが。
……と、noteとは若干毛色が違うように見えます。
noteはサークル勧誘、しずかなインターネットは体験入部
言うなれば、noteは大学の入学式後の講堂前です。
上級生たちが新入生たちへサークル勧誘をしているアレ。
興味のあるサークルもあるし優しそうな先輩もいるけれど、「ねえ!ここどう!?ねえ!」と私にはあわなさそうなサークルの勧誘にあったり、やや思想の偏ったサークルがいたりと、良い点も悪い点も混在しています。
(自分もその一端を担っていますが)
有益情報を求めているときはそれでいいんです。どんなサークルがあるか知らなければサークルは選べませんからね。
情報を知りたいときは、よく「◯◯ note」と検索もしています。
ただ、私の2つ目の好物である「他人の日常・思考」は、サークル勧誘の喧騒とは少し違う。
そう、サークル勧誘を受けたいというよりは体験入部をしたいときがあるのです。
自分で情報をキャッチして部室を探しに行って、普段はどんな活動をしているとか、どんな人がいるかとか、そういう話をじっくり聞きたいとき。
「しずかなインターネット」はサークル勧誘の場というよりも、人様のサークル(部室?)にお邪魔してお話を聞いている感じがしました。
……例えが適切かはわかりませんが、noteと比べると、沢山の人と交流しよう!という熱はかなり控えめです。
実際に触ってみる
では、実際に触ってみましょう。
トップページにユーザー/記事の検索機能はない
(それぞれのユーザーページに、そのユーザーの記事を検索する機能はあります)ユーザーを購読(フォロー)すると、まとめて週に一度・メールで、記事の更新通知がくる(誰も更新が無い場合は通知なし)
のが特筆すべき点ですね。
週に一度の通知も要らないROM専の場合は、ユーザー登録をせずに、読みたいユーザのユーザーーページをブックマークするだけというのもありかもしれません。
Googleアカウントかメールアドレスでユーザー登録ができます。
設定は結構色々とできるみたいです。
本文の余白や、感想レターを受け取る/受け取らない、記事のタグ機能もあります。
エディタはこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1737690585-ROcox7p8UCfkuNmzHFjq0PrA.png?width=1200)
記法はMarkdown。
目次の表示はできないようです。
見出しはnoteほど太くありません。
ブロックの行間もnoteに比べてかなりゆったりですね。(設定でもう少し狭めに変えられるみたいです)
![](https://assets.st-note.com/img/1737691308-xXav34YsV2IAqPlm01GZrdD7.png?width=1200)
書き心地はかなり好きです。
noteでいう「公開に進む」ボタンはとくになく、右上の「自分だけ」→「みんなに公開」にすると、上の黒いボタンが「保存する」→「公開する」に変わります。
シンプルでいいですね。
何気にnoteの「公開に進む」を押すのって緊張するので、ささやかな日記や雑記を書く際には、しずかなインターネット方式のほうがハードルが低くて良いかもしれません。
おわりに
私にはブログ的な何かを公開するプラットフォームを探しまくっていた時期がありまして、個人サイトの開設も考えていました。
そんな中で、一旦の着地点としてnoteにたどり着いたのですが、問題が発生。
「有益な情報以外は書いてはいけない」病です。
本当は、今日考えたこととか、本当にどうでもいいかもしれないけれど面白かった出来事とか、たくさん書こうと思っていたのに…。
noteは検索にヒットしやすく、また結構な数のおすすめ記事が流れてくるので、自分もそのピックアップ対象になるかと思うと完全にビビってしまいました。
(それから、結構「大きな個人」も多くて、たまに食傷気味になることもあります)
が、しずかなインターネットは拡散力がかなり低く、加えてエディタもかなりシンプルです。没個性的な感じが私は気に入っています。
私が知りたいのはその人の思考や出来事であって、その人自身のステータスではないから。
同じような考えであれば、しずかなインターネット、かなりアリです。
浦島はnoteには有益そうな情報・体験記を、しずかなインターネットにはささやかな日常と思考の記録を綴っていこうと思っています。
note記事は書き上げるのに数日~数週間かけていますが、しずかなインターネットでは1日数十分でパッと書ける内容になるかと。
司法試験に向けてこんな勉強をしたとか、語学のこととか、noteには書けない(書くまでもない)自己開示とか……そんな内容になりそうです。
インターネット上に残しておきたいけど、沢山の人に見られなくても良い。
必要最低限の存在感しか示さなくていい。
自分を探し出してくれた人がいれば、その人とのわずかなつながりを大事にしていきたい。
そんな方に、しずかなインターネットはおすすめです。
それでは、また次の記事で。ごきげんよう。