俳句 河岸にて

「見ゆる限りすべてひれ伏す青嵐」

東京の最北端、荒川の岸に来ました。

堤から下を見ると、岸辺の草々に強い

風が吹きつけています。

「大いなる自然に、ひれ伏す姿だね」と

言ったら、同行の友人は「オーバーな!」

笑いました。しかし石畳から下を見たら、

やはりなびくより{ひれ伏す}が相応しく

思えました。