『掟上今日子の備忘録』読んでみた。 #あなたの推し本教えて 29人目
こんにちは、青波麗です。
まず、以下ツイートをご覧ください。
ということで、今回は@estima_30さんの推し本「掟上今日子の備忘録」をご紹介します。
あなたは、すべての記憶を一日で忘れる探偵の話を聞いたことがありますか?驚愕の設定、独特なユーモラスさ、そして心に響く描写によって、「掟上今日子の備忘録」は一日一事件を解決する最前線のミステリーに昇華しています。
「掟上今日子の備忘録」
西尾維新
すべての記憶を一日で忘れる探偵・掟上今日子と、巻き込まれ体質の青年・隠館厄介が、様々な事件に巻き込まれつつ、その日その日の謎を解き明かしていく物語です。スピーディな展開、巧妙なミステリー、そして今日子さんの鮮やかなキャラクターがこの物語を一層引き立てています。
私が感じた魅力①
儚さと刺激が共存する独特な世界観
「掟上今日子の備忘録」の一番の魅力は、今日子さんの忘却という特性が作り出す独特な世界観です。今日子さんは毎日「初めまして」という出会いを繰り返すだけでなく、その日に起きたことすべてを忘れてしまうのです。その独特な設定がもたらす儚さと刺激が混ざり合った世界観は、読む者に強いインパクトを与えます。
私が感じた魅力②
斬新な謎解き
各エピソードにおける謎解きの方法は、今日子さんの忘却という特性を巧みに利用しています。それぞれの謎が独特な視点から解かれていく様子は、他のミステリー作品とは一線を画した斬新さを感じさせます。それぞれの事件の結末は、予測不能で、驚きの連続です。
私が感じた魅力③
心に響くキャラクター関係
そして、忘れることのできないのが、今日子さんと厄介の間に芽生える微笑ましくももどかしい関係です。厄介が今日子さんに接近しようとする様子、今日子さんが厄介を理解しようとする姿は、読者に深い感動を与えます。記憶を失っても、心は確かに繋がっている、そのメッセージが伝わってくるのです。
「掟上今日子の備忘録」
を読んでほしい人
新しいミステリーに挑戦したい人
人間の心と記憶について考えたい人
独特なキャラクターとその成長を楽しみたい人
一日一事件、即日解決のスピード感を味わいたい人
これは一見、独特な設定のミステリーと思えるかもしれませんが、そこには普遍的な人間の心と記憶の問題が描かれています。また、厄介と今日子さんの微妙な関係性は、一筋縄ではいかない深い人間ドラマを描いています。
「掟上今日子の備忘録」
を読むことで待っている未来
この本を読むことで、あなたは一日一事件のスピード感あふれる物語の中で、忘却と記憶、人間の心の深層を見つめる機会を得ることでしょう。また、今日子さんと厄介の間に生まれる微妙な感情の変化は、あなた自身の人間理解を深めることに繋がります。
まとめ
あなたが次に手にする一冊が、どんな物語を紡ぎ出すかはあなた次第です。「掟上今日子の備忘録」を手に取り、記憶と忘却が織り成す新たなミステリーの世界を体験してみてください。驚きと感動が、あなたを待っています。
#あなたの推し本教えて は、読書をこよなく愛する方達の推し本を、私が実際に読んで率直レビューするというTwitterで行っている企画です。読書好きの方は私(Twitter:@urara_aonami)をフォローして是非楽しんでください!
ご購読ありがとうございました、次回のレビューもお待ちください。