終末期ケア専門士 という資格
昨年内に書いていた記事。
失念していたため今載せてみる。
昨年・今年は2020年と2021年を指す。
あえて修正はせずにいこう。
読みづらく、申し訳ない。
写真の銀杏並木は私の地元の道。
これはネットから拾ってきたが、
毎年綺麗に黄金色に染まる道。
コロナ禍となってからは
ゆっくり地元に帰ることもできていない。
最近は落ち着いてきたため、
収束してくれることを切に願う。
さて、タイトルの「終末期ケア専門士」。
昨年が第1回の認定試験があった。
気がついた時には締切を過ぎており
泣く泣く今年の受験となった。
そして先日、早々に合格通知をいただいた。
医師の専門医試験や看護師の認定・専門、
それぞれ分野のスペシャリストとして
試験・認定制度を設けているものがある。
この終末期ケア専門士は民間資格であり、
現状は、施設に在籍していても
加算につながるものではない。
お金だけを気にするような視点であれば
自己満足と言われても反論の余地はない。
しかし、私の考えるこの資格の利点は、
介護・福祉従事者も取得できることである。
医療者がこの資格を取ること自体は
正直なところ、さほど難しくないと思う。
(上級専門士は未受験のためわからないが)
一夜漬けで合格したという看護師もいる。
公表はされていないが、私の予想では
試験で7割以上とると合格ではないかと思う。
試験は全てで90問。恐らく100点満点。
五肢二択などもあるが配点はわからない。
CBT試験という方法であり、試験問題を
持ち帰ることはできないため記憶頼みである。
この点を考えると、20問以上誤答であっても
合格基準に達するのではないかと思う。
当該試験に関しては医学的な知識の問題が多い。
(高齢者の特徴や疾患ごとの特徴など)
また、マークシートなので勘が当たることもある。
それをふまえると、きちんと準備すれば
医療従事者の合格は難しくはないだろう。
ただ、医療従事者だけが専門性を高めても
実際に終末期ケアを必要としている方々に
最適といえるケアができるわけではないと考える。
自宅で最期を迎えたい方は多いが、
その希望が叶わない方も多い現状である。
しかし、この知識をつけた介護福祉従事者が
増えてくるとどうだろうか。
医療・介護・福祉の間で共通認識が増え、
ACPやSDMが普及することで
個々人の望む最期を支援できるのではないか。
この資格は、職種ごとに経験年数のしばりはあれど、
職種での足切りはほぼほぼない。
間口が広がることでケアが充実するのであれば
この試験を受ける人にとって望ましいものと思う。
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