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PARODY Essay『MAKE EARTH GREAT AGAIN ~トランプ最後の野望~』 (中編) 1月18日 朝

第4章:メキシコ湾をアメリカ湾に! ~「国境なきウォールの野望」~


「アメリカ湾計画、発動!」

「いいか、トランク!アメリカは世界の中心だ!」

ホワイトハウスの執務室で、トランプ大統領は地図をバンッ!と叩いた。

「この地図を見ろ!ここに"メキシコ湾"って書いてあるだろ?」

「はい……それが?」

「名前が気に入らん!!なんで"メキシコ"湾なんだ!?アメリカにあるのに!」

「え、いや、地理的には――」

「いいか、トランク!国境の壁を作るとか、もう古い!
俺たちはメキシコ湾を"アメリカ湾"に改名する!」

「いやいや、それ、ただの名前の問題ですよね?」

「名前こそがすべてだ!アメリカのものはアメリカの名前にするべきだ!」

こうして「メキシコ湾改名計画」が始まった。


 

メキシコ大混乱! ~「ウォールを超えた狂気」~

トランクはメキシコ大統領と交渉を試みた。

「メキシコ湾をアメリカ湾に変えようぜ!」

「……冗談だろう?」

「いや、大マジだ!これでメキシコも大国になれる!」

「な、何を言ってるんだ!?そんなこと許せるわけが――」

「よし、決まりだな!」

勝手に記者会見を開き、世界に向けて宣言。

これからメキシコ湾はアメリカ湾となる!

当然、メキシコ側は猛反発。

しかし、トランクの強引な政治手法により、
国際会議でこの案がなんと可決されてしまう――!?


 

ついにメキシコ湾が消えた日

世界地図が更新され、メキシコ湾の表記が「アメリカ湾」に変更。
ニュース番組は特番を組み、CNNのアンカーも頭を抱える。

「これは歴史的な出来事です。ええ……本当に信じられませんが……」

「メキシコ湾は、正式にアメリカ湾へと改名されました!」

まさかの世界がトランクの野望に屈した瞬間だった。

「トランク!お前はやったぞ!歴史に名を残したんだ!」

「いや……マジでこんなことになるとは……

第5章:パナマ運河をアメリカ運河に! ~「水の流れも資本主義のままに」~


「運河は誰のものか?」

ホワイトハウスの会議室。
トランプ大統領は世界地図を広げ、再び拳で叩いた。

「トランク!お前、"パナマ運河"って知ってるか?」

「ええ、もちろん。太平洋と大西洋を結ぶ世界有数の運河ですね。」

「そう、それだ!だがな……この運河の名前に"アメリカ"が入ってない!おかしいと思わんか?」

「いや、パナマにあるんで"パナマ運河"なんですが……。」

「NO!NO!NO! これはアメリカが作った運河だ!
ならば"アメリカ運河"と呼ぶべきだろう?」

「まさか、また改名を……?」

「その通りだ!」

こうして、トランプ大統領の「パナマ運河アメリカ化計画」が始まった――。


「交渉は戦争よりも激しい」

トランクはパナマ大統領との会談をセットした。

「お久しぶりです、大統領閣下。」

「それで……今日は一体何の用ですか?」

「おたくの"パナマ運河"、ウチで引き取ろうかと。」

「…………え?」

「いやぁ、この運河はアメリカが作ったものでしょ?
つまり、我々のものなんですよ。」

「いえ、それは歴史的な経緯がありまして――」

「細かいことはいいんだ!で、いくらで売る?」

「売りません!!」

「なんでだ?ほら、アメリカの名前ついたほうがかっこいいだろ?」

「いや、全然!」

しかし、トランプ大統領は交渉で折れない。
トランクを使い、水路をアメリカ式に変えるように画策。

ついに、パナマの主要企業が賛成に回り、国際的な圧力も加わる――。


「パナマ運河、アメリカのものに?」

CNNの速報が世界を駆け巡る。

「緊急速報:パナマ運河、"アメリカ運河"に改名か!?」

国連は緊急会議を開くが、
なぜか多数の国が賛成票を投じてしまう。

「まさか……本当に"アメリカ運河"になってしまうのか!?」

そしてついに――歴史が動く瞬間が訪れた。


「改名セレモニーの行方」

2025年7月4日、独立記念日。
パナマ運河で大々的な改名セレモニーが開催。

壇上に立つトランプ大統領。

「今日、この偉大な運河は"アメリカ運河"として生まれ変わる!」

しかし――その瞬間、トランクの耳にある情報が入る。

「大統領!大変です!パナマ側が新しい国際法を作り、"どの国にも属さない"運河として永久中立を宣言しました!」

「なにぃぃぃ!?」

つまり、アメリカどころか、どの国のものにもならない。

「……え、じゃあ俺、ここまで何やってたんだ?」

「努力は認めますが、無駄だったようですね……。」

こうして、アメリカ運河計画は水泡に帰すこととなった。


「次なるターゲットは?」

失敗に終わったトランクは、大統領に次の計画を提案する。

「大統領……次はカナダを51番目の州にするのはいかがです?」

「……いいな、それ!よし、行くぞ!」

 第6章:カナダをアメリカの51番目の州に! ~「赤いメープルの星条旗」~


「隣の芝生は青い……いや、赤い!」

ホワイトハウスの執務室。
トランプ大統領は、アメリカとカナダの国境線をじっと眺めていた。

「トランク、お前カナダってどう思う?」

「ええ、自然が豊かで、国民は礼儀正しく、世界でも有数の住みやすい国ですね。」

「そうだろう?じゃあ、アメリカにすればもっと良くなると思わんか?」

「……は?」

「だから、カナダをアメリカの51番目の州にするんだ!」

「いや、それは無理でしょう!」

「なぜだ?」

「なぜって……カナダは独立した国ですし、文化も歴史も違いますし……。」

「でも、考えてみろ。アメリカと同じ英語を話し、マクドナルドがあって、野球もやる。違いなんて大したことない!」

こうして、**「カナダ併合計画」**が動き出した――。


「カナダ併合のための作戦会議」

側近たちは頭を抱えていた。

「どうやってカナダを51番目の州にするつもりなんですか?」

「まずはカナダの国民に"アメリカって最高だろ?"と思わせるんだ!」

「……どうやって?」

「ディズニーランドを建てる!」

「え?」

「カナダ人は寒いから、あまり遊園地に行かない。そこに巨大なディズニーランドを作る。ついでに、ハンバーガーとコーラを無料配布するんだ!」

「いや、それで併合は無理です。」

「じゃあ、トランク!カナダ人の好きなものはなんだ?」

「……ホッケー、ティムホートンズ(カナダの人気コーヒーチェーン)、そして……メープルシロップですね。」

「よし!ホッケーアリーナをアメリカ風に変え、ティムホートンズをスターバックスに統一し、メープルシロップをアメリカ産にする!」

「そんなことで併合はできません!」

「……ならば、カナダ国民全員に"アメリカグリーンカード"を配る!」

「そんなことしたらカナダの国家機能が崩壊します!」

「……よし、最終手段だ!」


「カナダ首相との直接交渉」

トランプ大統領は、カナダの首相をホワイトハウスに招いた。

「さて、ズバリ聞こう。カナダをアメリカの州にしてくれ!」

「……え?」

「ほら、アメリカは経済も軍事力も世界最強だ。カナダも一緒になれば、もっと強くなれるぞ?」

「いえ、私たちはカナダ人としての誇りがありますので……。」

「だったら、条件を出してくれ!何でも聞く!」

「では……アメリカがカナダの公用語をフランス語にし、国旗の星条旗にメープルリーフを追加し、全米のマクドナルドでプーティン(カナダ名物のフライドポテト料理)を必須メニューにするなら考えましょう。

「…………それは無理だ。」

「なら、交渉は決裂ですね。」


「最後の手段、国民投票!」

トランプ大統領は、カナダ国民に直接訴えかける。

「カナダのみんな!アメリカになれば税金が安くなるぞ!」

「ディズニーランドができるぞ!」

「自由の国・アメリカとひとつになろう!」

しかし――カナダ人の反応は冷ややかだった。

「いや、アメリカにするくらいなら今のままでいい。」

「むしろアメリカをカナダの州にしたほうがいいのでは?」

「……え?」

まさかの**「アメリカがカナダの一部になる」**という逆提案が浮上!


「まさかのどんでん返し!」

CNNのニュース速報が流れる。

「緊急ニュース!アメリカ、カナダの州になる可能性浮上!?」

全米がざわめく中、トランプ大統領は叫んだ。

「おい、どうなってるんだ!?なぜ逆になってるんだ!?」

トランクが説明する。

「カナダのほうが医療制度が充実しており、生活の質も高いです。
アメリカ人の一部も"カナダの州になったほうが良い"と考え始めたようです。」

「……つまり?」

「このままだと、アメリカがカナダに併合されます。」

「なにぃぃぃぃ!?」


「最終決断!」

世界が注目する中、トランプ大統領は会見を開いた。

「カナダは……我々が手に入れられるものではなかった。
だが、俺たちは友だ!カナダとアメリカは、"特別な関係"ということで手を打とう!」

結局、カナダはそのままのカナダであり続けた。
しかし、この騒動をきっかけに、アメリカ人のカナダ移住者が急増する結果となった――。


🇨🇦「次なるターゲットは?」

失意のトランプ大統領は、トランクに向かって言った。

「……おい、次はどこを狙う?」

トランクが慎重に答える。

「……メキシコ湾をアメリカ湾にする計画がありますが……。」

「よし、それだ!行くぞ!」

次回――「第7章:メキシコ湾をアメリカ湾に!」へ続く!

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