ギターを始める上で最低限やるべきこと その1 ネックの調整編

こんにちは。昨日はギターをいじるのに最低限必要な工具の話をした。今回は実際にどうやって調整するかを記していく。こちらの関してはエレキギター、エレキベースともに同じ調整方法となるので参考にしてみて欲しい。

調整をするタイミング

1.ギターを購入した時
2.弦を張り替えた時
3.久しぶりに弾く時
4.何か弾きづらいと感じた時

詳しい話はこんがらがってしまうので割愛させていただくが、日本の気候や湿気。弦の張力が長時間張られ続けることによってネックやボディに影響して調整が狂ってしまう。その時のためにこまめに調整をしていくのが好ましい。

まず調整方法に関してどこから順に調整していくのかわからないと、せっかく時間かけて調整したのに全然治らない、もっと悪くなるということにもなりかねない。なのでここでは調整をする順番ごとに記事にして書いていく。一番最初にやることとしてネックの反り調整を説明する

ネックの調整

まず一番初めにやらなければいけないのはネックの調整になる。大まかに二通りのパターンの反り方がある。

「順反り」
ネックが弦の張力に引っ張られて弓形に曲がる状態である一般的にこの状態になっていることが多い。弦高が高くなり弾きづらくなる。

「逆反り」
順反りとは逆方向の曲がり方をする反り方。状態がひどくなるとローフレット付近で音が詰まって楽器としての役割が果たせなくなる。

これらをどうやって確認するかと言われるとやり方は様々だが一番楽なやり方を説明する

まずは弦が張られてる状態で、左手1フレットとを右手小指でネックのジョイント部分に近いフレットを抑える、その状態のまま右手親指で12フレット付近を抑えてみる。

12フレットを抑えた時に弦が上下に動いてると「順反り」動かないと「逆反り」になります。

これでネックの反りに関しては軽く分かったと思う。なのでこれをどう直すのか記す。

ネックの反りを直すにはネックの中に仕込まれているトラスロッドを回すことによって治せます。
回す部分はロッドのエンド部分に六角レンチ又はマイナスドライバーで回します。

埋め込み方はメーカーによって違いますが、ここだけを間違えなければ大丈夫。

・順反りの場合は時計回り
・逆反りの場合は反時計回りで回したあとネック中央部を少し押し込んでいく
・最終的な仕上がりは「わずかに順反り」を目指す

こうすることでネックの反りを直せる。
一つ注意点としてはロッドを回す時に無闇に多く回してはいけない。大体45度位回したら一度止めて反りを見る。それでもまだ反ってると思ったらまた回すというように慎重に調整することを心がけてほしい。

ネックの反り一つでも演奏性にかかわる大きな調整なのでしっかりと決めていただきたい。
次回は弦高調整の話をする。

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