そのマイク、向きはそれで良いのでしょうか?(通称〝ガイコツマイク〟)
テレビ画面にちらっと映った映像を見て、またか、と思った。
それは MISAMO の "NEW LOOK" の MV だった。
MISAMO って何?
ま、いいけど。
マイクからケーブルが出ていない。今時ワイヤレスが当たり前なのかもしれないが、レトロの演出ならケーブルを繋がないとな、って思う。というか、問題はそこじゃないのだ。
ま、単なるカッコつけの演出に過ぎないものと思う。だから、ごちゃごちゃいうのは違うのかもしれない。多くの日本人にとってはどうでも良いことなのだろう。でも、あえて言おう。
そのマイク、その向きでいいんですか!?
疑問形だ。ちょっと弱気になっている年の瀬。
ガイコツマイクと呼ばれるマイクの代表的な製品
SHURE の 55SH II。これで良かったかな?
「選ばれる理由」というところをクリックすると、基本的な使い方の写真が出てくる。
また、どこかの誰かが特性の詳細をアップしている。
https://www.elektroakustika.cz/images/shure/Shure55SHIISpecSheet.pdf
55SH が単一指向性であることはわかったが、特性のグラフがどの方向の感度を測定したものかがよくわからない。
そっちの人たちには常識なのだろうけど、素人にはわからん。
おかしな使い方をしているシーンで記憶にある最も古いものは、ピチカートファイブのMVだった。
これこれ。
このマイク、向きはそうじゃないだろ、って思った。
そして、ピチカートファイブが嫌いになった。
最近は、コスプレで使われるんだな。
レプリカを発見。
どんなコスプレ?
それは置いといて、正しい使い方は、こちら。
と思ったが、適当な説明が見つからなかったので、次の動画を、、、
外国の言葉を話しているようで、何を言っているかわからない。
マイクの上部に向かって喋っている場面は、特性の違いを示しているものと思われる。
twiny sound と言っているような気がするが、知らない単語だし、辞書で調べてもどういうことを表現しているのか、見当がつかん。
ただ、普通のマイクとの比較では、明らかな差が聞き取れた。
普通のマイクはデッドだった。響かない。
SH55 は、響く。
音響のことはよく知らないが、エコーがかかったような感じだ。このマイクを使ったら、歌が上手くなるに違いない。いや、うまく聞こえるだろう。
さて、問題の MV だが、わざとマイクのトップで声を拾うことで音質の変化を狙った、なんてことはあるのだろうか。つまり意図したものだったと?
しかし、音を拾う必要のないマイクだろう?イレギュラーな使い方をして格好つけたとしても、そこには違和感しかないものと思われる。
巷ではなんと言っているだろうか。
「人に向けるのよー」の人って、マイクを使う人間の立場で解釈したら、普通は、聴衆を指すだろう。
スイッチがついている面を自分に向けるのよー、というべきかと。
ま、問題のマイクを使用しているシーンの描写の話だと思うので、この場合の人とは、主に歌を歌っている人のことだろう。
スイッチがついているが、スイッチはマイクを使う人が自分で操作するわけで、自分の方、つまり使う人の方にスイッチが来ていないといけない。
おかしな向きでセッティングするのは、あるあるなのか。
よく見かけるほどよくあるのか?
おかしな曲げ方で写真を撮るやつ
実際、こっちにも45°曲げられるように設計されているのだが、だからと言って、普通じゃない方に目一杯曲げた写真を、、、、、
何を考えているのか?
MV 撮影の時だけガイコツマイク、
ま、この動画はおまけ。
まとめ
ガイコツマイクの上の方に口を近づけて歌っている人達、果たして本来の使い方を知っていながらわざとやっている変態なのか、それとも無知なだけなのか。
機会があったら、意図的かどうかを説明してもらえたらと思う。
t.koba