シダクロスズメバチの巣から出てくるハチの顔を確認する、再撮
シダクロスズメバチの頭盾の特徴を確認し、クロスズメバチとの見分け方を考察する話です。
前回の動画が汚かったので、静止画で撮り直しました。でも、まだ汚い。
前回の撮影から二週間あまり経ちました。巣を出入りするハチの数が前よりも多いようです。働き蜂の数が増えたのかもしれません。
巣穴はこんな感じです。地面にぽっかりと丸く穴が空いています。直径3センチくらいでしょうか。穴は2つあるようです。穴の周囲は、蜂が刈り取ったのでしょうか、草がありません。巣穴の上に掛かる枝も、齧って取り除いたのでしょうか。
よく見ると穴の底が見えます。平に固められているようです。穴の底に降りたハチは、左の方に歩いて行きます。左手の地中に巣の本体が作られているのでしょうか。
何匹も撮影した中に、これはと思うハチがいましたが、微妙な感じです。
写真のハチは、シダクロスズメバチの巣から出てきた個体なのでシダクロスズメバチと考えています。頭盾の左右の白い模様を見ると、口のあたりでつながっています。つまり、模様がクロスズメバチに似ています。
結論
頭盾の模様だけを見てクロスズメバチかシダクロスズメバチかを言い当てることはできない
頭盾の白い模様が左右に分かれている個体は、シダクロスズメバチと言って良いかもしれません。しかし、逆は言えないと思います。つまり、白い模様がぐるっと繋がっているハチが 100% クロスズメバチかというと、稀に、シダクロスズメバチのこともあるということです。
補足
巣を出入りするとき、ハチは巣の付近では大体決まったルートを飛行していました。飛行機が滑走路に対して真っ直ぐに離着陸するような感じです。
この写真の左手の方向を飛行ルートにしていました。ハチは、巣穴の近くの飛行ルートに邪魔なものがあると排除するものと思います。写真にピンクの矢印で示した枯れ枝は、先端の形が自然に折れたようには見えません。ハチが齧って邪魔な部分を取り除いたものではないかと思っています。
ハチは飛行ルートにある邪魔物を排除しようとするもの。その考えが正しければ、人間も同様に排除の対象とみなされるかもしれません。「なんだ、この邪魔なものは」と、体にまとわりつくように飛び、その後、毒針で刺してくるのか、齧って削ろうとするのかはわかりません。ま、結局のところ、私には、わからないのです。
撮影ポジションは、当然、飛行ルートからの距離を確保したところです。とはいいつつ正直言って2メートルもあったかどうか。
ハチの数は前回よりも多かったとはいえ、まだこちらを警戒する様子はありませんでした。チラッとでもこちらを見るような様子があったら急いで退却するつもりで、巣穴が覗ける場所に立って手持ちで撮影したのでした。
参考
これ↓、すごい話だなと思いました。
t.koba
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