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いもむしというものは脱皮して大きくなるわけだけど、脱皮から次の脱皮までの間、大きくなり続けるのだということを知った。今さら、、、

去年の6月、キアゲハの幼虫を観察していたときのこと

キアゲハの5齢幼虫

同じ5齢幼虫でも大きさが全然違うことに気づいた。
写真の2個体は、カメラからほぼ同じ距離にいる。
何かの間違いでは?と思いつつ、今の今までモヤモヤと頭の中で燻っていたのだった。

ここに来てやっと調べる気になった。

自分は、蝶の幼虫は脱皮した直後に大きくなると思っていたのだが、それは勘違いだった。

エビやカニの殻は固いので、脱皮直後の殻が柔らかいうちに大きくなるのだろう。脱皮したカニは身がスカスカらしい。まず殻だけが大きくなるのだろう。中身はそれからと言うことか。
一方、イモムシは柔らかい皮を持っている。もしかしたら皮膚(体の外側を覆っているやつ)が伸縮性のある素材でできているのだろうか。皮がどうやって伸びるのかはわからないが、脱皮から脱皮までの間、大きくなり続けるようなのだ。

皮は硬いのだと言う人がいる。

硬くて伸びないと言っている。伸びるとか伸びないとかはわからないけど、硬いって言うのは嘘でしょ。

次のも似たようなことを述べている。

静岡の学習塾か。
小学校の授業でもそう教えているのではあるまいな。

次の記事に終齢幼虫の大きさの変化が書かれていた。

終齢幼虫の大きさの変化を抜き出す
17日目 31mm
18日目 37mm
19日目 データなし
20日目 50mm

上の観察では、2齢を飛ばしてしまったようだ。

これを見ると、脱皮してから毎日6mmずつ大きくなっている。

自分はデータを取らないでしまったが、この成長速度は、自分が見たのと似ていると思った。

つまり、イモムシというものは、脱皮後から次の脱皮までむしゃむしゃ食べて大きくなり続けるのだ。そして、着ているものがパッツンパッツンになった時にもうダメってなって脱ぐのだと思う。ホルモンがどうのと言っているのを見た気がする。
幼虫は、古い服を脱いだときは、その前とほぼ同じ大きさである。体が大きくなってもしばらくの間新しい服を用意しなくても良いように大きめのダブダブの服を着ているか、伸縮性のある服を着ているのだろう。

人間の子供の成長期において、成長を見越して大きめの服や靴を用意するのと似ているではないか。

キアゲハの幼虫

↓これこれ、こういうのが欲しかった、

5齢幼虫の大きさの差よ!

こういうやつ↑を教科書に載せてくれ。

↓こういうのが誤解を招いている

https://www.seto.kyoto-u.ac.jp/shirahama_aqua/wp-content/uploads/2023/03/dappi-de-seityou.pdf

昆虫やエビなどが脱皮することは、、、、

とか

これを繰り返していくことで節足動物は成長していきます

イモムシの存在をすっかり忘れてしまっているのだろう。

ましかし、これを読んだら甲殻類の脱皮のメカニズムがわかった。



節足動物は、すべて「外骨格」と呼ばれる固い覆いによって体を支え

またいもむしの存在を忘れている。
それともいもむしは節足動物ではないとでも?

この日経の記事は、会員のみ全文を読むことができるやつなので、読まない。


記事本文が読めないので、誰かが無断転載したかもしれないブログを参照

より大きな服を作りながら成長し、途中で脱ぎ替えているんだ

固く丈夫にできている

より大きな服を作るのは、いつ?丈夫かもしれないけど、固いと言うのはおかしい。
そう聞いて納得しているやつ。何も疑問を感じないのか。

なぜチョウはあおむしになる?

あおむしのときは、皮もやわらかくて、食べた分だけ大きくなり、きゅうくつになれば、脱皮できます。

それが真実だろうな。

キアゲハの幼虫

昆虫は大きくなるために脱皮するけど、いもむしの場合は、実は脱皮から脱皮の間に大きくなるのだ。

t.koba


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