![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102355673/rectangle_large_type_2_cb257fe42b2a2a7ebdb3ce3474fa5d06.png?width=1200)
写真を消してしまった、どうする???PhotoRec で無事復元?2023年版
また消してしまった。その日撮影した中で最も消したくない写真。
コンピューターからはもう消えている。SDカードの写真は残っているだろうか。
前にやったときは、どうやって復元した?
自分が書いた記事を読みながら復元を進める。
photorec をインストールする
photorec を、ダウンロードしてインストール。
ダウンロードしたファイル:testdisk-7.2-WIP.mac_intel_x86_64.tar.bz2
ダブルクリックして解凍:testdisk-7.2-WIP フォルダー
ダウンロードしたファイルには、photorec 以外に testdisk などが含まれている。
photorec は Unix実行ファイル。ダブルクリックしても使えない。
ターミナルが起動して、次のようなメッセージが表示される。
No hard disk found
You need to be root to use PhotoRec.
photorec を起動する
ターミナルを起動する。
そして、次のように入力して、エンターを押せば良い。
sudo /Users/<User Name>/Downloads/testdisk-7.2-WIP/photorec
実行ファイルの場所は、photorec の「情報を見る」で、コピーすれば楽。
と思ったが、それがない。前と環境が違うせいか、できない。
やり方をネットで調べた。
ファインダーのメニューで、表示>パスバーを表示。ウインドウ下にパスが表示されるので、マウス右クリックで、パス名をコピー。
できた。これで、photorec が起動。
セキュリティーの警告を受ける。
システム環境設定を開き、セキュリティーとプライバシー>一般
ダウンロードしたアプリケーションの実行を許可する。
ターミナルに戻り、再度
sudo /Users/<User name>/Downloads/testdisk-7.2-WIP/photorec
手順が正しいか知らないが、、、
パスワードを聞いてきた。Mac のパスワードを入力。
復元対象の SDカードを選択。同じカードに対して、2つが表示されているので、r が付いた方を選ぶ。
このとき、SDカードを含めて外部ディスクが3つ。それに対して6つの Disk が表示されている。
SDカードについては、
Disk \dev\disk4 - 128 GB / 119 GiB (RO)
Disk \dev\rdisk4 - 128 GB / 119 GiB (RO)
とあるので、rdisk4 を選択。
Proceed が白抜き、つまり選択されていることを確認してエンター。
> 1 * HPFS - NTFS ..........................
今回は、拡張子を指定して、Searchするファイルを絞る。
一番下、
>[ Search ] [Options ] [File Opt] [ Quit ]
[File Opt] を選択してエンター。
デフォルトで全て選択されているので、s + Enter で全て解除。
[ ] orf Olympus Raw Format pictures
の行までスクロール。
X を押す。
b で設定保存。
>[ Quit ] でエンター。
< キーを2回押して、[ Search ] を選択して、エンター。
>[ Other ] FAT/NTFS/HFS+/ReiserFS/...
の行を選択。エンター。
もしも全ての領域を解析したいなら選択しろという。
ここは [ Free ] のまま、エンター。
ディレクトリーのリストが表示される。
右端の列、. の行で、キーボードの<キーを押す。1つ上の階層に移動。
もう一度押す。さらに上の階層に移動。
6行位下。Volumes と表示された行を選択して、右矢印キーを押す。
外部ディスクが表示されるので、保存先を選択。エンター。
ここで間違えてSDカードを選ぶと、どうなっても知らない。
Directory に目的のディスクが表示されていることを確認。エンター。
ここでは、リカバリー用に外部ディスクを用意したので、そのディスクのルートディレクトリーに復元。
C when the destination is correct と言うので、c を押す。
orf: nnn recoverd と表示される。
nnn は復元されたファイルの数。
一番下に Stop とある。いつでも止められるってことか。
以前やったときは、止めた場合でも、止めたところから再開できたような気がする。
復元先のディスクを見るとフォルダーが作られている。
recup_dir.1
recup_dir.2
その中に、拡張子 orf のファイルがたくさん。
前回やったとき、フォルダー1個あたり500個 Maxだったと思う。
128GB のカードには、確か 6000コマくらいは記録できたので、カード一杯のデータを復元すると、30個以上のフォルダーができあがる見込み。
しかし、全てを復元するまで待つ必要はない。
復元の途中で保存先ディスクを OM Workspace でブラウズする。
1個目のフォルダーにはない。
2個目にもない。
3個目のフォルダーを見ると、消してしまった写真の日付のものが出てきた。
3月14日の12:22ごろからのやつは復元できた。
問題の写真は、もっと前だった気がする。
3月14日より前が、2月24日のが出てきてしまった。
これはもう、ないということだな。後の撮影で上書きしてしまったのだ。
もしかしたらと、もう1枚のSDカードも確認。
photorec を途中まで戻る。
1個目の写真が、3月10日だ。この時点で、期待できない。3月10日と言えば、SDカードがほぼ一杯になって撮影を終了した日じゃないか。つまり、それ以前の写真は、全部上書きされて消えてしまったということ。
結局、消えた写真は戻ってこなかった。
Windows を立ち上げることなく、Mac で利用することができたのはよかった。
環境は、macOS Big Sur バージョン11.7.3。Intel プロセッサー搭載のmac mini。
また消してしまったことを反省
今のところ、いらない写真を捨てるやりかたで、写真を整理している。
いらない写真に印をつけて(レーティングを設定して)、印が付いた写真をまとめて消している。写真は外部ディスクに置くが、削除するとローカルディスクのゴミ箱に入る。これがローカルの容量を圧迫する。よって、ある程度溜まったところで、ゴミ箱を空にする。ゴミ箱を空にしたらもう取り戻せない。空にした直後なら、何か取り戻す方法があるかもしれないが、面倒くさそうなので諦める。
もっとも、今回消したことに気づいたのは、何日か経ってからだった。ローカルのストレージに残っていることはないと考えるのが妥当と思った。
失敗の原因は、印をつけた写真だけに絞り込まずに、全てを選択してからゴミ箱に移動してしまうこと。
じゃあなぜ印をつけた写真を絞り込むのを忘れるのか。
1つには、連写したファイルをまとめて表示しているときに、全てに印がついていると絞り込んであると勘違いするから。連写したファイルに表示された印は、連写の先頭のファイルのものであって、一連の連写の全てを現してはいないのである。
もう1つは、OM Workspace が時々強制終了することがあるのだが、アプリケーションだけ再起動した後に、強制終了前に絞り込んであるという記憶があって、続きから作業してしまうから。再起動後に、絞り込みの設定が解除されているために、絞り込まないで全てをゴミ箱に移動してしまうのだ。設定が解除される現象は、必ずなのか、たまたまなのかはわからない。
いらない写真をゴミ箱に移動した後で、残すべき写真が残っているかを確認するように習慣づける必要があると思った。
写真を撮りすぎてどんどんストレージを圧迫しているので、本当は良い写真を選んで残すやり方に変えた方が良いのだろう。
しかし、ダメなものはダメと判断できるようになってきたが、良いものだけを残すことは難しい。
t.koba