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Capture NX-D でネガポジ反転

Capture NX-D でネガポジ反転ができたので、ここに手順を書いておきたい。

手順を述べる前に

昨日書いたこと。

漢字で「蘇る」とした方が良かったか。

夜、スマホで note のホーム画面を見ていた。デゴイチの見出し画像は、輪郭がずいぶん白く見えた。

いかにも「焼き込みました」みたいな絵が、昭和テイストで懐かしい。

しかし、やりすぎに思えたので、最初からやり直すことにした。

余談だが、マスクを切って処理すれば、焼き込みに気付かれることなく空を暗くすることはできる。やるなら、電線も消してしまったら良い。

上のリンクと大して変わらないが、念のため、スマホ画面のキャプチャーを貼っておく↓

すまほで_20200522_075502_com.android.chrome


編集しているときは、これくらいメリハリがあった方が蒸気機関車っぽくて良い、なんて思っていた。実際、1280 pix 幅で見ているときは、焼き込んだ跡はここまでは目立たなかった。画像が小さく表示されることで、余計に目立つようになったのだろう。

画像は TIFF ではなく Nikon の Raw フォーマットで保存してあった。

Nikon の Raw データだったら、Capture NX-D で開かないと、、、

で、Capture NX-D って、本当にネガポジできないんだっけ、って思った。まだ考えている。こういうところは諦めが悪いのだ。

そして、Capture NX-D のいじれるところを片っ端からいじってみた。

そうしたら、できてしまった。

モノクロネガ画像処理ワークフロー

ー Capture NX-D での作業 ー 

1.「レベルとトーンカーブ」を表示する。

名称未設定 1

2.タテ軸のスライダー(下図の青色矢印)をドラッグして入れ替える。

上のやつを下に、下のやつを上に移動するということ。

input側反転

結果がこれ↓。白い線が右下がりに変わった。

名称未設定 4

3.横軸のスライダーの間隔を狭くする。

名称未設定 5

明部も暗部もクリップしない程度にする。

名称未設定 6

こんなヒストグラムになった。こんな感じで良いかな。

ー Luminar 4 での作業 ー

4.画像を、Luminar 4 に渡す。

階調を反転した状態で、画像が Luminar 4 に引き継がれた。

・レンズとジオメトリ:パース調整(縦方向 -3、回転 -9)
・ゴミ除去(デジタイズ時のゴミを消去)
・コピー&スタンプ(ゴミの除去で歪んだ電線を修正)
・白黒変換 ー Bに変換(色情報を除去)

_0000_DSC_8602_Bに変換

黒が沈んている。Capture NX-D でトーンカーブを調整した方が良かったのだろう。

ここからは味付け作業になる。脳裏にあるシーンを画面上に再現するのだ。

5.Preset Effect を適用する。

例1.Essentials - Contrast Enhancer 100%

画像7


例2.Essentials - Classic B&W 100%

画像8


例3.Dynamic - Film Noir 100%

画像9


例4.Dynamic - Dynamic Look 90%

画像10


うーん。どれもいい。


終わりに

今回、Photoshop は、Luminar 4 で処理した画像を Jpeg にする段階で使った。 Photoshop を使ったのは、5枚の画像を同じように切り抜きたかったから。

Luminar 4 で切り抜けば良かったのかもしれないが、結局、Photoshop で5枚をレイヤーとして読み込んで、5枚まとめて切り抜き、別々のファイルに書きだした。

さらに、モノクロ化するのにも Photoshop を使った。モノクロ化は、Luminar 4 で出力する直前にやれば良かったのだろう。

今回、Luminar 4 のゴミ取りとコピー&スタンプを使ったが、処理が遅いと感じた。また、ブラシの機能が不足しているとも思った。

とはいえ、ブラシで作業したいわけではない。だから、ブラシを強化するよりも、ブラシがいらなくなる方向での機能強化・性能強化を期待したい。

t.koba

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