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水晶球を浮かべた風景を 3D でも作る

昔撮影した風景に水晶球を浮かべた話の続きで、立体写真を作りました。

球体浮遊立体写真

交差法で見てください。
クリックして拡大すると見やすいサイズになるかも。元画像は、1280 pix 幅です。

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このあたりの画像は 50 mmレンズ、F2.8の設定。球体の右上に自分が立っている場所が写っています。逆像です。しかし、球体の中に写っているのが何かはっきりしないので、矛盾があってもバレないかなと思っています。

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数メートル先に浮かんでいると想定して球体を配置しているのですが、写るはずのない足元(歩道橋)が写り込んでいます。立体感はあっても球体までの正確な距離はつかめないみたいなので、あまり矛盾に気づかれないかと思っています。

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手前の球体をボカしてみました。レンズは、広角 28mm の設定です。遠近感を強調しながらも矛盾に気づかれない程度に、球体の配置をいじってみました。

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間違えてガラス玉で作ってしまいました。ガラス玉のほうがクリアですね。50 mm レンズの設定です。でも、F値は、0.7。にもかかわらず、思ったようにボケません。多分、スケールを間違えていたせいかと。今日、メートルからセンチメートルに変えました。

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こちらが水晶球。ガラスとは屈折率が違います。水晶の場合、複屈折もあるはずですが、考えないことにします。青く色づくのを直したい気がします。ま、今後もこのような遊びをやるかというと分かりません。

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金属球。くっきり反射するので、ごまかしにくいと思いました。前回は、天頂部の不連続箇所が写ってしまい、レンダリング後にレタッチしました。ここで使った背景は、確か全天球画像の段階で、上下の不足分を補完したものだったと思います。それでもまだレタッチの汚さが見えています。

2Dバージョン

昔撮影した風景とは

1999年頃、360°パノラマ写真に挑戦したことがありました。

↑参考。荻窪圭氏、混沌の屋形船。

そうそう QTVR って言うやつでした。今は、プラグインがなくて再生できませんね。

私は、こんなの↓とか

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こんなの↓を作りました。

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対角線魚眼レンズを使ったため、全天球360度ではありません。天頂部と地面がありません。

水晶球の浮かべ方

突然ですが、キーワードは、HDRI とか IBL です。

HDRI: High Dynamic Range Image
IBL: Image Based Lighting

↓そのような画像を無料でダウンロードできるサイトがあります。こういう画像を使います。

※ 放物面鏡のシミュレーションには、ここの画像を使いました。

HDRIヘヴンだと勘違いしていました。ヘイブンでしたね。

360度全天球画像を3DCG の背景に設定します。私は、Blender を使いました。お金がかからないのは助かります。

Blender のマニュアルの関連ページはこちら↓

ここ↑のページに、Environment Texture Node という画像がありますが、Open をクリックしてファイルを開くと、背景として使えるわけです。

※ まだ知らないことが多いので、これ以上説明しないでおきます。

で、あとは球体を配置して、カメラを設定して、レンダリングすれば画像が出来上がります。

最初は宙玉のような写真を作ってみようかと思って始めました。

宙玉についてはこちら↓

ま、それっぽくできるところもありましたが、花にググッと寄って写すといったことはできません。花も空も背景として同じ距離に存在しているのです。

宙玉の模倣として始めましたので、球体の数は最初1個でした。

いくつか作るうちに、自分のは宙玉と違う気がしてきて、数を増やしました。

そして、遠近感が欲しくなり、カメラの設定で、Depth of Field をいじったりしました。

宙玉と同じことはできませんが、面白いと思いました。

以上。
t.koba

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