ドイツ3日目 ハンブルクでのミュージカル観劇とリューベック観光
2023年2月28日
ぐっすり寝たが、やはり身体が本調子ではない。左足の指の皮が切れたような、人生で初めて経験する痛みを伴い目が覚めた
迷ったが、朝ごはんを食べると少し整った感じがしたので近くのリューベックという街に出かけてみる。
ドイツの電車のアプリで乗車券を買おうとすると、不正利用を疑われてクレジットカードが止められてしまった。今回の旅で3回目だ。前の2回は国外のチケット購入だったのでまだ停止されたのも理解できたのだが、今回は10分後に乗車予定の電車の券なのに。
さすがに慣れたもので、カードの管理サイトにアクセスしてすぐに停止解除。
電車に揺られて50分、リューベックに到着した。
途端にかわいらしい街並みが見えてきた。ちょっとだけ頑張ってこの街に来てよかった。次々と現れる建物がどれも愛おしいほどにかわいくて感動。
お昼ご飯はちょっと良さげなドイツ料理のお店に入った。本調子ではないし、アルコールはとりたくないのだが、尋ねられるとついお酒を頼んでしまう。大して飲みたくもないワイン6ユーロ。あぁ。メインは魚料理にしてみたのだけど全く口に合わなかった。一人で良いものを食べたくて入ったお店なのに。お値段22ユーロ(約3200円)ほど。経験してみないとわからないので、入店したことに後悔はないがおいしいものが食べられなくてただただ残念。
有名なマジパンのお店に入ってマジパンを買う。後日食べたら本当においしかった。もっと買っておけばよかった。
その後はしばらく街をブラブラ散策。川沿いの道でみんなゆっくり過ごしている。なんてキラキラした時間だろう。
これまで旅してきたどの街よりも好きだ。いつかヨーロッパに長期で滞在をするならここが良い。毎年1ヶ月くらい、ワーケーションに訪れたい。
途中、体調が悪化して薬を飲む。今日の夜は観劇なのに体力が持つだろうか。こんなに長引くと思わなかったので、持参した薬も残り少ない。
ハンブルクに戻ってからは、ライオンキングを観劇。
港の対岸から専用船がでていると聞いていたが、詳細情報が見当たらない。とりあえず行ってみるとあった!
これに違いないと乗り込んだがまさかのダミー。これは劇場には行かないよと言われる。
開演までロビーでコーヒーを飲んでいたら相席となった親子がルーマニア出身の方々だった。
ルーマニア語を聞くと嬉しくてつい話かけてしまう。
舞台は、全て生歌なのか?安いチケットをとったせいか、席が遠くて歌が響ききらないもどかしさがあった。
ライオンキングは日本で何度も見ていたし、劇団四季のCDも昔聴き込んでいたのでドイツ語でも大丈夫だろうとタカを括っていたが、細かいシーンはよく覚えておらず、やはり言語の壁が少しだけ辛かった。
お客さんは、日本のミュージカルでよくある、曲に合わせて手拍子をすることはなく、じっと観ている。
曲が終わった途端、拍手喝采といった具合だ。カーテンコールは1階の前方のみスタンディングオベーション。上の階の客はカーテンコールの曲もまだ途中なのに帰ろうとしていた。キャストの再登場の期待を込めるような拍手はなく、カーテンコールはあっさり終了。
これが意外だった。安い席で見たということもあるだろうが、ヨーロッパのお客さんはもっと熱狂的に見入るイメージがあったから。
ちなみに私の隣に座った親子はお父さんがあまり舞台に興味なし、1幕が終わって休憩に入った途端「終わった?」と言って子どもに突っ込まれていた。
ミュージカルが盛んなハンブルクだからこそ、大感動を予想していたけれど、こんな演劇体験もある。