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会社四季報の読み方について

 気づけば12月で今年もあとわずかですね。日本株をメインに投資してるゆゆこ的には、日経平均はもちろん持ち株の個別銘柄も今年一年は調子良くて嬉しい限りです。年初に会社四季報で銘柄選定をした甲斐がありました。
 12月18日は会社四季報2024年新春号が発売です。皆さんはもう予約注文しましたか?私は普段、図書館で1シーズン遅れた会社四季報を借りて読んでいるのですが、新春号だけは発売日に購入しています。年末年始はじっくり読む時間が取れるからですね。

 今回は、個別株を選定する上で気にしているところは何かとマシュマロ等でよく聞かれるので、会社四季報を読むうえで、私がどんなところに注目して読んでいるのか少し紹介しようと思います。

 テンバガー銘柄の見つけ方の記事も追加で書きました。お時間あれば見てみてね。

 会社四季報を手に取り、まず最初に見るのは、巻頭にある下のページ↓

【見出し】ランキングで見る業績トレンド

 各銘柄で紹介されている【見出し】の数をランキング形式にしたものです。1位~10位を見ることで日本市場全体の傾向を見てます。プラスな印象のワードが多ければ、日本市場は調子良いと判断してます。また、増配や連続増配が上位にあれば、株主還元をする企業が増えていると見てます。

 次に各銘柄のページへ移ります。基本的に私は新春号に限っては時間があるので、全銘柄のページを読んでます。気になる銘柄には付箋を貼って、二周目で絞り込みます。それ以外のシーズンについては、辞書のような感じになってます。今回は一周目で付箋を貼るために何を見ているのか書きます。

 個別銘柄のページは以下12ブロックで構成されてます。

個別銘柄のページ

 まず最初に見るのは②事業内容。
・特色とセグメントで会社を把握
 次に③業績記事、材料記事。
・業績記事で業績状況をざっくり確認
・材料記事でトピックを確認

 次に④業績数字。
・今期予想と来期予想が増収増益もしくは減収増益か。
上記が当てはまれば選択肢に入り、次へ進みます。選択肢から外れた銘柄は残念ながらサヨナラ。

 次は⑨財務。
・自己資本比率が50%以上あるか(業種によって異なるので例外もある)
・営業キャッシュフローがプラスか
・借金があるか(有利子負債0であれば無借金、現金同等物がプラスか)
 現金と負債のバランスを見て、会社の財務状況を精査します。

 次に⑥配当。
・配当利回りはいくらか
・増配傾向、あるいは減配していないか
 ただし、成長企業、中小型株であれば配当利回りはあまり気にしないです。配当よりもキャピタルゲインを期待。

 最後に⑪チャート、⑫株価指標。
・チャートは上昇傾向か(右肩上がりか)
・PERとPBRの値を確認(高くても割高と決めつけない)
 チャートや株価指標は最初ではなく、最後に見るのがポイントです。割安か割高かのバイアスがかかるのを防ぐためです。

 ここまで読んで問題なければ、付箋を貼ります。
 二周目はさらに詳細に分析をします。
・ROEの確認
・中小型株なら株主情報の確認
・同業他社と比較
・PER x PBR<22.5 グレアムのミックス係数

 長くなりましたが、こんな感じで銘柄選定してます。保有銘柄のうち8割以上の勝率(含み益プラス)がコンスタントに出ているので、しばらくはこの方法を続けていこうと思ってます。
 ではでは〜。
 追伸:お気持ちをいただけたら、次回更新の励みになります。
(*- -)(*_ _)ペコリ

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