![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12839576/rectangle_large_type_2_c2c25946745a33ff363433650043fbec.jpeg?width=1200)
エレメント基礎講座テキスト量り売り1
以下のテキストは今週末に名古屋で開催するエレメント基礎講座の資料である。
この講座は基礎講座、中級講座で再三再四ふれている話を抜き出して濃くしたもので、「資料なくていいかな」と思っていたんですけどやっぱりあった方がいいかな?どうかな?とぐずぐずしていてとうとうブログ告知もできないまま本番を迎えようとしている。
Instagram と Twitter 告知だけで受講申し込みをしてくださったチャレンジャーなみなさま、ありがとうございます。
ルーラーシップだ、ホラリーだとどんどんディープなところへ入っていっていたのに、なぜいまエレメントなのかと疑問を持たれる方もいるだろう。
だってね、エレメントわかってるとわかってないじゃあシナストリーもトランジットもぜんぜん、もうぜんぜん違うのよ、的中率が。
「え、どこがどう違うの?」というあなた、「そんな急に週末名古屋まで来いっていわれても困る」というあなた、そんなあなたにこのエレメント基礎講座の一章と二章を量り売りさせていただきます。あわよくば関心をもって名古屋へいらしていただきたい。
お申込みはこちらから。
なお講座テキストの文体がnoteと違うのは資料のフォントに教科書体を使っているせいです。
私ね、フォントとデザインに文体を支配されちゃう傾向があるの。たぶんみんなもっとはじけた文章期待してると思うんだけど、教科書体で書いてるとおのずと小学校の教科書みたいになっちゃう。
まあ爆笑とか雷に打たれたような気づきとかは講座で味わってください。もうね、絶対に面白い。それは確信がある。
昨日今日占星術に興味をもった方も、四半世紀毎日チャートを読み続けていた方も、ぜったいに目から鱗がぽろぽろ落ちる。かなり楽しめる。
何より、その場おもしろいだけじゃなくて、その後のチャートの読み方が劇的に変わる。
ネイタルもシナストリーもトランジットも何がどうだか具体的にわかるようになる。当たってるんだか、当たってないんだかわからない詩的で抽象的でふんわり曖昧なイマジネーション地獄から解放される。ほんと便利。占星術を学び始めたばかりのころの自分に教えてあげたい。
それではどうぞ。
1.はじめに
こんにちは、ミカミ・ポーラです。講座に興味を持ってくださってありがとうございます。
この講座は私の占星術講座にお見えになった受講生のみなさんからのご質問と、Twitter質問箱に寄せられた千を超えるご質問そして
「どこをどういう風に伝えたら、占星術がめちゃめちゃすっきり単純明快で、小さなことから大きなことまで暮らしの役に立って、何よりすごくおもしろい!飽きない!ということをみんなにわかってもらえるだろうか」
と日夜創意工夫をこらした結果生まれたものです。
占星術を学んでいらっしゃる多くの方はエレメントと聞くと12サインのエレメントを連想すると思います。
3区分と並んで占星術の本のはじめの方にちらっと書かれている火、地、風、水という4区分。あれがエレメントです。
実はこれら4つのエレメントはそれぞれ別の要素でできているのではなく、温度と湿度という二つの軸で構成されています。
エレメントの解説は抽象的で曖昧模糊としていることが多く、書き手によっても違っていますが、この温度と湿度を理解すると個々のエレメントが何を表すのかが、それはもうすっきり!はっきり!よくわかります。
エレメントがわかると(これまた抽象的に説明されがちな)惑星のことも理解できるようになります。
実は月から土星までの7つの惑星にもエレメントがあり、これら7つの惑星は惑星として持つエレメントの力を、位置するサインのエレメントを借りて発揮しています。
また12サインはそれぞれサインとして持つエレメントの力を、ルーラーである惑星が持つエレメントの方向性に沿って発揮し
さらにそれらの詳細はサインに刻まれた惑星の品位、つまりエッセンシャルディグニティによってまるで成分表示のように細かく解説されています。つまりエレメントを制する者は占星術を制すといっても過言ではありません。
エレメントの概念がわかるようになってからかつての自分を振り返ると、エレメントに疎いまま占星術を解釈していたあの頃は、塩と砂糖の違いを知らずに料理をしていたようなものだったと感じるほどです。
個人の気質はもちろん、運勢や相性の解釈の基礎にもなるこのエレメント講座をどうぞ楽しんでください。
2019年7月 ミカミ・ポーラ