タロットの歴史・愚か者のカード心理学的解釈【日本占い師協会】
ユングがつけ加えた心理学的解釈とは「ナグ ハマディー書」とは、ふたを開くとグノーシス主義の古文書でした。一部はエジプト政府からアメリカに売り渡され、その後には、心理学者のユングが買い取ったそうです。
現代に使われるタロットカードには新たな心理学の要素がつけ加えられています。
・愚か者とは、子宮の中の子である
・愚か者とは、人生の旅に出ること
愚か者の解釈には、「人生のスタートや再生」と子宮から生れ出る子供のイメージがプラスされています。カードナンバーが0であることから、生が繰り返されるという意味も含まれるようです。
また、物事が振出しに戻ることや、ポジティブで純粋無垢な気持ちが訪れることも付与されました。しかし、占いでのカードの位置が、正位置か逆位置かで捉え方が違ってくるので注意をしてください。
・逆位置で、集中力に欠ける。注意散漫
・逆位置で、気まぐれな気分になる
何かをスタートさせるときに、あまりにも無防備だとアクシデントが起きる可能性が出ています。もしかしたら、知らない間に不安な出来事を感じ取って集中力が散漫になるかもしれません。
これらのことは集合意識や潜在意識で起きるシグナルだといわれています。
この対策法を占うためには、愚か者のカードの他に、もう一枚カードを展開してもいいでしょう。
まとめ
古代からの長い歴史を経て、今ここに手にしているカードがあることに驚きです。調べれば、調べるほど、一枚のタロットにたくさんの人が関わっていることがわかります。ですので、「愚か者のカード」には、全人類の0の集合意識があらわされるといっても過言ではありません
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