占い師、占い師に診てもらう①
私は11月15日の夜8時ごろ東三国での飲み会を終えて、帰宅途中に占い師を見かけた。最近占い師としてデビューした私は手相人相四柱推命を行っていたため、手相人相と立札があったベテラン占い師さんを見て、すぐに手を差し出した。
手相について、なにも質問しなかったがつらつらと解説してくださる。
結構あたっていて面白かった。九星気学もされているようで来年は八方ふさがりで上だけは空いているので、上の人を頼ると道は開けると言ってくださった。
占いは10分弱で終わり、私は占い師として活動していることを打ち明け、いろいろとこんなお客さんはいないかなど質問に答えていただいた。
なぜか奈良県にある寝食を共にするスタイルの某宗教団体の話になり、その方はそこの宗教団体の方であることが分かった。私は大学時代にその宗教の方とバイト先が同じでとても素晴らしい人格者であったため、その宗教に対して良い印象を持っていた。占い師さんは大分の出身で4兄弟の末っ子で
父が霊感があり、いろいろな方をサポートしに全国を飛び回っていた。兄、姉も霊感があったが、本人にはなく19歳から40年占いで生計を立てている。
修業で面倒を見る方と何日も寝食を共にしていく中で、考え方や習慣を改善させていくのが目的ではあるが、途中で逃げ出すもの、事情があり戻らなくてはならなくなるもの等いろいろな人がいた。
自分自身の考え方や習慣を変えることは難しいが、人を変えることはさらに難しい。人に対して無償の施しをしても自分に返ってこない、運気が良くならない人は、自分の前世の行いがまだ精算されていない、今生きていて平地に立っていると思い込んでいるが実は目の前に大きな穴があり、そこを埋めなければ、良いことをしても積みあがっていかないとのことでした。
さらに、良いことを行ったり、いやなことが起きた際に、穴は埋まっているが、そのことに文句を言ったりすると、その埋めた土を自分でまた外に出していると同じことであるという旨の話もありました。
自分の穴を知ろうとしない人がほとんどで、知るためには、自分の先祖がどのような人生を送ったかを調べることで理解できることがあるそうです。
曾祖父母の代は自分の生まれ変わりであるケースもあり、ダイレクトに今の人生で過去世の精算をしているという可能性もあるとのことでした。
私はそのような話が好きなので、1時間半路上に突っ立ったまま話を聞いておりましたが、いったいいつ終わるのか、値段はいくらだ?と気になってまいりました。
名刺サイズの自作の紙に名前と住所、奥さんの名前が書いたものを渡していただき、いつでも連絡ください。2000円になりますと言われ、お支払いしました。
かなり良いお話を聞かせていただいたので、お支払いするのはやぶさかではありませんでしたが、やはり時間とお金が分からないのは顧客の立場になると不安になるなあと思い、自分が占いをする際には最初に確認するようにしようと思いました。これはFPとしての営業でも通じる部分かと思います。
家に帰ると妻が荒れておりまして、家事をやっている、大掃除を手伝わないなど言い合いになってしまいました。私は比較的仕事の時間を自由にできるので、家事をやっていると自負していましたが、妻に罵られて、文句を言ってしまいました。
さきほど穴を埋めていく話を聞いたばかりだったので、なかなか修行の道は長そうだと感じた1日でありました。