見出し画像

読書⑳ブレイクスルー思考: 人生変革のための現状突破法

『ブレイクスルー思考』を読んで世界観が変わった!衝撃の思考法とは?

冒頭から意表を突かれる!この本はただの自己啓発書ではない

「ブレイクスルー思考」――タイトルだけを見ると、よくある自己啓発書のように思えました。著者は福島大学の助教授であり、学術的な理論が展開されるお堅い本かと思っていたのです。しかし、読み始めた途端、その予想は大きく裏切られました。
なんと、冒頭はイギリスの郊外で、初対面の日本人男性同士が抱き合うという衝撃的なエピソードから始まります。「これは面白そうだ」と直感し、一気に引き込まれました。

予想外のユーモアと深い洞察が満載

本書には、思わず「なるほど!」とうなずいてしまうようなエピソードが散りばめられています。たとえば、昭和天皇が「なぜ人は寝なければならないのか」と尋ねた際、「国民のなかには布団屋もおりますので」と答えたというエピソード。シンプルでありながら、視点を変えることの大切さを示唆しているように思えます。
また、第一章では「ブレイクスルー思考とは何か?」という問いが繰り返されます。離婚、過労死、受験失敗、病気、嫌な仕事……。人生のどん底とも言える状況をどう捉えるかが問われ、プラス思考とマイナス思考の違いが明確に示されます。何度も「ブレイクスルー思考とは?」と問いかけられることで、読者も自然と考えさせられる仕掛けになっています。

11の発想法と「ソウルメイト理論」

第二章では、実践的な「11の発想法」が紹介されます。その中でも特に印象的だったのが、「結婚の3パターン」に関する話です。

  1. 必ず出会い、一緒に生活すると決めてある場合

  2. 必ず出会うが、一緒に生活するかどうかはお互いの言動次第

  3. お互いの言動によって、出会うかどうかが決まる場合

この分類を読んで、私は妻とのエピソードを思い出しました。彼女は初めて私に会ったとき、「懐かしい感じがした」と言っていました。「まったく好みのタイプではなかったけれど、結婚する相手は丸い感じだと思っていた」とも。まさに①のパターンだったのかもしれません。
そして、この理論を妻に話したところ、それ以来、彼女はより遠慮なく私に物事を頼むようになりました(笑)。

どんな試練も無駄にはならない

第三章では、第一章で提起された問いに対する「ブレイクスルー思考の解答」が用意されています。本書の根底にあるのは、「どんな状況でも成長のための試練である」という考え方です。私自身、この本に出会う前からなんとなくそのことに気づいていたものの、本書を読むことで改めてその確信を深めました。
また、著者の飯田史彦さんが「就職できなくて大学教授になった」というエピソードには、妙に親近感を覚えました。成功は計画通りに訪れるものではなく、時には予期せぬ形でやってくるものなのだと感じます。

何度も読み返したくなる一冊

後半には読者の体験談や感動的な霊的エピソードが多数収録されており、読み応えは抜群。しっかりとした文章量(373ページ)もあり、読み終えるのには時間がかかりましたが、その価値は十分にありました。
この本は、まさに「繰り返し読む価値のある本」です。読むたびに新たな気づきが得られ、人生を前向きにするヒントが満載の一冊でした。
🔹 こんな人におすすめ!

  • 逆境を乗り越えるヒントが欲しい人

  • 物事の捉え方を変えたい人

  • 深い哲学やユーモアのある本が好きな人

ぜひ、読んでみてください!



https://amzn.to/40ldv2O

いいなと思ったら応援しよう!