20~30代の恋愛がうまくいかない理由を占ってみた
もっと年齢が上の方からの相談が来ることも多いですが、やっぱり20~30代の方の相談は恋愛相談が多いです。体感6割でしょうか。それ以外となると今度は仕事や人間関係、家族との折り合いについてという感じになってきます。
「恋愛について困ってる人ってだいたい何か共通点を感じるんだよねぇ~、この世代の特徴なのかしら」
と思ったので、ざっくり平均的な、『恋愛の何がこの世代を悩ませるのか』を占ってみることにしました。タロットを引くと、なんと……!
この世代、もしかしなくても親や環境が……?
毒親とかそういうことで片付けるつもりはありませんのでご安心ください。しかし、この結果を聞いて納得する人も多いはず。
この世代は幼いながら『すべてを失った経験』をして傷付いた方が多いのではないでしょうか。お金・居場所など、自分が持っているはずだった、もしくは親がもっていたはずだったものを失っている世代。確かに子供のころにバブル崩壊~氷河期へを経験しているため、喪失感を味わっていると思うのです。「物質は無くなってしまう」「確かなものではない」という感覚があるのではないでしょうか。裏付けるようにこの世代は、景気が回復しないというのもあるでしょうけれど、そこまでモノに拘る傾向がある人は少ないように思います。例えば「あの人超リッチで、外車も高い腕時計もいっぱい持ってて、宝石とか買ってくれるの!」という触れ込みに対して「へぇ、すごいね」とは思えど心底羨ましいとは思わないのではないでしょうか。
この世代が高いものを買わない・欲しがらないのは、お金や物質がいつ価値を無くすかわからないという不安感の上にあるのではないでしょうか。
確かなものがわからない
今もこの世代の欲しいもの・大切なものというのは壊されることが多いようです。そういえばなんだか規制されたりとか多いですね……。いろんなものがどんどん狭まっていくのを、大人になってからも経験しているのです。
どうしたらいいのか進む方向も定まらず、自分が生きていくのに必死で、相手を見るということもままならないのでしょう。トラブルやハプニングも多く、目上からは怒られるという、泣きっ面に蜂のような状態。恋愛は相手ありきですが自分も大事です。生きるのに必死で自分がどんな人間か、どんなことを人生に望むのかわからないまま、誰かの真似のように恋愛をしようとしている。
未だに心の傷が癒せていないですし、ある種子供のままなのです。しかし、やっぱり一人は寂しいので、誰かを本当は求めている。そんな人が多いです。
恋愛のごたごたをとりあえず避けるために
この世代の陥りやすい泥沼の入り口は、何と言ってもお金の貸し借り・援助を受ける&するです。この世代は、お金や物の価値とそれが失われることによる痛みを理解しているのです。ですから、失った人に対して優しくなってしまう傾向があります。同情的なのです。
ただし、お金や物の価値について理解していても、その扱い方は上手ではありません。だってもともと手元にありませんから、それを扱ったという経験が薄いのです。
想像してみてください。今までお金を扱ったことのない人が、借り物とはいえお金を手にしました。いつ返してもいいよと言われています。賢明な人なら返すことについてを見据えるでしょう。しかし「借りればなんとかなる……今までより楽にお金が手に入る。どうせお金は無くなるものだし、自分が使ってしまっても問題ないんだ」という悪魔のささやきに負ける人もいるはずです。貸したほうも借りたほうも傷つく未来が見えましたね。
またこの世代は繊細な心に傷を負っているのが前提の場合が多いので、心配性です。自分が心配したことをよく当ててしまう才能を持っています。心配すると自分が負った傷の上に更に傷を負いたくないがために、短気を起こしてしまう人もいます。
心配するな……と言えれば楽ですが、この世代にそれは無理です。
じゃあどうしたらいいの?
傷を受け止め、自分自身を理解することが必要でしょう。そのうえで、やらなくてはいけないことは、自分自身を愛すること。人によっては産まれたころまでさかのぼって、自分が素直に自分を受け入れていたころを思い出す必要がある人もいるかもしれません。
大変な作業です。しかし、これが重要なのです。自分を正しく愛せないままだと、自分主体の価値観が育ちません。そうなると、誰かの影響をそのまま鵜呑みにしたような人生観しか持てなくなります。そうなると、譲ってはいけないところで「少し嫌だけどこんなもんなのかな」とか思ってしまったり、「この人は私がダメな奴なのにわかってくれているんだ、一緒にいてくれるのがありがたいことなんだ。殴られても私がダメな奴だから当たり前なんだ」とか考えるようになってしまうのです。
そうなると、その先は悲惨なのです。しかし、本来この世代は自分自身と向き合うことが本当は得意なはず。やり方が身についていない・委縮してしまっているだけで、本来その力を持っているのです。
この世代には、物事を冷静に・合理的に見るという能力が高く備わっている人が多いです。それがうまくできない人は、自分が追った過去の傷に怯えている人がほとんどです。傷を癒し、過去の出来事を乗り越えれば、おのずと自分自身というものを掴みなおすことができるでしょう。
長くなるので、今日はこの辺にします。明日は更に詳しく、幸せな恋愛を掴むために必要なことや、最終的な幸せについて占った結果を書いていこうと思います。