象徴言語と概念言語
私たち人間は言葉を用いることが出来ます。そこが他の動物との大きな違いです。最初はある物を指し示すためのラベルや指示代名詞としての音としてのコトバであったものが、徐々に意味を持つことにより、概念を作り出し、文化を作り出しました。
そして、概念が作りだした文化と、いかに折り合いをつけていくかが人間生活を営む上での鍵となります。
人間以外の動物には文化、つまりルールがないため、本能に忠実に生きても罰せられることはありません。
しかし、人間が生きる上で本能に忠実に生きてしまうと必ずルールを破ることになり、罰せられることになります。
そこで、フロイトはイド・と自我と超自我とのバランスを大切にする理論を打ち出しました。
現代では超自我を強く求められるようになり、必然的に概念という文化に縛られることが求められるようになりました。適応障害がそれです。
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