「子の監護に関する陳述書」を全力で書いたら18Pの大作になってしまった
前回の1回目の調停で渡された「子の監護に関する陳述書」という、ここぞとばかりに『私!アイツより子の監護に適してます!』と主張できる書類を、普段、自己主張0%の私がゲージ振り切り120%で作成したら18ページの超大作が出来上がってしまいました。
やる気出すぎ。
1回目の調停の話はこちら。
この書類には
・職歴&生活歴(離婚~現在までのアバウトな年表という感じ)
・現在の就労状況
・住居の状況
・経済状況
・資産等の状況
・同居者とその状況
・心身の状況と平均的な1日のスケジュール
・監護者となった場合の養育方針
・予定している監護環境と監護態勢
・子を引き取る場合の生活状況の変更の有無(引越しや転職など)
・子を引き取る場合、同居しない親子との面会交流についての考え
・これまでの面会交流の実情
・現在の監護状況について心配される点、意見
・子の状況(子供の人数分)
→出生時から現在までの監護状況
→心身の状況(身長・体重・健康状態)
→性格や現在興味を持っていること
→面会交流時の様子
→父母の紛争に対する子の認識
→その他、子について参考となる事項
などなど。
途方もない数の質問が6ページに渡って並べられています。前回も書きましたが、これは家裁によって微妙に質問事項は変わってくると思うので、上記は参考までに。
要は、親権者を定める家裁の裁判官に『ぬしは子を引き取る用意があるのじゃな?その覚悟はあるのじゃな?』と問われているのです。
なぜ6ページの書類が3倍の18ページに?
その答えは簡単です。
この書類、質問に対する回答欄が小さすぎるんです!!!
頑張って細かい字で書けば6行くらいいけそうなんですが、なんせ書類をお読みになる相手は定年退職を迎えた65歳オーバーの老眼鏡必須の方々。
読む前から読む気を失くす回答は避けたいのです。
仕事だから頑張って読むんでしょうけど、字の汚い私としては読みにくさ満点の書類を渡すのは何とも気が引けます。しかも細かく書くと字が潰れるし。
なので、奥の手『別紙参照』でワード出力の別紙を添付!添付!添付!!!
質問に対して毎回『別紙参照』ではなく、ここはしっかり伝えておきたい!という質問にだけ使える『別紙参照』。
そしたら3倍の18ページになっちゃったんですね~。家裁側もドン引いたんじゃなかろうか。
ちなみに給与明細とかの参考資料付けると22ページくらいになります。これでも2in1印刷とかして減らしたんですよ。だから何だって話ですが。
どの質問に重点を置くか?
こんな話、今まさに「子の監護に関する陳述書」を書こうとしてる人以外には何の役にも立ちませんが(今更)、もしかしたらピンポイントで気になってる人が居たら参考になるかも。
私の場合は、非監護者用(子と同居していない親用)です。これから親権取り返すわよー!と意気込む方です。
なので
・経済状況
・監護者となった場合の養育方針
・予定している監護環境と監護態勢
・これまでの面会交流の実情
・現在の監護状況について心配される点、意見
・子の状況
→性格や現在興味を持っていること
→面会交流時の様子
→父母の紛争に対する子の認識
→その他、子について参考となる事項
この10項目に力を注ぐことになります。
・経済状況は、パートナーの扶養になっている私でも正式に籍を入れていないため、私個人の収入がちゃんとあって子育てが出来るかを見られます。
・監護者となった場合の養育方針とは、『私が養育するようになったら、こういった環境をつくり、子供たちがこういう風に生活ができるよう努めます』というような、今現在の子供たちが置かれている環境よりも、より良い環境で監護しますよ!という意気込みを家裁側に伝えられます。
・予定している監護環境と監護態勢は、ひとり親の場合は近くに育児を助けてくれる身内が居るか?新たな配偶者やパートナーがいる場合は、子供たちとどういう風に関わるか?など詳しく聞きたがります。
私の場合、家裁側はパートナーと子供たちとの関係性をより詳しく知りたいとご要望だったので、奥の手『別紙参照』でこれまでのパートナーと息子’sとの思い出を事細かに伝えました。
・現在の監護状況について心配される点、意見。ココです!ココ!今現在の親権者が子供の監護・福祉に相応しくない!と、相手方をこけ下す(言い方)ことが出来る項目です。
根拠のない文句はただのヒステリーと思われてしまいますが、理路整然と一般常識レベルで考えて『これは親として保護者として、あり得ないと思う』というような、これまで集めてきた相手方の粗暴を書き連ね、家裁側に相手方の隠れた人間性を伝える唯一の項目になります。(悪魔か)
・子の状況は、如何に『非監護者(同居していない親)ですが、これだけ子供たちとは心が繋がってます。子供たちのことは離れていても詳しいです。それだけ連絡を取り合い、関わっていますし、面会時の様子の変化もしっかり見ています!』と、離れていても親なんです!アピールをするところです。
私の場合、今回は息子’sの強い要望で親権者変更に乗り出しているので、その点も踏まえて『今同居している親権者よりも、私のほうが子供たちに詳しいし、頼りにされている』というのをアピールしました。
そして最後、【その他、子について参考となる事項】で、前回の調停で知ることになった『この一連のことは息子’sの反抗期でしょ。大げさな・・・』と言い出した、相手方の地の底まで低い認識レベルと現状を家裁側に詳しく知ってもらうため、浮気調査報告書よろしく(見た事ないけど)息子’sとのLINEのやり取りや、時系列での状況・息子’sの気持ちの移り変わりの説明など、知る限りのものはすべてまとめて提出しました。
これが7ページくらい(LINEの画像が多いので)。超大作になった原因ともいえる・・・。
以上の項目が、『私のほうが親権者に向いてます!なのでどうか私に親権を変更してください!』と熱くアピールできるところです。
テキトーにペペっと書いても悪くはないと思いますが、前回の調停で『いや、息子’sの反抗期でしょ』とか言い出した相手方に、こんなに息子’sはショックを受けて苦しい思いしてるのをオマエは知らんのか!と、怒りが収まらず、この認識の雲泥の差を見せつけるように作成しました。
でも嘘偽りは書いてません。
誠心誠意、これ以上ないほどクソ真面目に家裁側に知ってほしいことを切に伝えただけです。
あとは2回目の調停を待つだけ!
この書類は、2回目の調停が行われる前に家裁へ郵送し、調査官や調停員に読んでもらったうえで調停での質問や、相手方とどちらが親権者に相応しいかを判断する材料にされます。
ある程度『これ聞かれるかな?』と予想できるものは、限られた調停の時間を有意義に使うためにも、予めこの書類にぶっこんで書いたほうが良いと思います。
自分ではこの点が気になってるんだけど・・・それを質問してる項目はないからいっか~、ってなると調停で意外と根掘り葉掘り聞かれて時間がなくなったり、相手方から調停員を通して突っ込まれたりして、なかなか話が進まない・・・なんて事も起きたりします。
調停では、調停員や調査官がふと気になったことや、相手方が気になっている事を聞いてくる時間なので、書類の不備(情報不足というか)で限られた時間を無駄にはしたくないですよね。
この書類を作り終えたあとの私は・・・もう性も根も尽き果てたって感じでした。笑
自己主張0%の人間が『これを知って!この子達のことを分かって!』ってことをしっかり伝えようと思うと、普段、そういった欲求が皆無の私にはなかなか苦行です。主張ってすごい体力使う。
これも母性の狂気なのかしら。