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シンプル美容?いいえ、ただの不精です(後編)

良ければ前編もご一緒にどうぞ

きっかけは大人ニキビに始まり、治すために色々なスキンケアを使ったことが原因で化学薬品へのアレルギー「化学物質過敏症」となった私。

完全な自業自得な結果なのですが、そこから至る現在は無駄をそぎ落としすぎたシンプルもシンプル、むしろ単なる不精だとも取れる美容法に落ち着きました。

そのシンプルさをとくとご覧あれ。

世のコスメがどんどん低刺激性になる

低刺激性のスキンケアやコスメを追い求め続けていると、その境地に入り込んだのか世の中の流れなのか、低刺激性の美容商品がだいぶ増えてきた。

特に美容系のメディアライターとして活動していた時は、低刺激性であることが売りのコスメを多く見てきた。

「あれ、みんな化学物質過敏症?」

と疑うほど。
たぶん実際は厚塗りの時代が終わって、スッピン綺麗な子が勝ち組みたいな雰囲気なんでしょうけど、敏感肌人間には万歳三唱したいほど。

そんな低刺激性ブームでも、やはり超敏感肌の私には

「ピリピリするやないかーい」

「ニキビできるんかーい」

と、ホントに低刺激なのか疑いたくなるものも多く、騙されたコスメとスキンケアはまた山となった。

良くも悪くも謳い文句に乗せられやすい性格なのである。ついでに試したがりでもある。

またそうやって低刺激性ジプシーを繰り返しながら、ある日大きな環境変化が起きた。


私、東京に出てきました。

ある日突然、彼氏の東京行きが決まり「えー・・・」と軽く引きながらも2週間後には上京していた私。何もかもが田舎者の私には初めてに近いものが多く、困惑だらけの生活にまたもニキビ襲来。

今回は原因が分かり易いだけ有難く、さらに何年もニキビについて調べてきていたので「まぁまぁ生活が落ち着けば・・・」と焦るだけ無駄と悟り、超安全パイのスキンケアブランドと塗り薬で対処していた。

しかし、東京にはニキビよりも厄介な敵が待ち構えていた。


敵①・乾燥

私が東京に来たのは梅雨時期だったため、最初のうちはニキビくらいの肌トラブルで済んでいた。

しかし、秋ごろになると段々と感じ始めるTHE 乾燥。Year!

肌が日に日にムズムズする。今まで感じたことのないムズムズ感。

1年経って気付いたのは、秋の花粉症もあったかもしれないという事実だけれども、その時は肌の一部がカサカサして、その内私は砂にでもなるんじゃないかと恐れおののいた。

何をしても肌が、顔が、かゆい。
メイクをしたらムズムズして気が付いたらかゆい部分を擦ってるからメイクが剥げる。ってゆーかもうメイクがかゆい!

イライラ感からすぐにメイクを辞め、一応バイトをしていたのでマスク姿でバイトに出陣が定番に。そのせいでバイト先ではマスク=あんこというトレードマークにすらなっていた。


敵②・マスク

肌の防御とスッピン隠しの味方・マスク!
地元じゃマスクなんて風邪か大掃除のときくらいしか付けなかったのに、東京じゃ1年の半分近くはマスクしないと生きていけない。

近くの100均で売ってた大容量マスクを買って、常にマスクマンで働いていたら、ある日気付いた。

マスクの縁に沿ってかゆい。

恐らく、乾燥はスキンケアとマスクの蒸気で落ち着いたのかもしれない。でも私の肌はまだかゆい・・・あれ、このライン、マスクじゃね?

マスクってかゆくなるのか!と新発見に驚き、じゃあ仕事行くときどうすんだ!と絶望した。

もしかしたら100均のマスクは素材が合わないのかもしれないと思い、ドラッグストアやコンビニで売ってる3~4枚しか入ってないのに400~700円という高級マスクにシフトチェンジ。
そして肌のかゆみを治してくれる塗り薬も併用してマスクライフを送ることになった。

結果、ファンデーションが要らなくなった

ほぼ毎日マスクマンで過ごしていると、だんだんファンデーションの必要性を感じなくなっていた。

仕事の日は日焼け止めを塗りたくり、かゆみ止めを塗って、マスクオン!で出勤。一応女なのでアイメイクはして、唯一のおしゃんてぃ要素でコンタクトをカラコンか縁だけのコンタクトにチェンジしてズボラではないと暗にアピールした。

休日は殿とデートするときのみファンデをしていたけれども、最近は肌荒れやニキビが無いのをイイことに、日焼け止めとベビーパウダーのようなお粉で抑えるだけのずぼら・・・いやシンプルメイクになっている。

あれだけ「メイクしないと人前に出れない!」なんて田舎でほざいていた私が、東京という大都会に降り立ち、乾燥と花粉とマスクの副作用に悩まされ行きついたのが、ノーメイクライフという皮肉。


現在のメイクポーチの中身

地元に居る時は無印良品の大きいコスメボックスに、メーキャップアーティストか!と思うほどパンパンにいろんな物を突っ込んでいたのですが、今ではその10分の1。

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使う中身は最小限で

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・日焼け止め(ちふれでSPF低くてトーンアップできる優れもの)
・お粉(寝る時も使えるというほど優しいらしい)
・アイシャドウパレット(雑誌の付録だったけど良い感じ)
・アイブロウ+アイブロウマスカラ(眉毛は荒れないから何でも来い)
・マスカラ(ブラウン)(まつ毛が長いのが唯一の自信)
・アイライン
・チーク(壊れかけ)

ちなみにこれを全部使うのは休日のデートのみで、平日は日焼け止めオンリーで眉すら描かないズボラぶり。
帽子を被ればコンビニとスーパーはすっぴんでいく図太さ。

メイク大好き全盛期の私はファンデで4~5種類、アイシャドウ10種類、マスカラ4種類など無駄すぎるほどコレクションを抱えていた無駄遣い魔で、よく母に「あんたの顔はいくつあんのよ!」と突っ込まれていた。

ついでだからスキンケアまで。

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最近のスキンケアはどんだけ時短させてくれるんでしょう。
化粧水・美容液・乳液・クリーム・美容オイルなどなどラインで揃えたら泣きそうになるほどの出費だったのが、シートマスクで終わるとか神。

朝は純白専科のみで、夜は拭き取りとマスクとスクワランオイルでしっかり。
だって今の時期、寝てる間に肌が乾燥して朝には「私は砂漠か。ゴーレムか」と思うほど干からびているからオイルでフタをしている。

ちなみに今はかなりの不摂生をしない限り、ニキビは出なくなりました。
環境に慣れたのと、朝青汁飲み続けてたらいつのまにか出なくなった。正直あの数年のニキビとの死闘と努力を返せと言いたくなるほど、青汁強し。

肌はこのスキンケアだと荒れないというだけで、敏感肌には変わりありません。髪が当たればかゆいし、季節の変わり目もやっぱりかゆいし、かゆい時はシートマスクすらピリピリして使えなくなるので、スクワランオイルのみの時とかもある。
青汁で敏感肌も治ればいいのに。


シンプル美容とかいうとなんかおしゃんてぃでこだわりとスマートさがあるイメージを私は持っていたんだけれども、私のシンプルは肌に合わない物を排除していったらこうなったっていう感じで、思ってたんと違うことに。

おしゃんてぃな感じで見せることも出来たのかもしれないけど、現実はこうなんだよ。

私は「あーもー!肌荒れしたくない!」っていう結論で、同じ物を使い続けている感じです。だからズボラ。不精。もう探して選んでは疲れたよパトラッシュ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

借金地獄に仏!生きる活力になります!