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【ウマ娘】待望の新キャラ?メジロブライトの特徴と実績をまとめてみた

みなさ〜ん!!!!!!

ついに!!!!!!ついにですよ!!!!!!!

待望の!!!!!新キャラです!!!!!!!!


といっても初期からいてもおかしくないくらい王道キャラだしメジロの馬なんですけどね。

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突如としてウマ娘公式サイトに投下された新キャラ。メジロドーベル実装の告知と同時の追加。
これには大きな意味があります。


というわけで、この謎のシルエットのウマ娘の正体に迫ります。


謎の新キャラの正体

今回の新キャラの正体はズバリ!
メジロ最後の天皇賞馬!
メジロブライトです!

早速馬のプロフィールから見ていきましょう。

メジロブライト

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牡馬 栗東所属
父 メジロライアン 母 レールデユタン
母父 マルゼンスキー 半弟 メジロベイリー
生年月日 1994/04/19(クラシック97世代)

脚質
追込/差し

25戦8勝[8-8-3-6]

主な勝ち鞍
天皇賞(春)、ステイヤーズS、AJCC、阪神大賞典
日経新春杯、ラジオたんぱ杯、共同通信杯

ライバル
サニーブライアン シルクジャスティス マチカネフクキタル スペシャルウィーク グラスワンダー
メジロドーベル(ライアン産駒として)

主な産駒 マキハタサイボーグ(ステイヤーズS勝利馬)



もうライバル一覧でなんとなくお察しかと思いますが、この馬はむしろ今までいなかったのがおかしいくらいウマ娘に必要なキャラなのです。

そんなブライトの生い立ちを紹介します。


生い立ち

メジロマックイーン、ライアン、パーマーの同世代3強が無双しまくってから数年。
メジロ牧場は深刻な後継者不足に喘いでいました。
GIどころか重賞を勝てる馬すらなかなか現れないのです。
ナリタブライアンやヒシアマゾン、エアグルーヴらが台頭していた時代がちょうどその頃。


難しいことを言うと、トニービン、ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの種牡馬三強が輸入され、日本の国産馬の血統は軒並み淘汰されつつありました。メジロアサマ→メジロティターン→メジロマックイーンで天皇賞3代制覇とかやっちゃうメジロ牧場にとっては完全に向かい風の時代でした。

メジロ牧場の最大目標は天皇賞制覇
3200mを走破するにはスタミナがいるため、血統配合も必然的にステイヤー血統ばかりになります。

対してトニービンは一瞬のキレ、ブライアンズタイムは爆発的加速力、サンデーサイレンスは凄まじいスピードを産駒に伝えました。
これらが意味するのは、「競馬の高速化」です。

3200mを走り切れる馬より、2000mをハイスピードで駆け抜ける馬が重宝される時代。
メジロは完全に置き去りにされていました。
しかし、そんなメジロを救ったのは、他でもないあの馬だったのです。

メジロライアン
ライアンは種牡馬になるといきなり2頭もGI馬を輩出することになるのです。それがドーベルブライト

今回ドーベルが育成キャラとして実装され、ブライトがサイトで公開されたのは、ブライトとドーベルが切っても切れない大切な同期であり、同じ父から生まれた子だからだと思います。(つまりドーベルの育成シナリオで確実にブライトが出てきます)


ですが、デビュー前は正直そこまで期待されてませんでした。2頭とも。
そもそもメジロライアン自体がGIを1勝しかできていないし、マックイーンですらブライトらがデビューした時点で重賞馬を1頭しか輩出できていませんでした。ライアンとマックイーンならライアンの方が格落ちして見られるのも致し方ないです。

ドーベルの方は馬体がシュッとしていて短い距離もいける馬だったため、ファンもそれを見抜いて新馬戦(1000m)では13頭中4番人気に。
一方ブライトは思いっきりステイヤー体型で、1800m新馬戦じゃキツいだろという見方もあってか6頭中6番人気になります。

でも2頭とも勝ち上がって、しかも2歳の内から重賞戦線に参入したのでした。

ドーベルは初重賞では振るわなかったものの、立て直して連勝で現阪神JF(GI)を制覇。
ブライトはデイリー杯でシーキングザパールにすごい差を付けられ敗れたものの、ラジオたんぱ杯(GIII。現ホープフルステークス)で1着。
ドーベル、ブライト共にクラシック最有力候補にのし上がるのです。


が、ここからが険しい道でした。


ブライトは年明け共同通信杯でも持ち前の豪脚で差し切って株を上げたのですが、皐月賞トライアルのスプリングSで差し切れず2着に甘んじてしまうのです。

スプリングSは中山競馬場。中山の直線は短いので追込馬には不利ですが、本番も中山です。
若干の不安を抱えながら迎えた皐月賞。
不安は的中します。

1〜3番人気まで全員が追込馬、4〜5番人気も差し追込馬という極端なオッズの中スタート。
後方馬群で互いに牽制し合う有力馬には目もくれず、最低人気のテイエムキングオーが掛かりながら大逃げ。もちろん途中で大失速しますが、2番手だったサニーブライアンが全然垂れてきません。
慌ててみんなまくりをかけるも全然届かず、伏兵の逃げ切り勝ちに終わります。

そして日本ダービー。
父ライアンがアイネスフウジンを差し切れず負けたダービー。ブライトも全く同じ展開で負けてしまうのでした。

まぐれでの勝利だと思われたサニーブライアンには誰も注意せず、後方でバチバチやってたらあっさり逃げ切り勝ち。二冠馬が誕生してしまいました。


三冠も有り得るかというところでサニブは故障引退。
ブライトにとっては嬉しい展開でした。
夏を越えようやくブライトの天下かと思われた矢先、重賞も勝ったことがない馬がすごい脚でサイレンススズカを差し切ったと噂になります。
馬の名はマチカネフクキタル

その後菊花賞トライアル京都新聞杯で対決し、マチカネフクキタルに完敗してしまったブライト。
とはいえ距離は2200m。菊花賞は3000m。
メジロの馬の方が長距離得意に決まってますから、菊花賞でもブライトは2番人気に支持されました。
なぜ1番じゃなかったか。ダービーでサニーブライアンをギリギリまで追い込んだシルクジャスティスがいたからです。もう誰もがサニーブライアンの幻影を見ていたんでしょうね。

で、結果はご覧の通りです。
ジャスティスは掛かったのか失速、ブライトよりかなり前の位置でレースを進めたマチカネフクキタルがブライトより速い末脚使って快勝。完膚なきまでの完敗でした。
ウマ娘ではネタキャラみたいになってますがフクちゃん相当強いんですよね。星1の性能じゃないです。

でもそんなフクちゃんも大凶を引きます。蹄を痛めてしまうのです。ブライト的にはありがたい展開(再)。

クラシックが不振で終わったので、騎手が変更になりました。
日本競馬史上最も美しい瞬間の1つとされる、天皇陛下がご覧になった天皇賞(秋)でのヘヴンリーロマンス号の馬上からの最敬礼でおなじみ、牝馬の騎乗に定評のあるミッキーこと松永幹夫(イケメン)から
武豊が師と仰ぐレジェンドであり、ウマ娘関連だとメジロラモーヌ、サッカーボーイ(ディクタストライカ)、ニシノフラワー、アグネスタキオンなど様々な馬でGIを勝ちまくったレジェンド、河内洋へ変更です。

ブライトは恐らくライアンと同じく乗り難い馬なので、ベテランが乗ると別物みたいな走りを見せます。
菊花賞を負けた腹いせに、雨の中重馬場のステイヤーズステークスで大差勝ち。ポジション取りも差しに変更になり、完全に覚醒したブライト。

有馬を回避して翌年のAJCC(GII)から阪神大賞典を見事勝利し、GII3連勝で波に乗ります。
芝2200mの中距離で勝てたことも、阪神大賞典で万全の状態で挑んできたシルクジャスティスを下したことも大きな収穫。

いよいよ悲願の天皇賞制覇へ向かいました。
人気ではシルクジャスティスに負けたものの、仕上がったブライトの前に敵はいませんでした。

成し遂げたのは完璧なレース。
メジロ牧場としてはマックイーン以来の天皇賞制覇でした。

こうなったら秋も勝って春秋制覇したいところ。
ですが、ブライトの栄光はここで終わってしまいます。


宝塚記念では覚醒サイレンススズカに誰も勝てず、京都大賞典では全盛期セイウンスカイに逃げ切られ、例の絶望の天皇賞(秋)ではスズカの影響で進路を変えてしまったため5着。
有馬記念ではグラスワンダーに差し切られ、5歳になってからは大体のレースでスペシャルウィークに負かされています。


父メジロライアンも詰めが甘いところがあり、差し切れずに2着3着のレースが何度もありました。
ブライトもその傾向がありまくりで、修正できたと思ったら98世代が牙をむき…

生まれた時代が悪かったのか、血の影響か。

ブライトが苦戦してる裏でドーベルが二冠牝馬になり、GI5勝しちゃってるのもやるせないですね。



そういう背景も踏まえると「おっとりでマイペース」なメジロブライト(ウマ娘)はとても自然なキャラ付けかもしれないですね。

ちなみに、ウマ娘プロフの体重(まあ、食べ過ぎました〜)は、春天勝ったあと10kg増で宝塚出てボロ負けしたのが元ネタかも。


まとめ

いかがだったでしょうか。
ウマ娘って元ネタがわかるとめちゃくちゃ楽しいですよね。この記事がその楽しさの一助になったら幸いです。

これは仮説でしかないんですが、天皇賞を勝ったメジロ馬はですわ口調、天皇賞勝ってないメジロ馬は非ですわ口調で区別してそうですわね。わたくしはマックイーンで天皇賞を何度も勝たせておりますのでですわ口調ですわ。スイーツをくださいまし。


にしても、ウマ娘って長距離馬がおっとり系になりがちですよね。スーパークリークとかセイウンスカイとか。メイショウドトウも長距離寄りかも。

もしもトウカイトリック(春の天皇賞に8年連続で出たやべー馬)とかダンスインザダーク(子供全員長距離でしか勝てなかった)とかが実装されたらゆるふわおっとり大運動会になるんでしょうか。たのしみ。


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ついでに他のnoteの記事も見てくださいね。

それではまた。

追記

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かわええ…

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