ウマ娘トレーナー向け競馬入門 歴代の名馬編
みなさん、ウマ娘やってます?
「このレース勝てねえ〜」
とか
「無敗で育成完了できた〜!!」
とかで一喜一憂してたリリース直後が懐かしくなるほどに
「スピ3因子周回…芝S…中距離Sも欲しい…」
とか
「何で下振れ引くんだよくそがァ!!」
とウマ娘ヤクザになってしまっている皆さん。
あんまり効率厨になってしまうと本来の楽しさを見失ってしまうかもしれないので、現実の競馬の現状を省みてみて、心の平穏を保っていきましょう。
(上の画像の意味は特にないです)
つい最近TLで「史実ウマ娘のTier表」みたいなのを作ってる人を見かけて、「これだ」と思いました。
馬の持つ強さ、個性は千差万別あれど、基準を画一化して表した時にどれが強いのかはちょっと気になる点ではありますよね。
なので僕も似たようなことを書きます。
今回のテーマは
「歴代のスターホース」
です。
ウマ娘になった馬は自分で調べられますが、それ以外はよく分からないはず。なので、歴代の強い馬をまとめてざっくり紹介して総評していきたいと思います。
GI勝利数について
唐突ですが、あなたはGIにどういうイメージをお持ちですか?
ウマ娘で感覚が麻痺していると思いますが、そもそもGIってそんなに勝てるもんじゃないし、なんならGIIも結構難しい。
GII制覇しただけで馬はかなり評価されます。何勝もしているならなおさら。
GIIの最多勝記録はバランスオブゲームの6回。大抵の馬は2勝以下です。(GI4勝+GII5勝のマックイーンは頭おかしい)
最近でいうカレンブーケドール、昔ならナイスネイチャなんかはGI未勝利といえど最強格とタメを張った一線級の馬だし、ウインバリアシオンに至ってはそこらのGIホースより断然強いです。
じゃあ何を基準にして強い馬を語るか。
完全に個人の主観ですが、一般的に強いとされる馬は、GIを2勝した馬だと思っています。
基準低くね?と思うかもしれませんが、上を見れば怪物みたいな馬が環境を蹴散らしてる世界。年に24回しかないGI。
その中から2つ冠をもぎ取るのは中々難しいことなのです。
そして、
①GI3勝以上
②古馬GI春秋制覇
③同一GI連覇
これのどれかを達成してたらそれだけで猛者の証拠です。
①国内外、地方含めてGIを3勝した馬は、グレード制施行後の1985年以降でたった93頭。(2021年4月末時点)
多分今年中にソダシが94頭目になる。エフフォーリアも続くかな。
②そして古馬GI春秋制覇とは、春秋マイルや春秋スプリント、春秋グランプリなど、特定条件のGIを春秋で制覇した馬のこと。ウマ娘キャラでいうなら古くはタマモクロス(天皇賞)、今世紀に入ってからはカレンチャン(スプリント)がいますね。
そんな古馬の称号の中でも取得難易度がめちゃくちゃ高いのが、春古馬三冠、秋古馬三冠。
これはウマ娘でいうシニア三冠のことで、春が大阪杯、春天、宝塚。秋が秋天、ジャパンカップ、有馬を同一年に(ここ重要)制覇している馬の事です。
ウマ娘内では一回落としてもシニア級で取ればいいですが、現実では認められません。
現状、秋古馬三冠を達成しているのがテイエムオペラオーとゼンノロブロイだけで、春古馬三冠はキタサンブラックが宝塚で敗北、惜しくも達成ならず。そのレベルで難易度が高いしそもそも挑む馬がほぼいない称号なのです。
特に春は3月に2000m、4月に3200mをどちらも本気で勝ちに行かなければならず、キタサンとかディープ、テイエムレベルでポテンシャル高い馬じゃないと無理です。
(ちなみにオペラオーは同じ年に春天、宝塚を制していますが、当時大阪杯はGIIだったため代わりに阪神大賞典に挑んで快勝。もう三冠でいいよ)
そして、同一GI連覇。これをできる馬はごく僅か。
去年と同じ環境でのレースとはいえ、去年と同じ仕上がりでも同じ展開はありません。瞬発力と適正がモロに出ます。
故に連覇できたらその環境においては世代最強が証明されます。
例えばフィエールマン。勝利したGIが菊花賞と春天2連続と、こと超長距離においては敵無しでした。3000m以下は微妙でも、これは十分強者足り得ますよね。(凱旋門賞について調べてはいけない)
春天三連覇が期待されていたものの、去年付で引退。おかげで今年の春天は大混戦です。
現状、芝のGIを3連覇できた馬はいません。メジロマックイーンとダイワメジャーが最も近かったものの、前者は漆黒のレコードブレイカーさんに、後者は世界が誇る名騎手の愛馬に阻止されて2連覇3連対となっています。
ダートGI3連覇はたった5頭。うち4頭は地方のJpnIなのでちょっと凄みが薄れる。(いずれ解説します)
国際GIを3連覇できた馬はオメガパフュームただ一頭のみ。
なのにあまり名が知られてないのは、達成したのがたった半年前だということと、東京大賞典の知名度があまり無かったことが影響しているのでしょう。
ウマ娘リリースされてたらもうちょい反響あったはず。
じゃあ、もう少し踏み込みます。
最強は誰だ?
最強の馬の基準は人によって違うと思いますが、近年の最強馬論争の議題に上がる馬は
①GI6勝以上
②GI4勝以上+α
③全盛期で故障引退したGIホース
このどれかだと思っています。そしてだいたい①>②>③の順で強い。
説明だけだとわかんないと思うので馬名出していきますね。異論は一向に構いません。
以下、独断と偏見で選ぶ最強馬一覧。
この馬たちを押さえると、今の競馬をより楽しめるはずです。
※馬の名前をタップすると、筆者の選ぶ名レースのリンクに飛べるようになってます。
ゴールデンウィーク中暇な方、ぜひ見てください。
GI勝利数順に参ります。ご査収を。
最強馬一覧
GI9勝
秋天連覇(実質無敗)三冠馬 アーモンドアイ
現環境最強馬は誰か。
詳しく知らないけどよく名前聞くディープインパクト…と思うじゃん?
残念、それは00年代の話。
あれから10年で業界はインフレしまくってとんでもない事になっている。
その中でもとびきりやばい馬が一頭。
その馬の名は、アーモンドアイ。
日本馬初、芝GI9勝。
ルドルフが作り、オペラオーやディープ、キタサンが並んでも越えられなかった壁を、2つも越えて行った最強牝馬。それがアーモンドアイなのだ。
全盛期のリスグラシューの方が強いとかマイルではグランアレグリアに勝てないとか色々言われているため、その時代での圧倒的な強さという意味ではディープの方が上かもしれない。しかし、現最強馬はアーモンドアイだ。
時代の流れもあり、GIIに出ずGIで連勝を重ねるスタイルを保てたこと、そして牝馬最強ながら手堅く牝馬限定戦で4勝したことが9勝の秘訣だったんだろうと思う。
でもこれは決して逃げではなかった。引退戦、去年のジャパンカップでは新進気鋭の無敗三冠馬2頭を相手に突き放して引退している。
そして芝2400mの世界レコード保持者でもある。
どこ取っても弱いところがない。強いて挙げるなら体質が虚弱寄りなところくらい。
でも最強っぽく見えないのは、目がくりくりしてて結構かわいいからだろう。ウマ娘に出たらスペ以上に人懐っこい美人になりそう。
7勝
古馬GI6勝春天連覇ホース キタサンブラック
前人未到のグランドスラム テイエムオペラオー
3歳でJC制覇の三冠牝馬 ジェンティルドンナ
牝馬のくせにダービー馬 ウオッカ
無敗三冠グランプリホース ディープインパクト
16戦13勝無敗三冠馬 シンボリルドルフ
贔屓目に見てもやっぱりルドルフ、ディープ、オペが強すぎた。この3頭は7勝以上するポテンシャルを秘めておきながら、時代、種牡馬としての価値、鞍上の影響で達成できなかった感がすごい。
特にディープの強さは圧倒的で、絶対翌年の春天と宝塚も勝ててただろうし、そこの勿体なさはある。もう一回凱旋門も出せたかもしれないし。薬物の件を払拭した上で有終の美を飾って欲しかった。
オペは武豊が乗ってたらGI100勝してた。でも和田ジョッキー好き。
キタサンブラックはこないだnoteで散々強さを語ったのでいいかな。まだまだ21世紀最強ステイヤーであり続けるだろう。
そしてウオッカは牝馬じゃないです。ただの付いてない牡馬です。
6勝
古馬になってから引退まで11連続連対 モーリス
やる気さえ出せば最強 ゴールドシップ
凱旋門賞2年連続2着 オルフェーヴル
国内外でGI連覇 ロードカナロア
こんなに勝っててGI2着6回 ブエナビスタ
強豪が揃う中、何故かネタに見えてしまうゴルシ。こう見えて宝塚連覇したクラシック二冠馬なんやで。(まあ三年目は120億溶かすんですけど)
やっぱり強いのは世界のロードカナロアとオルフェーヴル。カナロアは安田記念に1勝しただけで最強マイラー論争に入ってくる強さ。GI7戦6勝。そしてアーモンドアイ生みの親。こんな化け物に勝ったカレンチャン、やっぱ相当強い。
オルフェは凱旋門賞絶対勝ったと思ったら斜行癖出ちゃって負けた運の悪さ。それでも2年連続2着は日本馬史上最強だと思う。JCでジェンティルドンナにタックルされて負けたのは痛いけど、オルフェくん女に弱いからね。仕方ないね。
カナロアはやろうと思えば秋天も勝てるポテンシャル秘めてそうだし、オルフェーヴルは池添騎手が乗ってたら凱旋門勝てたって何万回も言われてる。
ブエナビスタは生まれる世代間違えなかったらアーモンドアイになれた存在。凱旋門賞2着の馬達とか秋天レコード勝ちに屈してなお6勝してるのは流石としか言えない。三冠取ってほしかった。
5勝
マイル最強牝馬 グランアレグリア
持病持ち史上最強馬 ダイワメジャー
芝ダート国内外問わず勝つ変態 アグネスデジタル
フランスGI覇者 タイキシャトル
3歳まででGI5勝三冠馬 ナリタブライアン
グランは1年で国内短距離GI3連勝4連対。中距離GIさえ勝てれば史上初のGI3階級制覇(短距離、マイル、中距離)となる。圧倒的戦績。
ダイワメジャーは他の名馬と違って勝つ時は僅差だったが、病から立ち直って戦い抜いたドラマのある馬。ダスカ自慢の兄貴。ウマ娘出てくれないかな…
アグネスデジタルは戦績を見て欲しい。なんであのローテで連勝できるのかがわからない。
カナロア同様、スプリントGI1勝しかしてないのに最強スプリンター扱いされてる世界のマイル王タイキシャトル。
先程挙げたモーリスがマイルでめちゃ強だったのに過小評価されてるのはこいつのせい。たった1年8ヶ月の現役時代で海外の最難関GI制覇(以降日本馬は誰も勝ててないし挑む馬もほぼいない)、敗戦はたった2回だけという恐ろしい強さ。
そして3歳の時点でGI5勝、怪我さえ無ければ10勝も狙えた無敵の三冠馬ナリタブライアン。下手したらディープよりも上の存在になり得た逸材。彼の最大瞬間風速はオルフェもキタサンも及ばない。
メジロドーベルとアパパネもGI5勝ですが、古馬になって牡馬と戦いだしたら散々だったので省いてます。強いけど最強ではない。
4勝
三代目無敗三冠馬 コントレイル
牝馬初のグランプリ三連覇 クロノジェネシス
急に覚醒して急に引退した女王 リスグラシュー
生涯連対率100%実質三冠馬 ダイワスカーレット
有馬&秋天連覇 シンボリクリスエス
朝日杯レコード&グランプリ三連覇 グラスワンダー
凱旋門賞馬を倒した総大将 スペシャルウィーク
菊花賞と春天でレコード勝ち マヤノトップガン
怪我に泣かされた無敗二冠馬 トウカイテイオー
20世紀最強ステイヤー(GII5勝) メジロマックイーン
3年間でGI、GII、GIII各4勝16連対 オグリキャップ
4勝クラスから一気に多くなる。でもやっぱり最強格はオグリ、マック、テイオー、スペ、ダスカ、リスグラあたりだろう。
オグリはクラシック出してたらGI7勝、無茶なローテじゃなきゃ8勝は出来てたはずで、マックも降着がなければもう少し調子も上向いてただろう。テイオーも怪我無かったらルドルフみたいな活躍してただろうし、スペはあの激戦世代で目立った負けもせず常に代表格だった。そしてダスカは実質三冠馬。リスグラシューは引退レースを見て欲しい。あんな勝ち方できる牝馬は他にいない。
でも2歳時の強さでは誰もグラスワンダーに勝てない。朝日杯の勝ちっぷりを一度見てみてほしい。マルゼンスキーの再来と言われる理由が分かる。
3
史上初の無敗三冠牝馬 デアリングタクト
海外レート日本一 ジャスタウェイ
消えた四強の一角 マンハッタンカフェ
凱旋門賞僅差2着 エルコンドルパサー
骨折した時を除いて連対率100% ビワハヤヒデ
中距離までなら無敵の無敗二冠馬 ミホノブルボン
中央デビューから6勝8連対で引退 タマモクロス
このラインナップで最も弱そうなのがデアリングタクトなのが異常。全員強すぎる。
この中で夢を見るならタマモとビワとマンカフェかな。タマモはもっと中央で走れてたらその分勝ってたし、ビワはナリブにも先着してたかもしれない。マンカフェは凱旋門に挑まなければ…
クロノジェネシスは今年の宝塚記念次第では凱旋門に赴くそう。奇跡を見せてくれ。
2勝
故障無かったらGI7勝してた ドゥラメンテ
実力を発揮しきれぬまま引退 エピファネイア
全力のディープを倒した馬 ハーツクライ
GI2つでレコード勝ち キングカメハメハ
白いセクレタリアト クロフネ
種牡馬として覇権を握ってる馬が大集合の2勝枠。
ドゥラメンテ、クロフネ、キンカメは脚が万全のまま過ごせていたらディープに並ぶ大スターになれていたはず。よく「ドゥラメンテは復帰後が弱かったから最強じゃない」と言われるが、骨折してリハビリに半年かかったらそりゃ調子も落ちるって。無事なら間違いなく伝説になれていたし、彼が故障したからキタサンブラックが伝説になれた。
ドゥラメンテがウマ娘化されたらメンテの時に公式Twitterのリプ欄が盛り上がるのにって100回は考えました。サンデーレーシングさんご検討よろしくお願いします。
1
幻の三冠馬 アグネスタキオン
歴代最強逃げ馬 サイレンススズカ
言うまでもなく伝説の二頭。スズカは一戦とはいえ全盛期グラスとエルを負かしてるし間違いなく強かった。タキオンは名前通り光速の速さだったけど、今生まれてたらマイラーになってた気もする。菊花賞勝つより秋天で勝ってるビジョンの方が見える。
EX
歴代最多のダートGI11勝 コパノリッキー
史上初のダートGI10勝馬 ホッコータルマエ
同一GI5連覇(世界記録タイ) オジュウチョウサン
ダート版サイレンススズカ スマートファルコン
ルドルフを壁を越えた馬 ヴァーミリアン
三度の故障を乗り越えGI7勝 カネヒキリ
リッキーとタルマエはほぼ同時期に生まれながらこの二頭だけで地方GIを総ナメにした。
オジュウは同一GI5連覇という世界記録タイの大記録を成し遂げた障害レースの王者。6回目はさすがに無理だったが十分頑張った。(もう引退させてあげてほしい)
ファル子は「もしもサイレンススズカが生きていたら」をダートで完全再現した馬。当時のダート界はエルグラスペの最強世代並に強豪がひしめいていたのに、毎回逃げ切り勝ちする強さを見せつけ、重賞9連勝(うちGI6連勝)という大記録を打ち立てて引退。強すぎる。ファル子についてはまた語りますね。
その最強世代の申し子が以下の2頭。
シンボリルドルフが作ったGI7勝の壁を打ち砕き、JBCクラシック3連覇の偉業を成し遂げたヴァーミリアン。
そして、そのヴァーミリアンがどれだけ戦っても勝てなかった相手がカネヒキリだった。
レジェンド
2着に平均7馬身以上差を付け勝利 マルゼンスキー
牝馬にして天皇賞と有馬記念制覇 トウメイ
五冠+宝塚記念制覇+連対率100% シンザン
昭和の世に障害で4億稼いだ馬 グランドマーチス
元祖幻の三冠馬 トキノミノル
ダービーオークス菊花制覇の無敗牝馬 クリフジ
グレード制施行以前(〜1984)の名馬たち。
マルゼンは「生まれるのが20年早かった」と言われるほど他の馬とレベルが違った。76年に出した朝日杯のレコードが90年まで更新されず、93年のナリタブライアンと同タイムってどう考えてもおかしい。
トウメイは何しても強かった馬。重賞の9割を牡馬が取ってた60年代に颯爽と現れ、10月末に1600mオープン戦で1着、11月末に当時は3200mだった秋の天皇賞で1着、12月中旬に2500m有馬記念で1着を取って引退。ワケワカンナイヨー!!ってテイオーも言ってます。
トウメイの次に有馬を制した牝馬はダイワスカーレット。どれだけ時代を先駆けてるか理解いただけただろう。
シンザンはもう言わずとも分かるでしょ。大事なレースは全部1着、それ以外も最低2着。全部勝てたから引退。そりゃシンザンを超えろって言われる。
グランドマーチスは全盛期の2年間で26戦16勝、現GIの中山大障害を4連覇、現GIII京都大障害を3連覇し、平地のどの競走馬より稼いでしまったことにより不利なルールを作られ骨折し、引退した名馬。
トキノミノルは10戦10勝、7戦でレコードタイムを出した無敗二冠馬。狂気の沙汰。
ウマ娘でいう緑のあの人。
クリフジは戦時中に11戦11勝変則三冠の大偉業を成し遂げた馬。今と環境が違いすぎて正当な評価を受けていないが、セントライトやシンザンと同じように扱っていい大名馬だ。
まとめ
さて、ここまで最強たちを語ってきたが、「結局最強はどの馬なんだよ!」って話だ。
…正直わからん。
けど、わからないから面白いんじゃないか。
時代の変化による騎乗技術の向上、馬場の変化、医療技術の発展、調教ノウハウの蓄積…
そういったものを加味して、それらを存分に使いこなした上で一番になれた馬が、その時代の最強だ。
競馬に絶対は存在しない。
だから、相対的に1番を取れた馬が強い。
けれど、1番のあり方も年々変化する。
変化する時代を走り抜き、時代を席巻した馬が、俗に言う“伝説の名馬”なんじゃないだろうか。
こんな雑なまとめで投げ出すのもアレなので、そういう名馬を活躍した年代ごとに4頭選ぶとするなら
80
ミスターシービー
シンボリルドルフ
タマモクロス
オグリキャップ
90
メジロマックイーン
タイキシャトル
エルコンドルパサー
ナリタブライアン
00
テイエムオペラオー
ディープインパクト
ウオッカ
ブエナビスタ
10
オルフェーヴル
ロードカナロア
アーモンドアイ
キタサンブラック
20
クロノジェネシス
グランアレグリア
コントレイル
ソダシ
こうなる。
やっぱどう考えても90年代と10年代はスターが多すぎてまとめられない。
そんな事より、先程挙げた名馬一覧とかこれを見て思うことがあるだろう。
ウマ娘で学べるのって80〜90年代だけじゃね?
ウマ娘で学ぶ競馬史シリーズを絶賛執筆中の筆者だが、今世紀に入るとウマ娘になった馬が極端に少なくなるので悩んでいる。
馬主サイドに使用許可が取れていない(または交渉中)の馬が多いから仕方ないが、どうにかして解決出来ないだろうか…。
長考の末、導き出された結論はただ一つ。
ウマ娘を無視できないほど大きな存在にしてしまえばいい。(もうなってるけど)
現在ウマ娘は1ヶ月連続でアプリのセールスランキング1位を記録している。これは全盛期パズドラの倍。頭おかしい。
これが2ヶ月3ヶ月と続けば、流石に大手馬主も無視できまい。要するにこうだ。
課金せよ。さすればキャラは増加せん。
ウマ娘の称号に「ウマ娘を100人手に入れる」というものがある。実現出来ると踏んだからサイゲはこんなのを作ったのだ。
このページに出てきた馬名は全部合わせて68。ウマ娘で実装済のキャラとここに書いてる未実装の馬を合わせると、なんと112になる。
障害馬や昔すぎる馬(60年代以前)は実装困難として省いても100を超える。さらに筆者の推し馬、キセキやシーザリオ、サクラローレル、ナリタトップロード、サニーブライアン、ステイゴールド、デュランダル、フリオーソ、メイセイオペラ、タップダンスシチー…
(中略)
…プリンニシテヤルノを加えると問題なく200になる。
その頃にはウマ娘の容量は100GBになっているだろう。
多分そんな事は起こらないと思うけど(馬主さんの意向が何より大切)、そんな未来を想像してウマ娘をプレイするとモチベが上がるよ、という話でした。
なお、今回名前を挙げた馬たちはすべて「ウマ娘で学ぶ競馬史」シリーズで紹介予定です。気が狂いそう。
いつになるかはわかりませんが、気長にお待ちください。
それでは。