【競馬】競馬初心者のための「騎手列伝」
みなさん、ウマ娘から競馬にハマって馬愛でてるうちにレース後のインタビュー受けてる騎手が気になって色々調べちゃったりしてます?
一言目から超狙い撃ちです。そんなあなたに捧げます。
以前、ウマ娘に出てこない名馬列伝っていう記事を上げたらプチバズしました。よくあんな重い記事見てくれたよ。最後までスクロールし終わって見たらバッテリー5%くらい減ってたでしょ?
そのフォーマットで今回は騎手の皆さんを紹介していきたいと思います!今回もバッテリー泥棒です。
ウマ娘から競馬に入ったみなさんや競馬初心者の方は、「ゴルシが狂ってる」とか「エイシンフラッシュがかっこいい」とかは知ってても、「池添謙一が狂ってる」とか「和田竜二がかっこいい」とかはあんまり知らないと思うんですよ。
乗ってる騎手の性格やこれまでのドラマを知るだけで、競馬を見る目はガラッと変わります。騙されたと思ってこの記事を読んでみてください。
では参ります。
騎手列伝
今の競馬でよく見かける人のみの選出になってます。通算1000勝してるかこれからしそうなメジャーな騎手だけですがよろしくお願いします。
武豊
GI 120勝(地方・海外含む)
お手馬
ディープインパクト、キタサンブラック、メジロマックイーン、スペシャルウィーク、スーパークリーク、アドマイヤベガ、キズナ、スマートファルコン、バンブーメモリー、ステイゴールド、クロフネ、ファインモーション、カネヒキリ、ドウデュース他多数
記録
ホープフルステークス以外の日本の全GI制覇(交流GI含む)
1980、90、00、10、20年代でGI勝利
日本ダービー6勝、ジャパンダートダービー4勝
競馬学校3期生
父:武邦彦(元騎手、元調教師)
弟:武幸四郎(元騎手、現調教師)
ライバル:横山典弘、蛯名正義
愛称:ユタカさん、レジェンド
一言で表すと…
日本競馬をメジャーにした“レジェンド”
競馬といえば武豊。
父はトウショウボーイ(ミスターシービーの父)にも乗ってた超一流ジョッキー武邦彦。デビュー当時から比較され続けてたものの、オグリで有馬を制したあたりから邦彦パパの方が豊の父として紹介されるように。
2005年には1年間でGI11勝という狂った記録を樹立するほどの伝説のジョッキーになりました。
2010年に落馬事故に遭ってからは勝率が下がりましたが、13年にはダービー5勝目を挙げ完全復活。21年に朝日杯を制覇し、勝ててないGIはホープフルステークスのみ。22年にはダービー6勝目を挙げるなど、その生き様はまさにレジェンドです。
いい馬に乗らないと苦戦はする印象ですが、いい馬に乗るとまず負けないのが強さ。キタサンブラックの天皇賞(秋)は豊さんじゃないと勝てなかったレースだと思います。
騎乗フォームがありえんくらい綺麗で、海外の競馬学校の教科書に使われたこともあるとか。素人目で見ても最後の直線で綺麗な武さんとすごい腰を使う川田さんは一瞬で判別付きます。
全盛期はアイドル並に女性ファンが多く、話も上手いため、バラエティ番組にもよく出てました。これが競馬自体の人気に火がついた一因でもあります。
競馬界で育ってきたため、おじさんになるまで牛丼食べた事が無かったり、駅で切符の買い方が分からなかったりするのがチャームポイントだったりしました。
嫌いな食べ物はにんじん。弟の幸四郎さんもそうで、曰く「馬が食べるものだ」という認識があるから苦手なんだそうです。あと注射も嫌いらしいです。
シンデレラグレイっていうオグリキャップを題材にしたウマ娘の漫画で、スーパークリークのトレーナーとして奈瀬トレーナーって方が出てくるんですけど、にんじん嫌いで注射嫌い設定ですね。確信犯です。
(ちなみに今も携帯はガラケー。某ウマ娘CMのゲーム画面はハメコミ合成です)
クリストフ・ルメール
GI 80勝
お手馬
アーモンドアイ、グランアレグリア、ハーツクライ、サトノダイヤモンド、フィエールマン、モズアスコット、イクイノックスほか
記録
日本で年間215勝(歴代最多)
日仏2ヶ国で年間最多賞金獲得ジョッキー
4年連続年間最多勝
出身:🇫🇷
ライバル:デムーロ、日本人トップジョッキー全員
特徴:寒すぎる時と暑すぎる時は極端に勝率⤵︎ ︎
趣味:ゴルフ(日本に来てから始めた)
口癖:おおきに〜
一言で表すと…
騎乗スキルの引き出しが多すぎる天才ジョッキー
2002年から外国人短期免許でちょこちょこ日本に来ており、2005年に絶好調だった武豊とディープインパクトをハーツクライでぶっ倒し一躍有名に。
その後もフランスで活動していましたが、ある時有名なオーナーさんとの専属契約を打ち切られ、勝利数が激減。自信を無くします。
同時期にたまたま日本が外国人騎手免許制度を作ったため、猛勉強の末に受験し合格。
今では実質ノーザンファームと専属契約で、日本のいい馬はだいたいルメさんが1回乗ります。
レースセンスは天性のもので、とにかく引き出しが多いです。シュネルマイスターの毎日王冠のように後方一気で臨む時もあれば、レイデオロの日本ダービーのように中盤に一気に位置を上げて勝つ事もあります。
根が日本人みたいに思いやりがあり努力家なため、毎年日本語(とゴルフ)が上手くなっていきます。
毎月のように重賞で勝つため、勝利ジョッキーインタビューは「ルメール社長の定例会見」とネタにされています。その強さは母国でも高い評価を受けており、日本で活躍する今でもルメールさんはフランス人騎手の憧れなんだとか。
なお
ルメールも楽しメール………?
ミルコ・デムーロ
GI 54勝
お手馬
ネオユニヴァース、ドゥラメンテ、エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサ、サートゥルナーリア、ルヴァンスレーヴ、アドマイヤマーズ、オメガパフューム、ユーバーレーベン、サークルオブライフほか
出身:🇮🇹
弟:クリスチャン・デムーロ
ライバル:ルメール
特徴:落馬のトラウマからスタートは慎重
趣味:スポーツ観戦、サイクリング
好きなもの:納豆
一言で表すと…
いつも陽気なほぼ日本人
ルメールと同じで昔から日本に短期で乗りに来ており、GIを勝ちまくっていました。2人で同じ年に日本の免許を取ってからは勝利数は追い越されたものの、個人馬主のちょっと能力が劣る馬で後方から差し切って重賞勝ちがちです。
差し馬に乗るのがめちゃくちゃ得意で、馬場も展開もほぼ無視して後方一気でなぜか勝ってしまう奇跡の豪腕持ちです。ユーバーレーベンのオークスなんかまさにそんな感じ。
インタビューの内容がほぼ日本人です。語彙が日本人しか使わないそれ。でもたまに「その単語分からないの!?」ってとこで詰まるからやっぱ外国人ではありますね。
いつもめちゃくちゃ陽気でニコニコ。乗り方は好きじゃないけど人としてはミルコ大好き!っていう競馬ファンすらいるほど人柄で愛されています。
引退後は外国人初の日本の調教師を目指しています。
その時のメンタルが騎乗に影響しやすく、離婚後は勝利数がガタ落ちしました。再婚後はすごいです。
弟大好き人間なので弟のクリスチャンデムーロ(普段はヨーロッパで大活躍中の名手)が日本に短期免許で来る時は成績めっちゃ上がります。わかりやすい。
ミルコさんは感覚で乗るタイプのため、調教師の言うことは無視して勝ちに行くこともたまにありますが、クリスチャンは真面目人間なのでオーダー通りに乗ります。兄弟だけど性格は真逆です。
で、そんな彼の代名詞と言えばジャンプとブーンと納豆。
彼はサッカーとかが好きなため、選手がゴール後によくやる⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーンってやつをやりたくなるそうです。気持ちはわかる。両手大きく広げて飛行機みたいにするアレね。
なので彼はGIレースで後ろを突き放した時、ゴールライン手前で手を広げます。
周囲の安全と勝利はもちろん確認取れてますが、JRA的には危険騎乗にあたるため、1回やるごとに数万円の罰金です。それでも彼はやめません。強い意志を感じる。
そしてレース後は表彰台の上からジャンプします。
GI勝つ度にこんな感じでジャンプして、それが恒例になってます。これ見るためだけに現地に赴くファンもいるとか。
(ちなみにブーンで制裁食らうのを本人も気にしてるらしく、21年の東京大賞典ではゴール寸前に軽く手を広げる程度に留まっています)
先述のルメール騎手は納豆が苦手なんですが、デムさんは納豆大好きです。(なおわさびが苦手らしい)
なので、娘さんにも勧めてみたんですが…
…
ちなみにウマ娘には好意的な反応を示していて、そのうちCMに顔を出すことになったりするかも。
福永祐一
GI 41勝
お手馬
コントレイル、シーザリオ、エピファネイア、ジャスタウェイ、インディチャンプ、シルバーステート、エイシンプレストン、レーヴティソール、シャフリヤール、キングヘイロー(初期)ほか
記録
12年連続年間100勝(更新中)
競馬学校12期生
騎手会副会長
父:福永洋一
同期:和田竜二、細江純子、柴田大知
ライバル:川田将雅、ルメール
特徴:どんな馬でも上手くスタートを切れる
趣味:ゲームなど(超多趣味)
愛称:いっくん、福永先生
一言で表すと…
真面目で愛嬌のある、皆に愛される“先生”
父の福永洋一さんは日本競馬史上最高に上手い天才ジョッキーだと言われていました。しかし祐一さんが物心付く前に落馬事故を起こし、言葉が喋れなくなるくらい酷い後遺症を負って引退してしまいます。
元々全く騎手を目指そうと思ってなかったものの、隣の家に住んでた武豊が高級外車に乗ってるのを見て、「これや」と思ったそう。めちゃくちゃ不純な動機。
父のような天性の才能があった訳ではなく、デビュー後は斜行で騎乗停止処分をくらいまくったり、ダービーで頭真っ白になったり、前途多難な日々が続きましたが、努力で騎乗フォームを変えたり肉体改造したりして徐々にGIでも勝てるジョッキーに成長します。
そして2018年日本ダービー。19回目の挑戦でダービーに勝利。ダービージョッキーになってからは心に落ち着きが生まれ、急に覚醒。毎年コンスタントにGIをいくつも勝てる、日本人トップの騎乗スキルを手にしました。特にシャフリヤールの日本ダービーは人馬一体の好騎乗。
そんな彼を支えるのは徹底的な分析力。根っからのオタク気質であり、気になったことはとことん研究するタイプのため、その日のGIに乗る騎手の心理、馬場状態、馬の適正全てを考察し、どう乗るかを複数パターンシミュレーションしてレースに挑んでいます。
馬をゲートから出すのがめちゃくちゃ上手いです。どんな馬でも悪くないスタートを切れます。
馬の余力を残す勝ち方が得意なため、馬主や調教師からの信頼も厚いです。自分も調教師並の知識を持っているため、調教師と相談もするしレースローテもほぼ自分で進言しているとか。
もちろん引退したら調教師になる予定ですが、「(絶対いい調教師になるし)ライバルになるからもうちょい騎手やっててほしい」と矢作調教師(コントレイルとラヴズオンリーユーの人)は語ってます。
バラエティ番組でも輝けるトークスキルを持っており、説明力が高すぎるためインタビューが一番聞きやすい騎手です。
元がゲームオタクなので既にウマ娘はプレイ済みです。ジャスタウェイさえ実装されればCMにも出てくれそう。
川田将雅
GI 31勝
お手馬
ラヴズオンリーユー、ハープスター、クリソベリル、レイパパレ、マカヒキ、ダノンキングリー、ダノンスマッシュ、ダノンザキッド、チュウワウィザードほか
記録
3年連続最高勝率(更新中)
競馬学校20期生
ライバル:福永祐一、ルメール
同期:藤岡佑介、吉田隼人、丹内祐次、津村明秀
特徴:交流重賞で異次元の強さを見せる(ほぼ毎回馬券に絡む)
愛称:ユーガ(さま)、ショーガ
嫌いなもの:同じことを何度も聞いてくる記者 一言で表すと…
人間の心を取り戻した男
普段はよく笑うただの真面目イケメン。しかし仕事のことになると鬼教官のようになる。そんな人物です。
競馬に対するプロ意識が誰よりも高く、馬たちが事故らないように細心の注意を払っているため、危機回避能力が抜群に高いです。
若手時代はレース後にも笑顔を見せていましたが、ハープスターで思うような成績を残せなかった悔しさと責任感からか、笑顔が消えます。
サイボーグ川田全盛期のインタビューがこれ。
本人的にはあまりいい結果を残せていない中、2020年のホープフルステークスを恩のある安田隆行(元トウカイテイオー騎手で現調教師)厩舎の馬で勝てたことからか、インタビューで涙を流します。
以降、意識的にインタビューでも感情を出すようになり、↑の動画に至りました。
そして極めつけにラヴズオンリーユーでブリーダーズカップを制覇。ニッコニコでレースを終えると、馬上でハートマーク。完全に人間に戻りました。
(この通りです)
馬ではなく自分の騎乗に馬を合わせさせるタイプで、どんな馬でも積極的にぐいぐい良い位置を取りに行きます。その過程でレース展開が乱れまくることもしばしば。でも上手くハマるとめちゃくちゃ強いです。ラヴズオンリーユーのBCフィリーは完璧。
父が佐賀競馬の調教師なこともあり、地方競馬ライクな荒めな騎乗フォームを見せることもありますが、基本的には馬を一番大事にしており、強引な騎乗はしません。
こう見えて意外とプレッシャーに強くないのか、GIレースで1番人気になるとそこそこ負けるジンクスがありますが、穴馬に乗った時やダート、海外競馬だと恐ろしいほど強いです。
大レースはもちろん、未勝利戦や条件戦での勝率が凄まじく、ここ数年の年間勝率は2割8分前後。全盛期武豊に並ぶ強さです。未勝利戦はとりあえず川田買っとけという風潮があります。
イケメンなのでファンも多く、公式サイトの宣材写真が俳優にしか見えません。
根っからの九州男児ですが本人もそれを自覚しており、YouTubeのキャンプ(?)動画にて「川田将雅かお前は!頑固すぎるやろ!」と自虐ツッコミをかましてます。
こういう一面が知られたらもっと人気が出る騎手だと思います。川田将雅はいいぞ。
横山典弘
GI 33勝
お手馬
メジロライアン、サクラローレル、セイウンスカイ、ゴールドシップ、トロットサンダー、ホクトベガほか
記録
中央競馬重賞勝利数歴代2位(1位武豊)
中央競馬勝利数歴代3位(1位武豊)
競馬学校2期生
父:横山富雄
息子:横山武史、和生
同期:熊沢重文、松永幹夫
ライバル:武豊、蛯名正義
特徴:関係者すらも何をするか読めない
趣味:釣り
愛称:ノリさん
一言で表すと…
何をしでかすか分からない、“ポツン”の魔術師
全盛期は天才と呼ばれ、武豊らと共にトップジョッキーに上り詰めましたが、ドバイの地で愛馬ホクトベガを亡くしてからは馬を無理やり馬群に入れることを避けるようになり、とにかく馬のことを第一に考える“ポツン”騎乗をすることも多くなりました。
それで勝っちゃうんで本当に凄いです。
実況が「これは意外な展開!」って言う時、だいたいノリさんが逃げてます。(偏見)
ゴルシ天皇賞のポツン騎乗然り、馬の機嫌を損ねずやりたいようにやらせて、しっかりと勝ち切ることができる一流ジョッキーです。
最近は息子の横山武史が活躍しており、同じレースで走る時の最後の直線でずっと息子を見つめてたことから「授業参観」なんてネタにされてましたが、未だに重賞で度々勝利しており、その腕は健在です。
趣味は釣りで、ウマ娘セイウンスカイの固有スキルが釣り関連になったのはノリさんの影響なんじゃないかと言われてます。
ちなみに、栗東の昆貢厩舎は有力馬をノリさんに乗せることが多いです。馬券の参考までに。
池添謙一
GI 27勝
お手馬
オルフェーヴル、スイープトウショウ、ドリームジャーニー、カレンチャン、デュランダル、ブラストワンピース、ソングライン、メイケイエールほか
競馬学校14期生
父:池添兼雄(元騎手、元調教師)
弟:池添学(調教師)
特徴:何も悪いことしてないのに気性難の馬ばかり騎乗依頼が来る
愛称:謙ちゃん、キモ添
趣味:競艇、武豊
苦手なもの:ドリームジャーニー(近付くと命の危険があるので)
一言で表すと…
気性難とグランプリ専門家で武豊大好きな熱い漢
この世で最も武豊を愛しており、この世で最も気性難の馬に乗らされている男です。
競馬一家だったものの、騎手を目指した理由は武豊への憧れだった池添騎手。
netkeiba内の動画コラム「池添謙一の謙聞録」にて「自称武豊王」なるクイズ企画を不定期開催してますし、武さんが○○勝達成のメモリアル写真を撮影する時は率先してプラカード持って写り込みに行きます。
気性の荒い馬で大レースを制することが多く、全盛期は自身も馬に負けない荒ぶりを見せており、ガッツポーズと雄叫びが凄かったのでネット民からはキモ添呼ばわりされていました。でもガッツポーズが軽くなった今、ネット民は寂しそうにしています。ただのツンデレ。
短期間で馬と信頼関係を築くのがとても上手く、テン乗り(乗り替わり一発目)で好成績を残しまくっています。そのため、GIの騎乗回数の割に勝率/好走率がめちゃくちゃ高いです。特にグランプリレースでは抜群の安定感。
カレンミロティックの天皇賞(春)など、少し力の足りない馬でGIに挑み、度々穴を空けています。
デュランダル、スイープトウショウ、ドリームジャーニー、オルフェーヴルといった希代の癖馬たちを乗りこなしてしまった結果、どんな馬でも上手く乗れる→気性難でも上手く乗れるに認識が変わってしまい、そういう馬しか回ってこなくなりました。
本人はこれをめちゃくちゃ気にしていて、グランアレグリアに乗れた時に「ルメールは他の馬に乗っといてくれないかな」と思ったとか。(無事ルメールの元に戻っていきました)
主戦を務めたGI馬の中でも大人しかったのがカレンチャン。そのため、「今まで乗ってきた牝馬と結婚するなら?」という質問に即答でカレンチャンと答えています。(カレンの馬主さんは気性良い馬にも池添騎手を乗せてくれるので、池添ファンの筆者的にはかなり好感度高いです)
一方で、「スイープトウショウを彼女にしたい?」という質問には「いや〜キツいでしょ」と食い気味に返答してます。
(伝説の迷シーン)
潜り抜けた修羅場は数知れず。ドリームジャーニーに首元を噛まれて死にかけた経験もあります。それでもケロッとしてたので豊さんはドン引きだったとか。
最近はメイケイエールに手を焼いており、乗るとすごい体力を持っていかれるため、インタビューでは老けて見えることが多いです。
(こちらが疲弊添)
(こちらはイケ添。なんでこんなに違うんだ…?)
岩田康誠
GI 35勝
お手馬
ジェンティルドンナ、ロードカナロア、ディープブリランテ、アドマイヤムーン、デルタブルースほか
出身:園田競馬(兵庫)
息子:岩田望来
ライバル:内田博幸、戸崎圭太
特徴:インコースを突いて差すのが勝ちパターン愛称:炎上の岩田一言で表すと…実質外国人騎手
腕は確かですが喋りがめちゃくちゃ下手。豊さんにネタにされるくらい下手です。インタビューでは自分の馬の名前を忘れたり、言いたい言葉が分かんなくなって半笑いになったりしてます。悪気はなさそう。
後輩を恫喝したことや、荒っぽい騎乗で落馬事故の引き金になったことからアンチは多いですが、腕は確かです。アンライバルドの皐月賞は勝ち方が異次元。
最終直線で馬の上でトントン跳ねることで加速させる騎乗方法のパイオニアであり、多くの騎手がこれを真似してた時期があります。
また、調教から自分で乗って馬をしつけて成長させ、重賞を勝ちに行くことが多いです。競馬には真摯に向き合っています。
ちなみに息子の望来さんは性格が真逆で、騎手デビュー後は競馬関係者にひたすら頭下げて回ってたそうです。
戸崎圭太
GI 17勝
お手馬
フリオーソ、ストレイトガール、チュウワウィザード、エポカドーロ、カレンブーケドール、アカイトリノムスメ、ドライスタウトほか
出身:大井競馬(南関東)
ライバル:岩田康誠、内田博幸
特徴:地元南関東のレースでは異次元の強さトラウマ:放馬
一言で表すと…
地方競馬育ち、最強の天然騎手
強面なマスクからの超優しそうな受け答え。
競馬ブーム全盛期なのに中央競馬の存在を知らず、栃木の地方騎手養成所から東京の大井へ飛び出し、大活躍のうちに中央へ移籍した戸崎騎手は、持ち前の真面目さ(と天然さ)で一気に中央のトップへ上り詰めました。
ウイニング競馬という競馬番組で約束してしまったため、重賞勝った後のインタビューでゴルフのフルスイング(素振り)を全力でやったりとか、競馬ファンにネタにされるムーブを定期的にしてます。
数年前、平成最後の天皇賞にて騎乗するダンビュライト号が大暴れしてしまい、放馬による競走除外を余儀なくされました。
これ自体は稀にある事なんですが、放馬シーンがあまりにもドラマチックすぎてネタにされまくりました。一部始終がこちらです。
ターフのど真ん中で正座する戸崎騎手が悲哀さを際立たせてますね。
エポカドーロの皐月賞など、ちょい人気低めの馬を乗せたら強い騎手です。
全盛期はルメールデムーロ戸崎の馬を買っとけば当たるとすら言われたほど勝ちまくっていましたが、落馬骨折の影響もあって最近は少し不調気味。
とはいえ毎年GI勝ってるし、特に外枠での成績が非常にいいです。参考までに。
和田竜二
GI 11勝
お手馬
テイエムオペラオー、ミッキーロケット、ワンダーアキュート、ミツバ、ディープボンド
競馬学校12期生
同期:福永祐一、細江純子、柴田大知役職:宴会部長一言で表すと…
酒飲んでからが本番の面白ジョッキー(でも普段は超真面目)
GI11勝のうち7つがテイエムオペラオーで、オペラオー引退後長期に渡ってなかなかGIを勝てなかったことから、「テイエムオペラオー産駒」とネタにされてましたが、今は一流ジョッキーの名に恥じぬ騎乗スキルで毎年重賞を勝ってます。
フィジカルが凄まじく、どんだけ反応が鈍い馬でも執念でゴシゴシ追います。ディープボンドに関しては和田さんか外国人トップジョッキーしか乗りこなせないんじゃないでしょうか。
豊さん曰く「親の仇くらい追ってくる」とのこと。
普通の騎手は一日12レースのうち、出るレースを選んで騎乗するのですが、和田、幸、松山の3人はほぼ毎回乗ります。
3人とも「毎レース乗ってないと落ち着かないし、乗った方がかえってリフレッシュできる」のだそう。
和田さんは勝率だけでいえばそこまで高くないのですが、どんな馬でも真摯に乗ってくれるため、ファンや馬主、調教師に愛されてます。
普段はべしゃりのプロであり、テイエムオペラオー(ウマ娘)からナルシスト要素を引くと和田竜二になります。
特に酒飲んでる時の和田竜二は止まりません。
明石家さんまさんの喋りが好きらしく、確かにそのエッセンスを感じるトークセンスをしています。
黙ってるかスイッチ入らなければイケメンなんですけどね。
ちなみに「関ジャニ 和田竜二」で調べれば、関ジャニと並んでるのに村上くんよりジャニーズっぽい和田竜二の画像が出てきます。
松山弘平
GI 7勝
お手馬
デアリングタクト、テーオーケインズ、アルアイン
競馬学校25期生
特徴:中京競馬場の鬼
一言で表すと…
努力だけでのし上がった才能人
先述の通り和田さん同様、騎乗回数めちゃ多い党の人です。GIを見に行ったら100%います。
基本的に競馬って医者とかと同様で「競馬一家」っていうのが存在します。
父が調教師でその馬に乗せてもらってたりとか。
基本的にコネの業界のため、なんの繋がりも無いところからトップジョッキーになるのはかなり厳しいです。
しかし、コネ0から成功したのが松山騎手。
ひたすらローカル競馬場で勝利を重ね続け、アルアインで皐月賞を制覇し、ようやくデアリングタクトで三冠ジョッキーになりました。
見た目も喋りも若そうですがもう32です。下積みが長かったんです。
それだけ成功しても騎乗数を全く絞らず、能力の足りない馬にも乗るため、他のトップジョッキーに比べると勝率は低いですが、人気馬での信頼度はかなり高いです。
あんまりインタビュー慣れしてないからか、緊張からか、時々語彙力が消し飛んでウマ娘トプロみたいになる時があります。かわいいポイントです。
(どうでもいいですけど、調子良い時はめっちゃイケメンなのに調子悪い時はアレ?ってなります。マスクイケメンという訳でもなく、外してても同様です。謎。)
幸英明
GI 23勝
お手馬
スティルインラブ、ホッコータルマエ、ブルーコンコルド、ヨカヨカ、アカイイトほか
競馬学校10期生
同期:吉田豊
特技:ゴルフ(アマチュア大会優勝経験あり)
一言で表すと…
ゴルフと競馬が上手いイケおじ体力おばけ
全盛期は競馬やってる時間以外はほぼゴルフに費やしてたという生粋のゴルフプレイヤー。馬に乗ったのは競馬学校に入ってからという経歴です。
とにかく騎乗回数が多く、全盛期は毎週毎レース休まず乗っていました。有馬記念のある週は裏開催の競馬場で全レース乗るのが毎年の流れだったのですが、アカイイトのおかげでデビュー27年目にして有馬記念初騎乗。今ノリにノっているジョッキーです。
笑顔が素敵なため、女性ファンが多いです。
反面、馬上では激しい騎乗をしていたことも。(タルマエダンスは黒歴史)
吉田隼人
GI 5勝
お手馬
ソダシ、ゴールドアクター、ポタジェ、ショウナンナデシコなど
競馬学校20期生
兄:吉田豊
ライバル(同期):川田将雅、藤岡佑介、津村明秀
一言で表すと…
謙虚ながら貪欲に勝利に挑む中堅ジョッキー
メジロドーベルの主戦で、武豊になぞらえ「東の豊」と呼ばれた吉田豊騎手の弟です。
初GI勝利が有馬記念という華々しい快挙を成し遂げてますが、下積み期は全然勝てず、辞めようと思った瞬間も何度もあったそう。
それでも諦めなかった結果、ソダシやポタジェに繋がりました。
ちなみにソダシ以外にも白毛馬によく乗っており、巷では白馬の王子様と呼ばれてるとか。
実はファッションに強く、DAIGOがMCやってる競馬番組で、しれっとDAIGOの服を譲ってもらう約束をとりつけてます。(謙虚そうに見えて意外と我が強いタイプなのかもしれない)
(これは固まるソダシと慌てる吉田隼人。ホレェー)
藤岡佑介
GI3勝
お手馬
ケイアイノーテック、サマーウインド、ジャックドール、ビアンフェなど
競馬学校20期生
弟:藤岡康太
ライバル(同期):川田将雅、吉田隼人
一言で表すと…
人を愛し、人に愛される優男ジョッキー
インタビューで分かる通り人当たりがよく、人が大好きな人のため繋がりがすごいです。もちろん評判も良いです。
その繋がりを活かして、netkeiba内で「with佑」っていうコラムを掲載しています。
これがめちゃくちゃ面白いです。競馬知らない人でも読んでて楽しいと思います。
藤岡騎手には騎手やめてもずっと連載続けてほしいくらい。
重賞勝利数がとても多く、普通ならGIをもっと勝っててもおかしくない数ではあるんですが、なぜかあまり手が届かず、勝利手前で騎乗馬が自分の手を離れ、川田将雅やルメールに乗り替わりになるという不憫な立ち位置にいます。
ですが、今年は少し風向きが変わりました。
共に金鯱賞を制したジャックドールは間違いなくGI馬の器。個人馬主のため乗り替わりの心配もなし。久々の勝利が見られるかもしれません。
田辺裕信
GI 9勝
お手馬
コパノリッキー、ロゴタイプ、アルクトス、イルーシヴパンサー、アサマノイタズラほか
競馬学校18期生
特徴:中山競馬場などの小回りコースで好成績を残す
一言で表すと…
ダートや小回り芝のマイル戦で強い馬具オタクの人
仮面ライダーと健康にハマってる以外は基本的に無趣味らしいのですが、馬具に関する拘りは凄まじく、週1〜2ペースで馬具屋さんに足を運ぶらしいです。
(馬具って何?って方は釣りでいう釣り具だと思っていただければ理解しやすいと思います。ルアーから擬似餌まで含めて釣り具です)
馬のタイプに合わせて馬具を買い揃えており、かなりの金額を費やしているとか。
でもそれがしっかり結果に繋がってますし、中山競馬場の田辺騎手は買わないと上位に来ます。(カッタラキマセン)
ルメールが認めるほど騎乗の腕やセンスがあるのですが、あんまりGIには積極的に出ないです。
不思議な人です。
サンスポにて「田辺裕信 ゆる〜い話」っていう全然ゆるくないコラムを掲載してます。競馬初心者の方にはすごいためになることしか書いてないです。ネットでも無料で観られるため、暇な方は読んでみては。
北村友一
GI 7勝
お手馬
クロノジェネシス、アルアイン、レシステンシアほか
競馬学校22期生
ライバル:藤岡佑介愛称:机
一言で表すと…
苦労の果てに花開いた実力派ジョッキー
デビュー2年目で新潟リーディングジョッキーになるも落馬骨折、復帰後に重賞を初制覇しその後も2勝するも落馬骨折、以降も毎年重賞制覇しGI制覇も目前と言われていた頃に落馬骨折。
復帰して約1年後、秋のGIシーズンに馬が斜行して4日間(実質2週間)の騎乗停止となり、納得がいかなかった北村騎手は検量室の机を持ち上げてぶっ倒してしまったため、停止期間が伸びました。若さ故の過ち?
↑詳細はこちら
もちろん競馬板(2ch)内での北村騎手の愛称は机になりました。運悪く北村騎手(北村宏司)もゆういち騎手(福永祐一)も別にいたため、机って呼ぶ方が分かりやすい感じになってしまい、2chを知らない層にまでこの渾名が広まってしまいました。
とはいえ他人に暴力を振るったわけでも犯罪をしたわけでもないため、時が経った今では本人もネタにできています。
(ツイ主の安田しょーごせんせーはオメガパフュームの調教師であり、カレンチャンを俺のオンナ扱いできる唯一の人物です)
机事件から数年間はいい馬に乗る機会がありませんでしたが、18年にノーヴァレンダで地方GIを制して以降、アルアイン、クロノジェネシス、レシステンシアと名馬に乗る機会が増え、チャンスをきっちりものにしました。21年には結婚も発表。ますますの活躍が期待されていました。
しかし入籍から4ヶ月後に落馬事故に遭い、背骨を8本骨折。絶望的な状態で痛みに耐えながら懸命のリハビリを続けた結果、ようやく復帰されました。すげえよ。
これからの活躍に期待です。
横山武史
GI 5勝
お手馬
エフフォーリア、キラーアビリティ、ウインマリリンほか
競馬学校27期生
父:横山典弘
兄:横山和生
特徴:土壇場で強い
一言で表すと…令和の武豊
ノリさんの子にしてこれからの日本競馬を担う存在です。
21年はエフフォーリアと共にGIを荒らしまくり、痛快なまでに有力馬たちをなぎ倒していきました。
勝率も20代ジョッキーの中では断トツで、彼の乗り馬は過剰なまでに人気です。
現在はノーザンファーム生産馬&馬主キャロットファームの主戦ジョッキーみたいになっていますが、22年はGI1番人気を連続して飛ばしており、かなり批判されています。
ここから立て直して再び大舞台で強い姿を見せてほしいです。
元騎手(現調教師)
騎手同様、よく話題に出る人だけです。
蛯名正義
GI 31勝
お手馬
エルコンドルパサー、マンハッタンカフェ、アパパネ、フェノーメノ、イスラボニータ、バブルガムフェロー、エアジハード、ナカヤマフェスタほか
競馬学校2期生
同期:武豊渾名:眉毛、激怒
一言で表すと…
あと少しで最大の栄光に手が届かなかった、武豊の親友であり最大のライバル
騎手時代は眉毛がすごい太かったですが、今は自然な感じになってます
エルコンドルパサーやバブルガムフェローでGIの舞台に立っており、豊さんのスペシャルウィークやエアグルーヴらと幾度となく対峙しています。
同期の親友が時を経てGIの舞台で1番人気2番人気になり、熱い勝負を繰り広げるというドラマ。
エルコンドルパサーを凱旋門賞に連れていくため、馬をフランスに長期滞在させることになった際、蛯名さんもフランスで経験を積み、サンクルー大賞典を制覇。凱旋門賞で惜しくも2着。価値のある2着でした。
その後も度々海外に渡り、ナカヤマフェスタでも凱旋門賞2着を経験しました。
そんな名手でも勝てなかったのが日本ダービー。
アパパネで牝馬三冠は勝ててるため、勝ててない大きなレースといえばダービーくらいでした。
現在は騎手を引退し、22年春から厩舎を開業。
タイキシャトルやグランアレグリア、ゼンノロブロイを育てた藤沢和雄調教師の馬を引き継ぎ、ダービートレーナーへの道を歩み始めています。
的場均
GI級重賞 16勝
お手馬
グラスワンダー、ライスシャワー、エルコンドルパサー(デビュー〜NHKマイル)、アグネスデジタルほか
一言で表すと…
人気馬を穴馬で狙い撃つヒットマン
ウマ娘において、グラスワンダーとライスシャワーはなぜか勝負服で刃物を抱えていますが、これは的場騎手の影響が大きいとされています。
的場騎手は圧倒的人気馬を徹底マークし差し切り勝ちを収めることに定評があり、虎視眈々と勝利をもぎ取るタイプの“刺客”チックな騎手だったからです。
的場さんは馬上でガッツポーズをしません。理由は
だからだそう。これに感銘を受けたのが川田将雅騎手で、川田騎手もガッツポーズは一切してません。(ラヴズオンリーユーのBCはするか迷ったけど「まあいっか」ってなったらしい)
ちなみにウマ娘のアニメを軽く見たことがあり、グラスワンダーが美人になってて嬉しいらしいです。
四位洋文
GI 19勝
お手馬
アグネスデジタル、ウオッカ、ディープスカイほか
管理馬
モンテディオほか
競馬学校7期生
好きなもの:馬
嫌いなもの:うるせえ観客一言で表すと…
馬を愛してやまない仕事人ジョッキー
↓のインタビューのせいで怖い人だと思われがちですが、普段は優しい人です。
(しーい!がしーね!に聞こえたという噂がありますが真偽は定かじゃないです)
ウオッカでダービーを勝った時のキメポーズが最高にかっこいいと話題になり、ウマ娘でもオマージュされてます。
(↑のサムネがまさにそう)
ダービーのインタビューで「(騎手を)やめてもいいです」と語ったものの、翌年にディープスカイでもっかい制覇。武豊に並んで史上2人目のダービー連覇ジョッキーになりました。(3人目は福永祐一)
で、その時のインタビューが上の動画に繋がります…
調教師転向後は管理馬モンテディオがGII3着。
重賞制覇も秒読みだと思われます。
レジェンド
今は引退し調教師以外のお仕事をされてる方達です。
ごく一部ですが紹介します。
岡部幸雄
GI級重賞 36勝
お手馬
シンボリルドルフ、シンボリクリスエス、ビワハヤヒデ、タイキシャトル、グリーングラス、ヤエノムテキ、シンコウウインディ、ジェニュイン他多数
ライバル:柴田政人、武豊
武豊に並ぶレジェンドであり、日本競馬の在り方を変えた騎手の一人です。
三冠馬シンザンが現役だった頃から騎手として活躍し、無敗三冠馬シンボリルドルフの鞍上として名を馳せ、ディープインパクトが二代目無敗三冠馬になる年に引退されました。
岡部さんが変えた競馬業界の常識は数多くあれど、最も大きいのが「馬優先主義」。
馬主本意で競馬が成り立っていた昭和。馬を中心にローテやレースを考え、調子が悪かったら無理をさせない。そんな当たり前を訴えたのは岡部さんでした。
そして、複数の騎乗依頼が来た場合、関係が深い馬主さんの馬を選ぶのではなく、「どの馬が一番勝てそうか」で選んでいた合理主義者でもありました。
ライバルの柴田さんとは真逆でした。
勝利数も凄まじく、今より遥かにレース数が少なかった時代から着実に勝利を重ね、史上初の2943勝を記録して引退しました。もちろんこの記録を抜いたのは今んとこ豊さんだけ。あと数年で抜けそうなのもノリさんといっくん先生のみ。
今は髪の毛がさっぱり無くなって僧侶化しています。
フジテレビ系のレースの解説をしてらっしゃる事が多いです。実況アナが岡部さんと口にしたらこの人が喋ってると思ってください。
安藤勝己
GI 29勝
お手馬
ダイワスカーレット、オグリキャップ(笠松時代)、ダイワメジャー、キングカメハメハ、ブエナビスタ、アドマイヤドンほか
出身:笠松競馬(岐阜)
兄:安藤光彰(元騎手)
ライバル:武豊
愛称:アンカツ
好きなもの:ペット、酒、キングカメハメハ
一言で表すと…
日本競馬を変えたレジェンド
動画だけ見るとただの優しそうなおじさんですが、実際はとんでもない人です。
笠松競馬場で18年連続リーディングジョッキーになり、「笠松の福永洋一」と呼ばれ、オグリキャップに乗ったり、中央に乗りに行って重賞勝ったりした後、あまりの大偉業にJRAが譲歩する形で移籍条件を緩和し中央に移籍、移籍してから初のGIをあっさり制覇、2年目にダービー制覇、5年目に武豊を抜いて最高勝率騎手になり、9年目で中央のみで1000勝達成(地方合わせると4300勝)、12年目半ばで引退発表。
一時期、武、アンカツ、ペリエ(短期で日本に来てたレジェンド外国人)の馬券買っとけば当たるくらい抜けてた時期があったそう。
その騎乗センスは天才というほかなく、レース前には何も考えずに乗るそう。それでここまで勝ててしまうのが才能。
いつもニコニコしており、とても楽観的です。
自分がレースに負けて乗り替わりになっても「しゃあない」で終わり、ダイワスカーレットでレースに勝っても「この馬ユタカちゃんの方が上手く乗れるんちゃうかなあ」と武豊に相談するなど、勝負師とはかけ離れた性格をしています。
でもキングカメハメハとダイワスカーレットを溺愛しており、「最強馬はキングカメハメハ」「ウオッカの天皇賞(秋)は同着でよかったやろ!」などと冗談交じりに発言することもよくあります。
現在はTwitterとYouTubeで競馬予想&回顧をしており、分かりやすいと話題です。
なお
SNSの扱いも上手いです。
田原成貴
GI級重賞 15勝
お手馬
マヤノトップガン、フラワーパーク、マックスビューティ、トウカイテイオー(有馬)、リードホーユーほか
趣味:Twitterで自分とルメールのSS(ショートストーリー)を投稿すること
ウマ娘マヤノトップガンは天才要素(わかっちゃった)がありますが、あれの由来が田原成貴さんです。
なんでそれで勝てるの?って位置から勝利を収める事が多々あった天才騎手です。
調教師になってからドラッグに手を染めてしまいましたが、最近更生し東スポにてコラムを書いてます。
趣味の欄が訳分からんと思うのでとりあえずツイートを貼ります。
訳分からんままで終わったと思うので次いきましょう次。
おまけ
細江純子
競馬学校12期生
現職業:競馬評論家、競馬リポーター
同期:福永祐一、柴田大知、和田竜二
特徴:根は真面目だが隙あらば下ネタをぶっこむ
当時としては珍しい女性騎手としてデビューした細江さん。男ばっかの社会では結構しんどい事も多く、男に軽く相談しただけで付き合ってると思われたり、男ばっかだから下ネタが飛び交う上記を我慢しなきゃいけなかったり…
まさかこの男社会が魔物を育て上げてしまうことになろうとは…
当初は下ネタに苦しんでた細江さんでしたが、ある時、それをギャグで返すと笑いが起こりました。
「ちっちゃい事で悩んでたんだな」と胸を撫で下ろした細江さんは下ネタに抵抗が無くなるどころか、むしろ下ネタを考えてる時が一番楽しくなってしまいました。
そして今では男でもドン引きするレベルのここでは書けないような下ネタをコラムに掲載しています。そうはならんやろ…
騎手をやめてからは別の道を進もうと思っていた細江さんでしたが、豊さんが「せっかく騎手になったんだし競馬関係の仕事してみたら?」と相談に乗ってくれたこともあって、今ではパドック解説やゲート前のリポーターをしたり、競馬番組に出演したりしています。そこでは真面目です(たまに下ネタ出るけど)。
ウマ娘アニメにも本人として登場しており、回を経る毎に演技が上手くなってます。
ちなみにアプリの育成シナリオ「Make a new track」ではパドック解説が細江さんです。真面目モードの解説が聞けます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一部を除いてウマ娘関連の騎手は制覇できたし、現状のリーディング争いをしているジョッキーは大多数解説できたはず。
好評なら地方と海外騎手も交えて第2弾やります。
騎手で見る競馬も楽しいですよ。
それでは。