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【競馬】札幌記念ゆるゆる反省会

はーい!!札幌記念の反省会したいと思いまーす!!


ハイテンションなのはもちろん馬券が当たったからです。
ソダシ1着は予想してなかったけど。


今回のレースがどんなレースだったか、負けちゃった人も来年に活かせるように振り返りながら、馬券当たったマウントを取っていきたいと思いま〜す。(しません)


特徴

レースを回顧する前に、まずはこのレースの特徴についておさらいしていこうと思います。
特筆すべきは以下の4点。


①もはやGIIではない
G1.2。勝手にそう呼ばせてもらってます。
とにかくGIばりにレベルが高いんですよね、このレースは。


海外に行く馬が日本で叩くためのレースとか、中距離の重賞とか、その直前まで似たような条件の大レースがない時期のGIIは、基本的にレベルがバカみたいに高くなります。
この3つの条件を全て兼ね備えているのが、中山記念、金鯱賞、そして札幌記念なのです。


中山記念と金鯱賞もG1.2〜4くらい。そして京都記念はG1.5、阪神カップもG1.8くらいのレベルはあると思ってます。(個人の感想です)


基本的にGI馬が好成績を収めたり、GIII勝ち馬が全く歯が立たなかったりする、「GIIの皮を被ったGIのようなもの」という立ち位置のレースが、札幌記念なのです。


②洋芝×小回り×短い直線
札幌の重賞の予想が難しいとされる理由がここに詰まってます。

北海道の競馬場は冬寒いから普通の芝生じゃ枯れちゃうんですよね。なので西洋の芝が採用されているんですが、この芝が固いらしいんです。
普通の競馬場は公園に寝転がった時みたいなふかふかの芝生なんですが、北海道はそうはいかない。となると、普段柔らかい馬場に慣れてる馬には厳しい。「洋芝適正」か「圧倒的な実力」がないと札幌競馬場は勝てないのです。

洋芝適正は過去に北海道で好成績を残せているかどうかと、父母が外国産馬または海外で善戦できていたかどうかで判断するしかありません。

そして「小回り」。
府中や淀、中山や仁川と違い、札幌のようなローカル競馬場は、一周するのにかかるメートル数が小さい、要するにコンパクトサイズのレースコース。そしてあまり坂がなく平坦で、コーナーもそんなにきつくないのが特徴です。

そうなると東京とかと違って円形に近いレースコースになるんです。札幌競馬場の写真見てみてください。卵形です。誰がどう見ても卵形です。

ということは…
直線が短い→最終直線で差し追い込みは苦戦しやすい→逃げ馬に有利
となるのです。
福島競馬場で重賞2勝、残りの1勝は直線短い中山競馬場のツインターボさんが言うんだから間違いないですね。

でも必ず先行勢が勝つわけではなくて、コーナーの途中で速度を上げていく、ゴールドシップのような「まくり」戦法で勝つ馬もいるので注意ですね。


③定量戦
普段GIしか見てないなら違和感はないと思うんですが、札幌記念は夏競馬としてはイレギュラーな「定量戦」なんですよね。

札幌記念と同日に行われた北九州記念や、札幌記念同様2000mの新潟記念や七夕賞などの重賞は、それまでの戦績から馬の背負う斤量、つまりハンデを決める「ハンディキャップ戦」だったわけですが、札幌記念は年齢、性別だけで判断され実力は加味されない、普通のGI同様の「定量戦」だったのです。

なので、背負う重量は

4歳以上牡馬>4歳以上牝馬>3歳牡馬>3歳牝馬
 (57kg)    (55kg)   (54kg) (52kg)


となります。
めっっっっっっちゃソダシ有利です。


④外枠が不利
さっきも言った通り直線が短いし最後まで足を溜めてても意味無いので、序盤からそこそこペースは早く、タイトな競馬になりやすいです。
なので、外外を回らされるとその分遠心力とか走る距離とかでしんどくなります。
外枠の差し先行勢(一番馬群凝縮するとこ)に勝ちはほぼ無いと考えていいでしょう。



事前予想

僕の人気馬に対する所感です。偏見マシマシです。


ラヴズオンリーユー
前前走で世界最強クラスの馬ミシュリフと日本最強クラスの馬クロノジェネシスと戦って3着、前走でデアリングタクト、グローリーヴェイズ、キセキらと戦って1着。

正直負ける気がしないし、どんなにヘマしても2着には入ってくる。鞍上の川田プロはオークスでソダシを潰した経験があるし、攻略法は分かっているはず。なんで単勝が1倍台にならないのかわからないくらい、他馬との実力差は明確。数馬身引き離して勝ちも有り得る。


ソダシ
「クロフネ産駒は2000m以上の重賞は勝てない」と言われているが、そんなもんはこの馬には当てはまらない。
そもそもクロフネ自体が2100mGIで勝てている。クロフネの最高傑作とも言える彼女がクロフネに出来たことを出来ない理由がない。
前走のオークスで掛かり散らかして2200mまで耐えた胆力なら、ここでも1着の可能性は十分あるし、2着3着にはほぼ100%来る。


ブラストワンピース
正直来ないとは思うけど、買っておかないと不安枠。
今年の春に厩舎のいざこざがあって転厩したりしているので、100の実力が出せるかは微妙。ただ移った先が実績のある手塚厩舎だし、騎手も岩田康誠なので、来ても全然おかしくはない。


サトノセシル
この馬が人気な理由が全くわからない。いくらルメールがこの馬の実力を100出せたとしても、ラヴズ、ソダシの80に食らいつけるわけがない。

今までの上がりタイムを見ても、勝ったレースはスロー決着。半分GIみたいなこのレースで前に残れる可能性は無いに等しい。厩舎も言っちゃ悪いがそこまで実績はない。消し。


ウインキートス
大穴はこの馬。ゴルシ産駒だから札幌も攻略可能だと思うし、スタミナももちろんあるから多少の外枠でも対応できる可能性はある。
懸念点は騎手が「まくり」戦法ができるか否かと、前走の目黒記念からの斤量の増加(3kg)に馬がびっくりしないか。


ペルシアンナイト
同じく大穴枠。実は札幌とかの洋芝の方が合う馬なんじゃないかと見ている。
騎手は札幌競馬場◎の横山武史だし、厩舎も我らがサトノダイヤモンドの池江。GI馬が好成績を残しがちなこのレースなら上位も十分ある。


ユーキャンスマイル
この馬が来ることは100%無いと断言できる。僕は友道厩舎を信用していない。
マカヒキ、ワグネリアン、ユーキャンスマイル。全て金子さんの持ち馬であり、大レースの度に出走するものの、踏ん張って4着、駄目だと15着とかの早く引退してくれ三銃士。特にワグネリアンは故障してから絶望的な戦績。ダービー馬のあんな姿誰も見たくねえよ…
他の調教師さんなら「もう馬のピークも過ぎてるし引退させましょう」とか「僕には無理です」とか言いそうなものなのに…ねえ?
あと脱税した某馬主の馬を管理しているのもこの厩舎。そういうのも含めて買いたくないし買う理由がない。
ド偏見で申し訳ない。


トーラスジェミニ
なんか名前の響きが好きだけど来そうな気はしない。
騎手も横山和生だし賭けてみても悪くは無い気もするけど、血統見ても戦績見ても厩舎見てもピンと来ない。


ステイフーリッシュ
こいつは絶対どこかで化けると思う。
宝塚記念でユニコーンライオンを2着にまでさせたあの矢作厩舎だし、なにより矢作さんの夢が「リスグラシューより強い馬をつくること」。
リスグラシュー同様晩成の傾向があるステイゴールド産駒ならノウハウも活かせるはずだし、なによりこいつの戦績がすごいステイゴールドしてる。

前走の和田ジョッキーから乗り替わりなのが残念だが、騎手は同じくイケメンで勢いもある坂井くんだし、最内枠だし、3着とかなら全然ありえる。



馬券

さて、今回僕が買った馬券がこちらです。

画像1

ラヴズ軸固定で

ステイフーリッシュ
トーラスジェミニ
ペルシアンナイト
ブラストワンピース
ソダシ

この5頭の組み合わせですね。


あれ?ウインキートスは?って思われるかもしれません。
直前でトーラスジェミニに変えたんですよね。


なんと馬体重が前走から+18kgと発表されたので。

たたでさえ斤量が52から55に変わってるのに加えて18kgってことは、21kgも変わるわけです。
人間の体重のスケールに直しても2kgくらい重くなってる計算。
これがGI勝ち馬をポンポン輩出している厩舎なら、「札幌の馬場に合わせるためにトモを強化したのかな」とか考察の余地があるのですが、そういうのじやなかったため「馬体絞り切れてなかったんだろうな」と判断しました。

で、サトノセシルより前にゴール出来そうなやつがトーラスくらいしかいなかったのでトーラスを買いました。


結果

そしてゲートイン。

スタート早々バイオがアクシデント。切ってたのでほっとしたけど池添ジョッキー好きなので複雑な気持ち。

トーラスがレースを引っ張る形で進行。
このまま行くかと思いきや、ブラストワンピース岩田が早仕掛け。これは面白くなってきた。

しかし、ソダシはそれを横目に急加速。抜かさせない。
ブラストが鞭を使う中、ソダシは突き放す。
そしてなんとペルシアンナイトが伸びる。さらに後ろからようやくラヴズ。

ブラストがバテてもソダシはまだ突き放す。
ラヴズがペルシアンナイトを捉えるかというところでゴールイン。


ソダシ
ラヴズオンリーユー
ペルシアンナイト
マイネルウィルトス
ブラストワンピース


見事に的中しました。ありがとうございます。

思ったことはただ一つですね。
ソダシ強すぎ
オークスの時からここまで変わるかってくらい精神面で余裕が出ていた気がします。多分これは厩舎の努力ですね。
もう距離以外に弱点無いでしょ。


2着はラヴズ。しっかり休めよと言いたい。
川田プロ曰く展開にしてやられたという。ブラストが競りかけてきたのとサトノセシルに挟まれてやらかしちゃった感じでしょうかね。GI本番じゃないし大丈夫。うん。

そしてまさかの3着ペルシアンナイト。
や横武神(やっぱ横山武史は神)。横武しか勝たん。
道中かなり前に行きたがってた感じがしたのに、それをここまで持ってこれたのはとんでもないことではないでしょうか。


ステイフーリッシュは無事、バイオスパークは手綱が絡まっただけだそう。一安心。


回顧

①“厩舎力”が試されたレース
個人的に4着のマイネルウィルトスが意外すぎたんですけど、7着までの馬を振り返ってみて、全ての厩舎がGI馬を輩出してるベテランだったので「なるほど」と思いました。

やっぱ札幌記念という場所はGIIでも特別だし、GI勝てるノウハウが無いと上位入着は出来ないということなのかなと。


②斤量の利で不利を消すこと
ソダシがスタートを上手く出たことで、軽ハンデを活かして前につけ、外枠のジンクスを打ち破って勝てたのは大きかったと思います。
母のブチコがゲート難どころの騒ぎじゃなかったため、ソダシがこんなに良い子になるなんて…という気持ちです。須貝調教師がゴルシを経験したことは間違いなくここに活きてますね。


③横山武史はヤバい
ヤバいっしょ。あんなん武豊の再来っしょ。
絶対3年以内に有馬記念勝つわ。


④強い馬だけで賭けて良かった
結果論ですけどトーラスジェミニ買わなくてよかったかもなっていうね。ルメール先生の馬が強かったらもうちょい波乱あってもおかしくなかったかも。

今後の予想

今回出た馬が今後どんなレースに出そうか予想していきます。

ラヴズオンリーユー

放牧→BCフィリー&メアターフ→香港カップor有馬

今回のレースをどう見るかですよね。問題無さそうなら🇺🇸🇭🇰と遠征できますし、疲れ溜まってそうなら年末は国内でも良さそう。
日本馬初のBC制覇に期待がかかってるんで、ここはどうか勝ちに行ってほしいですね。


ソダシ

秋華賞→マイルチャンピオンシップ

秋華賞でケリをつけたら、エリ女は距離適性で回避。行けるとこはマイルチャンピオンシップくらいしか無さそう。
多分勝つ予感がする。グランアレグリアも香港だろうし、インディチャンプとかレシステンシアより強い気がするし。


ペルシアンナイト

天皇賞(秋)→香港カップ

僕ならこうします。僕なら。でも恐らく

富士ステークス→マイルCS→香港マイル

になると思います。
横山武史で成功しちゃったんで、このまま引退までペルシアンの鞍上は変えたくないと思うんですよ。そうなるとエフフォーリアの挑む中距離GIには行かない流れになるはず。


マイネルウィルトス

毎日王冠→(天皇賞秋)→チャレンジカップ

今回で力はある程度示せたと思うので、何戦か重賞で戦えば強くなっていく可能性は秘めてると思います。間違いなくGIIIは勝てる馬。


ブラストワンピース

(オールカマー)→天皇賞秋→有馬記念

まだ全然衰えてはいなさそうなので、このまま有馬記念行って、鞍上池添で2勝目を飾りたいところですね。果たして人気投票で上位に来るのかどうか。


まとめ

いやー、春競馬で散々爆死したぶん、ようやく取り返したなって感じです。ここから秋でどれだけ巻き返せるか。
春の序盤は雑な予想ばっかで爆死してたので、さすがにもうちょっとマシな流れになるはず。

天皇賞(秋)と秋華賞、マイルチャンピオンシップ、有馬記念あたりはばちこりと勝ちに行きたいですね。


凱旋門賞はみんなでスノーフォールに賭けまくりましょう。あれは銀行です。利息-40%の銀行です。
そこで得た金を転がしてGIで複勝を買いまくるのです。
さすれば年末にはあなたは100万を手にしているでしょう。


次回、「万策尽きて自己破産」

デュエルスタンバイ!

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