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イラストの競合コンペに勝てない!
コンペの勝率「2割程度」
新規お問い合わせの中でも多いのがコンペ案件。
複数の企業やクリエイターが提案を競い合い、その中から1社だけが選ばれるという仕組みですが、決定に影響を与える要素が多く、なかなか受注に至りません。僕の場合、 勝率は感覚的に「2割程度」です。
なぜコンペは難しいのか?
コンペの難しさは、イラストレーター側でコントロールできない要素が多いことにあります。
イラストレーターは依頼されたイラストを納品するだけですが、クライアント側は、単にイラストのクオリティだけで決めるわけではなく、下記のようなさまざまなチェック項目を考慮して決定します。
・窓口の営業はしっかり対応しくれそうか?
・企画内容は意図を汲み取り、魅力的にできているか?
・デザインが企画に沿って効果的に機能しているか?
・イラストが企画の魅力を引き立たせているか?
・見積もりは予算内に収まっているか?
・施策を実行した際、円滑に運営できそうか?…etc
コンペの規模や内容によっては、さらにチェック項目が増えることもあります。つまり、イラストは決定要因の一つに過ぎず、必ずしも最優先事項ではないという点が、コンペの難しさにつながっています。
コンペのデメリット
そんな難易度の高いコンペには、以下のようなデメリットがあります。
・受注確率が低いため、売上の安定につながりにくい
・決定までに時間がかかり、スケジュール管理が難しくなる
・他案件との調整がしづらく、スケジュールをブロックするリスクがある
時間と労力をかけても受注できない可能性が高いという点が、コンペの最大のネックです。
コンペのメリット
とはいえ、コンペには魅力的な案件が多いことも事実です。
・受注できれば、大型案件で予算が高め
・新しいクライアントとのつながりを作るチャンスになる
・ポートフォリオに掲載できる実績を増やせる
そのため、予算やスケジュールとのバランスを考えながら、戦略的に参加するのが重要だと考えています。
コンペの決め手は「制作担当者の熱量」
難易度が高く、決定要素が多いコンペですが、受注できる案件には一定の傾向があります。
それは、「熱量のある担当者」が関わっている案件であること。
我々の場合、主にデザイナーさんがそれに当たると思いますが、
・既にこちらのイラストを知ってくれている
・SNSをフォローしており、日頃から動向をチェックしている
・「ここぞという時にお願いしよう!」と以前から考えてくれていた
上記のように普段からイラストレーターをチェックしており、クリエイティブ感度が高く、お仕事を楽しまれている方と組むと高確率で受かる気がしています。
このような方は、リスペクトを持って対応してくれるため、提案のモチベーションが上がり、クオリティの高いプレゼンができるというのも勝率が上がる理由の一つではないかと思います。
熱量のあるデザイナーさんに見つけてもらうには?
では、こうした熱量のある担当者にどうやって見つけてもらうのか?
そのためには、
「SNS + Pinterest」でクリエイターの発信力を強化する
・SNSで考え・人柄を発信する
・Pinterestを活用し、作品を視覚的にアピールする
といった施策が有効だと思っています。
特にPinterestは作品のストック型プラットフォームなので、時間が経っても新しい人に見つけてもらいやすいという強みがあります。
有料記事ですが、Pinterestの活用法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください!
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