赤い靴とミガキニシン。
あなたは童謡の「赤い靴」を
知っているだろうか?
🎵赤い靴履いてた女の子〜
という歌詞の古い歌だ。
昔、「やっぱり猫が好き」いう深夜ドラマで
主人公の三姉妹がそれぞれ
この歌詞を記憶違いしているという話があった。
本当の歌詞は
「異人さんに連れられて行っちゃった」
なのだが、
主人公の恩田姉妹は、
「異人さん」の部分を
「いい爺さん」とか
「曾祖父さん(ひいじいさん)」などと思い込んでいる。
当時見ていて、
私も子供の頃は「曾祖父さん」だと思っていたので、
いいところつくな!
と大笑いした。
とはいうものの、
私は「赤い靴」以外にも
耳で聴いた言葉を
脳内で誤変換するというのをよくやる。
以前はミガキニシンのことを
「磨きニシン」だと思っていた。
漁師さんや水産加工業の人が
一匹ずつ丁寧に磨いた
ピカピカのニシン。
きっと高級品だろうと
想像していた。
それが実は
「身欠きニシン」と書き、
頭や内臓を取ったニシンの干物だと知ったのは
30歳過ぎてからだった。
物を知らないのはちょっと恥ずかしい。
でも、
言葉から勝手にイメージを広げるのは
かなり楽しい。
脳内誤変換は、
おばあちゃんになっても楽しめる
究極のひとり遊びだと思っている。
ちなみに「やっぱり猫が好き」の三姉妹。
小林聡美・室井滋・もたいまさこが演じていた。
脚本は三谷幸喜。
今にして思えば、いや当時でも
かなり群を抜いたユニークなドラマだったと思う。