2.医食同源と生活習慣でズタボロ
腰痛の原因が骨の異常でなかったことから、自分で治す決意をして先ず取り組んだのは
『食生活の改善』
でした。
当時は健康情報に詳しくはありませんでしたが、体は食べ物から作られますから
『医食同源』
は確かにそうだと思っていましたし、たまたまマクロビオティック創設者の桜沢如一氏に関心をもって彼の本を読んでもいました。
それで、食事を変えて体質改善をしようと、玄米菜食中心に切り替えたのでした。
具体的な実践をお伝えする前に、私のそれまでの体の状況を書いて置きます。
私は健康的には恵まれて生まれたといえます。
4150グラムもあって、母を難産でエライ目に会わせました。(笑)
生まれて10日後には、床にうつぶせに寝かせたら自力で首を持ち上げて皆を驚かせたそうです。
父は会社の経営者で空手の館長でもありました。
それで、幼稚園前から道場に連れられていたこともあって体力と運動神経は普通よりも良かったです。
しかし、心臓か肺が弱いのかスタミナはなくて長距離はからっきしダメです。
中学時代は陸上部でしたが、夏休みの練習でウオーミングアップに200メートルトラックを3本ダッシュしただけでグロッキーして吐いてました。
1歳下の弟は生まれつき心臓の壁に穴があいていて手術を繰り返しましたが5歳で亡くなっています。
ですから私も心臓が弱いのかも知れません。
※そう思っていましたが、今は母の食事が肉や揚げ物中心で、若い頃は魚と野菜が嫌いだったことが原因だと思っています。
それと扁桃腺も腫れやすくて、扁桃腺の腫れから熱が出やすかったです。
弱みといえばそんな程度、ああ、それと腰痛もありましたが、20代までは体の不安は全然なくて、歳を取ったら自然死で眠るように逝くんだろうと根拠もなく思ってました。
しかし、そんな状況は30代になって変わりました。
仕事でのハードワークと不摂生な生活パターンで体がむしばまれていったのです。
会社の終わりは21時22時は当たり前でしたから、食欲旺盛な私は夕方には外食で済ませていましたが、飲み好きで付き合いも多くて、それから待ち合わせて食事をしていました。
子供時代から肉食中心でコッテリ好きでしたから、焼き肉や串カツやイタリア料理や焼き鳥が多かったです。
食事はビールで始めて日本酒や焼酎を飲んで、それから飲みに出てブランデーやウイスキーをお代わりして最後はロックで飲んでいました。
スタートが遅いですから2時・3時の帰宅になります。
30代後半では週に3日前後もそんなでした。
会社は9時始業ですから疲れを残したままで出社して、しかも休日出勤もよくしていました。
いつも体に疲れを感じていて、大学卒業時には178センチ、72キロだったのが、87キロにまで太ったのです。
「お腹出てるよ」
と会社で言われても自分ではそれほどでもないだろうと呑気でしたが、体は悲鳴を上げていました。
会社のドクターからは
「いつ痛風が出てもおかしくないです」
と指摘されて、ビールやイクラなどのツブツブの食べ物を控えて、紅花マーガリンを摂るように勧められました。
骨も脆くなっていたようで、飲み屋のトイレでうがいをしたら3度もはがれるように歯がスライス状に欠けることがありました。
これはちょっと恐かったです。
免疫力も低下していてしつこい水虫がありましたし、年に3度4度と熱を出して2・3日寝込んでいました。
振り返るとかなりヤバイ状態だったなと分かりますが、当時は疲れが抜けていないだけだと甘く観ていました。
それでも大事に至らなかったのは、太っているのはマズイなと自覚するようになって、体重を減らす意識を持ったことと運動をしていたからです。
食事の量を減らして78キロまでは戻りました。
でも食事内容を改善したわけではありません。
幸いだったのは、40歳のときに再婚した妻が健康的な食事パターンで、肉食がガクンと減って野菜と果物を食べるようになり、夜遊びも無くなったことです。
これで随分と食生活と生活習慣が改善されました。
それでも深刻な腰痛に見舞われましたから、もし彼女と結婚していなければ痛風だけでなく、いろんな病気になっていた可能性が高いです。
彼女と結婚して間もなく、歯医者へ行って全面的にチェックを受けましたら
・奥歯4本を戦略的抜歯(他の歯を守るため)
・10数本の虫歯を治療
・1本は修復不可でインプラントに
な有様で200万円以上の治療費がかかりました。(汗)
私のことを書かして頂いたのは、いかに食事と生活習慣が体に直結しているかを確認するためです。
「体が丈夫だから病気にならない」
でないことは体験で痛感しました。
あなたの現在の体調はいかがでしょうか?
どんな食事と生活をしていますか?
もし問題があるのなら、そこを改めないと根本的には解決できません。
次回は私の腰痛が治った経緯をお話しますね。
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