"金星の呼気" メモ
Op.3 ”金星の呼気”
Lyrics
耳にまとわりついた青いノイズ払い退けて
君は小窓を開けた、
朱色に輝く惑星に叫ぶ
「私は、キャロルのように銀河を飛び回りたい!」
ねじれて醸造された感情、
星雲のバターを塗った密度を貪って
この船の小部屋で夢想に耽る
ついに鳴り止んだ嘘
裂けるオーロラ、誘う黄道
君は大窓を開けた、
僕を見ずに颯爽と駆ける
「私も、窓辺と海辺の違いくらい分かりたい!」
回折する光の森で愉快なキャンプをしても
クェーサーが嘲笑う
この船の小部屋で不満げに眠る
軌道を無視した公転で
偽りのネイト、棄て去り
微笑むケレスを横切って
君の想いはいま、空(くう)に放たれた!
(小さくて無機質な宇宙船の中に閉じ込められて育った我々は、ふざけた日誌を綴り続けるしかない)
トラック(ティンバー)リスト
Vocals (radio + auto-tuned) / Chorus / Nylon Guitar / Synth Bass / Electric Piano / Honkey-tonk piano / Synth Pad / Flute / Strings / Marimba / Glockenspiel / Wind Chimes / Triangle / Guiro / Shaker / Agogo / Drums / Some Sound Effects
アレンジについて
打ち込みの無機質な感じを前面に出したくって、それに伴ってボーカルもオートチューンド+ラジオボイスにしてみました。こじんまりとした閉塞感と、そこから脱したいという解放への憧れをアレンジに反映しようと努力しましたが、果たしてそう上手くいったのか。
@urakamifamily