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2024年のラインスタンプ副業の成果
2024年のラインスタンプの売上データがそろいましたので、2024年の振り返りを報告します。
今回から、新しく作成したLooker Studioのレポートを使います。
ラインスタンプ売上の把握・分析にお困りのクリエイターさんにも参考になる報告になっていると思いますので、ぜひ、ご覧ください。
ラインスタンプ副業の概要
2024年のラインスタンプ副業の概要をひと目でわかるように表現しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1736649818-SQLCds2lAZM5PuOxVypt1GDc.png?width=1200)
この絵は、昨年度末から改善し続けてきたLooker Studioによる可視化の成果です。
今後は、この絵をベースに報告していく予定ですので、読み方を解説します。
下半分は、創作活動の概要です。
以下のようなことがわかります。
これまでにリリースしたスタンプの総数が371個
報告期間(※今回は2024年)に新規リリースした数が67個
その前の報告期間(※今回だと2023年)と比較して、-6.9%
新規リリースしたキャラクタのカテゴリ(例:猫が23個)
上半分は、その創作活動に対する成果です。
各項目の意味は、項目名を見たらわかると思いますので省略しますが、それぞれ、その前の報告期間(※今回だと2023年)と比較した伸び率が可視化されます。
例えば、以下のようなことが読み取れます。
単体販売の売上個数が、-35.4%に大幅ダウン、
単体販売の売上総額も、-17.8%にダウン、
その結果、単体販売の分配金も、-17.8%ダウンとなった
対して、プレミアムの分配金が約200%アップし、
結果として、総額では、約70%アップとなった
単体販売とプレミアムの比率も、約30%:約70%となり、完全にプレミアムが中心になってしまいました。
分配金総額の下のツリーマップは、スタンプ毎のリターン額の割合です。
これまでも報告していますが、うさぎのシンプルなスタンプがプレミアムで大当たりしたので圧倒的な割合を占めています。
以上のようなことが一目でわかります。
さらに、右上に「集計期間」を選択するプルダウンリストがありますが、これを変更することで、非常に簡単に集計時期や期間(年、月など)を変更できます。
なんと、このツール(Looker Studio)が無償で使えるのです。
何とも便利な世の中になったものですね。
Googleさんに感謝♪
興味のある方は、ぜひ、Looker Studioを勉強してみてください。
話がそれました。
ラインスタンプ副業の話に戻りましょう。
上の絵を見ていただいた通り、2024年の分配金は順調に伸びて、過去最高額となりました。
単体販売が縮小傾向なのがやや気になりますが、LINEさんがプレミアムユーザーを増やそうと頑張っているので、これからはプレミアムの分配金が中心になっていくのは自然な流れだと思います。
売上の推移
次に売り上げの推移を見てみましょう。
ここでもLooker Studioが大活躍です。
![](https://assets.st-note.com/img/1736652359-43nHKJM5QYuCTVOqRUA0cX8x.png?width=1200)
上のグラフは、2024年の、月ごとの売上個数(棒グラフ、左軸)と、分配金(折れ線グラフ、右軸)の推移です。
12月は、あけおめスタンプ特集の効果で単体販売数が大幅に増加しました。
でも、プレミアムの分配金は、あけおめスタンプ特集期間でも大きく変化しないので、分配金額は、例月並みです。
6月の分配金が大幅に伸びているのは、プレミアム分配額が激増したためです。すでに詳しく報告していますので、ご興味がございましたら、下記の記事をご覧ください。
下半分は、左から、プレミアムの比率、キャラクターのカテゴリ毎の比率、分配金の累計額の推移(全期間)です。
プレミアムの分配金が約70%というのは、先ほどの概要で書いた通りです。
キャラクターのカテゴリ別にみると、うさぎが約35%、パンダが約34%、それ以外のキャラクタが残りの約30%という感じです。カテゴリー別の考察は後程さらに詳しく記載します。
累計は、昨年10月に、1000万円を超え、その後も同じような感じで伸びています。
ありがたいことです。感謝、感謝。
売上の大きかったスタンプ
次にスタンプ毎の売上を見てみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1736653119-iumheFjCDlkyZoV4zXfNtpW1.png?width=1200)
一番たくさん売れたのは、予想通り、うさぎのシンプルなスタンプでした。
6月のプレミアムの分配金が多かったため、それだけで他のスタンプを圧倒する売上額となりました。
2番目と3番目は、パンダの母向けスタンプです。過去の記事で書いていますが、継続的に順調に売れ続けているスタンプです。特に3番目のスタンプは、単体販売にて、他のスタンプを圧倒する数(1,889個)となっています。
下の棒グラフは、月ごとの分配金額を単体販売とプレミアムで積み上げたものです。
ぱっと見でわかるように、すべての月において、プレミアムの比率が高くなっています。ここでも、今後の主流がプレミアムになりそうだという結果になりました。
このレポートを見ていると、あまり新しい情報がないのではないか?(どうしてこのレポート画面を作ったのか?)と感じるかもしれません。
実は、Looker Studioは、特定のアイテムを選択したクロスフィルタリングがとても簡単にできるのです。
このレポートで、詳細を確認したいスタンプを選択すると、そのスタンプの売上推移を単体販売/プレミアム別に確認できるのです。
例えば、かなり初期のうさぎのスタンプを選択すると、以下のような表示になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1736653558-JKNqcG43tglv2ZVzSMhBPIw9.png?width=1200)
このスタンプは、2016年9月に販売開始したスタンプですが、じわじわと売れ続け、5年後の2021年6月頃から急激に売り上げが増えたことがわかります。以下の記事で書いた出来事です。
さらに、プレミアムが主流になってくる中で、単体販売が約84%を占めるスタンプであることもわかります。
このように、スタンプを選択しながら、売上状況の確認・分析ができるのです!
(またまた、Looker Studioの紹介になってしまいました、汗)
少し話がそれますが、この事例を見ると、数年後に急激に売れ始める可能性もある、ということなのです。
創作活動をやめたらどうなるかわかりませんが、urajoの事例から考えると、創作活動を継続し続けていたら、5年後に急激に売れ始める可能性がある、ということだと思っています。
いま、スタンプが思うように売れなくて、LINEスタンプ創作を止めようかと思っているクリエイターのみなさまの参考になりましたら幸いです。
キャラクターのカテゴリ別の状況
urajoのスタンプには、猫、うさぎ、パンダ、ブタ、犬などのいろいろなキャラクターがいます。
以前から一度調査したいと思っていました。
どのキャラクター(カテゴリ)が一番売れているのか?
重い腰を上げて、これまでに創作したスタンプにメタデータ(キャラクターの種類、カテゴリ、スタンプのタイプ、特集参加など)をつけて、集計できるようにしました。
2024年に創作したスタンプのカテゴリー別の状況です。
![](https://assets.st-note.com/img/1736653970-WoplLvGHbs4kfeBVgZ5FqI1S.png?width=1200)
2024年にリリースした数は67です。
(先日の「2024創作活動の振り返り」記事の数と若干違うのは、このグラフはリリースしたスタンプの数をカウントしているからです。先日の報告では、色をマイナーチェンジした再販などはカウントしていませんが、このグラフではスタンプIDが変わったものは全てカウントされます)
創った数でみると、猫→パンダ→地蔵→うさぎ→・・・です。
そして、「売れた数」でみると、猫→パンダ→うさぎ→地蔵・・です。
その比率も含めて、それなりに対応しています。
ところが「分配金額」になると、プレミアムの影響が大きくでてきて、うさぎ→パンダ→猫→地蔵→・・・の順に入れ替わりました。
確かなことは、「地蔵はマイナーである」ということですね。笑
キャラクター別の売上
さらに踏み込んで、キャラクター別の売上も見てみました。
「猫」カテゴリには、三毛猫、ハチワレ猫、黒猫、白猫などがいます。
その粒度で見てみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1736654565-PybkxWfJDsi5NwQqeSvXalGu.png?width=1200)
上位のうさぎとパンダは、それぞれ1つのキャラクターなので、あまり面白くない結果になりました。
カテゴリー別にみると、猫が3位なのですが、キャラクター単位に分解してみると、ブタ、地蔵の方が売れ行きがよいようです。
そして、猫カテゴリの中では、三毛猫→ハチワレ猫→黒猫→・・・という順序となりました(いずれも僅差です)。作ったスタンプの数が違うため、単純には比較できませんが、売れ線のキャラクターを把握して、次のスタンプ創作にフィードバックしていくことはできそうです。
このグラフも、各項目を選択すると、クロスフィルタリングできますので、Looker Studioを操作すると、静止画で見ている以上の考察ができます。
今年1年は、このLooker Studioを分析ツールとして活用していく予定です。
おわりに
2024年のラインスタンプ副業の成果を報告しました。
ひと言でいうと、「順調に推移しています」です。
ラインスタンプを購入いただいた方々、応援していただいている方々、大変ありがとうございました。今年も応援よろしくお願いいたします。
そして、ラインスタンプ副業の成果報告より、Looker Studioの紹介が大半を占める内容になってしまいました。
スタンプを作り始めたころは、何をどれだけ作っていて、どれが売れているのか(売れていないのか)を把握することが簡単でしたが、スタンプ数が増えてくるとその理解が著しく困難になります。
そこで活躍するのが今回紹介したようなITツールだと思います。
ラインスタンプ副業の成果の把握にお困りの方の参考になりましたら幸いです。
(おまけ)確定申告
いよいよ確定申告の時期が近づいてきました。2024年は売り上げが大きく伸びたため、たくさん納税することになりそうです。
urajoは今回も青色申告予定です。
青色申告を効率的に実施するために、やよいの青色申告を使っています。
確定申告はスマホからでもできますが、urajoは、ICカードリーダをつないだPCから確定申告しています。
※urajoは2024年10月からamazonアソシエイトに登録しました。リンクをクリックしてamazonで購入いただけると、urajoに紹介料が入る仕組みになっています。
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