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分配金1000万円を徹底解明

祝!1000万円クリエイター
とうとう達成しました。分配金総額1,000万円!
分配金1,000万円の全貌を徹底解明します。

分配金1,000万円を達成

2024年9月に分配金総額1,000万円を達成しました。
主な数字は以下の通りです。

  • スタンプ創作歴:9年と6カ月

  • 作ったスタンプの数:337個(没作品、販売停止中を含む)

  • 日本で販売中のスタンプの数:290個(絵文字も含む)

  • 売上総数:168,418個

  • 売上金額(単品):16,511,832円

  • 分配金総額:10,076,751円(内、プレミアム分:4,187,771円)

約10年、スタンプを作り続けました。
”継続は力なり”です。

がんばるよ~

分配金の推移

2015年4月に初めて分配金を得てから、現在2024年9月末まで、約9年と6か月の推移を示します。

2024年9月末までの推移

全期間の約60%が平らに見えるくらい、最近の40%の期間だけで稼いでいることがわかります。よくぞあきらめずに継続したものだ。

自分でほめてあげたい

さらに、単体販売の分配金(青色)から、ラインスタンププレミアムの分配金(赤色)に移行してきていることが一目でわかります。

単体販売とラインスタンププレミアムのそれぞれを見てみましょう。

単体販売の推移

単体販売の2024年9月末までの推移

単体販売は、明らかに減少傾向です。最近少し下げ止まってきているようにも見えますが、新作スタンプをリリースし続けて、この状態ですので、今後、大きく回復することは難しいと思われます。

ラインスタンププレミアムの推移

ラインスタンププレミアムの2024年9月末までの推移

ラインスタンププレミアムは当たり外れがかなり大きいです。全体的な傾向としては増加傾向にあると思いますが、2022年10月頃にも同じような傾向があったものの、そのあと大きく下げたこと(2023年7月~10月)を考えると、油断ならない状況と言えるでしょう。

油断したらどうなるかわからんよ~

国別

ラインスタンププレミアムの区分を含む、国別の比率はどの程度だったでしょうか。

ラインスタンププレミアム/国別の比率

ラインスタンププレミアムが約42%、単体販売が約58%という比率です。

ラインスタンププレミアムの開始が決まった時には、これほどまでの影響を及ぼすとは考えていませんでした。これからの販売戦略は、ラインスタンププレミアムを軸に考えていった方がよいかもしれません。

次にラインスタンププレミアム分を除外して、単体販売分のみを見てみました。

国別の比率

98.9%が日本です。日本以外は約1.1%の比率しかありません。

この数字だけを見ると「日本以外では売れない」と思うかもしれませんが、そういうことではありません。

urajoは、最初の100作品(時期でいうと2017年5月頃)までは、海外向けのスタンプも作っていたのですが、それ以降は基本的に日本でしか販売していません。

2017年5月というと、最初のグラフで見ると、真っ平な部分です。

従って、海外での売り上げ比率が少ないことは当たり前なのです。

想定の範囲内です。

では、海外だとどこの国で売れているのか?!

海外の売上比率

台湾が49.1%、タイが46.6%で、この2か国で約97%。残りの3%位を米国をはじめとする17か国で売り上げています。具体的には、
CH/CL/DE/KR/GB/IT/MY/FR/NL/MX/NZ/CA/HK/AU/SG/ID/US
です(左から分配額の少ない順に並んでいます)。

ラインスタンプを販売し始めたころは、世界中で販売した方がたくさん儲かるだろうと期待すると思いますが、実際にはこれくらいの比率しかありません。

海外でも売れるように言葉を英語にしてみたり、日本語を外して文字なしスタンプにしてみたり、いろいろ試行錯誤してきましたが、結論は「日本だけで十分」です。

ラインスタンプは、日本での販売に注力せよ!

urajo談
ここ大事。テストにでますよ~

日本人だから、日本人の感覚に合うスタンプは作れますが、それ以外はなかなか難しい、ということなのです。

スタンプ別

スタンプ別にみるとどんな状況なのでしょうか。

スタンプ別の分配金

何ともすさまじい円グラフになってしまいました。笑

円グラフを見ると、ほとんど売れていない作品が大量にあります。

最もたくさん売れている1つのスタンプが、全体の約10%を稼いでいます。
↓これです。

そして売り上げ上位の6スタンプで、全体の1/4を稼いでいます。
上位10スタンプで、全体の1/3を稼いでいます。

上位10スタンプの分配金の状況を比較すると以下のようなグラフになりました。

売上上位10スタンプの分配金の状況

上位2スタンプのプレミアムの分配金の比率(影響)の大きさが目立ちます。

このグラフを見てわかることは、単体販売の売り上げを伸ばすより、プレミアムで”当たる”ことを狙う方がリターンが期待できる、ということです。

どうやったらラインスタンププレミアムで”当たる"のかは、今も謎ですけど。

そんなことわかったら、こっそり大儲けできるもんね~

何個のスタンプをリリースしたらいいのか

これまでのグラフを見てわかることは、初期に作ったスタンプが当たるとやる気が維持できるが、そうでなければ「ほとんど売れない」状況が続いてやる気がなくなる、ということです。

スタンプ販売を始めても、すぐにやめていってしまう人が多いのは、これが要因の一つと言ってよいでしょう。

では、いったい何個のスタンプをリリースしたら、いいのでしょうか?

最初に示したこれまでの推移を見ると、転機となった箇所があります。

分配金の傾向が大きく変化した箇所
ちゃんと見てね!

①の2021年7月の売り上げを見てみました。

2021年7月の売上

分配金の総額が46,093円で、その内、プレミアムの分配金が7,114円です。

現在の状況と比較すると「少なっ」って感じですが、この数字は、当時としては「大幅アップ」だったのです。

売上をけん引したのは「うさぎサン」のスタンプです。売り上げ上位4位までを独占しました。

そして、②の2022年5月の売り上げはというと、

2022年5月の売上

分配金総額が332,700円という過去最高額を達成したのです。

この時の売り上げをけん引したのは、まゆ毛が太いブタさんのスタンプです。売り上げ上位3位までを独占しました。1種類のスタンプの分配金が7万円を超えたのは、ここが初めてだったように思います。

さらに②は、創作環境が大きく変化した時期と合致しました。
環境が、iPad+ApplePencil+Affinty Designerへと改善された時期です。
この環境変化をきっかけに、スタンプ1セットに含まれる数は40個となり、月当たりのスタンプ創作数も大幅に増加しました。
スタンプ創作スピードが大きく影響を与えた可能性があります。

スタンプの数

そろそろ本題のスタンプの数を見てみましょう。

①の2021年7月時点のスタンプ創作数は142個
②の2022年5月時点のスタンプ創作数は189個

よ~く見ると、①より少し前に小さな山(丘)があります。2020年1月頃でしょうか。ここでの創作数は124個です。

100個以上のスタンプを作らないと、この変化は起きなかった!

urajo談

と言ってよいかもしれません。

根拠は不明確でも、意外とこういう直感が大事なのです

では、スタンプの数をとにかく増やせばよいのでしょうか?

これまでの月ごとの分配金の推移のグラフ(棒グラフ)に、当該月に売り上げのあったスタンプの数(折れ線グラフ)を重ねてみました。

分配金と売り上げのあったスタンプの数

確かにスタンプの数が増えていくと分配金も増えています。
ですが、2021年7月に大きな転機があることも確かです。
スタンプの数の増え方に比較して、分配金の増え方がガラリと変わりました。

そこで、各月の売り上げに貢献したスタンプの数と分配金の相関関係を調査してみました。

売上のあったスタンプの数 vs. 分配金額

このグラフの横軸は、月ごとに「売上のあったスタンプの数」です。例えば、100個のスタンプを販売していたとしても、90個のスタンプで売り上げがあり、残りの10個のスタンプの売上が0円だった場合には、横軸は90となります。

直近の2024年9月を見ると、その数、239です。つまり、50個近いスタンプが売上に貢献していない(売上金額0円)ということなのです。

すべてのスタンプが同じ程度売れるのであれば、完全に直線になるはずですが、そうはなっていません。

わかりやすいのは、80個以下の傾向でしょうか。ほぼ横に推移しています。

ここだけを見ると、80個くらいのスタンプでは、大きく分配金が増えることはない、と言えます。

ちょっとやそっとじゃ売れないわけだ

そして、100個を超えたあたりから、大きく分配金が伸びていることがわかります。販売しているスタンプの数が増えるわけですから、分配金が増えることは当然のようにも思われますが、実際の分配金の金額には大きなばらつきがあることもわかります。

では、スタンプ1種当りの分配金でみるとどうなるでしょうか?

売上のあったスタンプの数 vs. スタンプ当りの分配金額

このグラフの縦軸は、月ごとの分配金額を、売上のあったスタンプの数で割っていますので、スタンプの数が多いから分配金が多いのは当たり前でしょ、ということにはなりません。

興味深いのは、スタンプの数が増える(横軸で右に行く)ほど、スタンプ当りの分配金額も大きい、ということです。

しつこいですが、「スタンプの数が増えるほど分配金額が大きい」のではないです。スタンプの数が増えると、なぜか「スタンプ当りの分配金額が増える」のです。

そして、その傾向が現れる境界が、100個あたりなのです!!

この現象は、新作につられて旧作が売れる”釣られ売り”であったり、同じキャラクタの”シリーズまとめ買い”などの相乗効果なのかもしれません。

あるいは、100個も作ろうと思ったら、それなりの環境整備も必要ですし、100個も作成していると絵やデザインが上手になることも間違いないです。

そういった様々な要因が関わって、ある日、突然売れ出すのです!
(たぶん)

いずれにせよ、言えることは、

スタンプで儲けたいなら、100個以上作れ!

urajo談

ということでしょうか。笑

信じる者は報われる(はず)(きっと)(たぶんね)

スタンプの分配金の使い道

おかげさまで、ラインスタンプの分配金でいろいろ購入できました。感謝、感謝。

urajoは、ラインスタンプの販売を始めたころから、分配金を生活必需品に使わないポリシーで取り組んできました。

そして、(これは生活必需品とも言えますが)念願の車を購入も達成できました。

もちろん、ちゃんと納税もしています。
昨年度からは、個人事業主として青色申告しています。

これからも生活必需品以外を中心に有効活用させていただく予定です。
これからも応援よろしくお願いいたします。

おわりに

祝!1000万円クリエイター!!
とうとう、正式に1000万円クリエイターを名乗ることができるようになりました。早速、noteのクリエイターページの記載も変更しました。笑

そして1000万円の分配金を分析して、気が付いた点を解説しました。
これから1000万円クリエイターを目指すクリエイターの皆様に、少しでも参考になりましたら、幸いです。

では、では。

(おまけ)分配金1000万円を目指すクリエイターにお勧めの本


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urajo
urajoのクリエイター活動を気に入っていただければサポートいただけると嬉しいです。スタンプを購入いただけると、とっても嬉しいです。