キャラクタのマイナーチェンジが売り上げに与える影響
先日、スタンプの売上情報を見ていて、ふと気が付いた。
売れ行きの良かった「パンダ」のスタンプが最近売れていない。
なんでだろう?
ふと気が付いた。
パンダの色を変えたからじゃないのか?!
パンダの色の変更
実は、2024年の春、パンダの色をマイナーチェンジしたのです。
こうやって並べてみると、その違いがよくわかりますね。
以前の少し灰色がかった白色から、真っ白に変更したのです。
変更前の白色は、実際のパンダのようにちょっと汚れた感じの白色ですが、変更後は、真っ白です。これはこれで白黒のメリハリが効いてよいと思っていました。
スタンプ売上への影響
さて、この色を変更したことによって、スタンプの売上はどのように変化したでしょうか?!
このグラフは、上から作成時期の古い順に並んでいます。
そして、下の8個のスタンプ(※グラフ作成の都合で、タイトルが消えているスタンプがあります)が、色を真っ白に変更した後の分配金となります。
比較的最近のリリースなので、プレミアムの対象になっていなかったり、そもそも販売期間が短いという点は、差し引いて考える必要がありますが、何となく、以前の売上の傾向と比べると、減っているように思いませんか?!
これに気が付いてから、「色を変更したこと」が気になって、気になって仕方がないのです。眠れません。笑
色を戻してみた
気になって仕方がないので、次のパンダのスタンプの新作の色を従来の色に戻してみました。
その作品がこちらです。
関西弁のスタンプです。ぜひ、買ってください。笑
さて、その結果はどうだったかというと、
販売開始してから、まだ2週間ほどですが、なんと、すでに13,268円です。
先ほどのグラフに並べて比較してみましょう(※余計なラインスタンププレミアムのデータは除外しました)。
まだまだ経過を見ていかなければ断言できませんが、現時点での傾向を見ると、従来なみのスピードで売れているように見えます。
これは、成功か?!
ちょっと待ってください。
今回のスタンプは、関西弁だから売れたのかもしれません。
販売中のスタンプをアップデートして検証してみた
やはりこの結果のさらなる検証が必要です。
すでに販売中の「真っ白の」パンダスタンプの色を変更して、売上がどのように変わるか検証してみました。
検証したのはこのスタンプです。(もう、販売中止したので、買えません)
このパンダスタンプ、かなり売れていません!!
販売直後の最も売れる時期に売れた金額は、1日あたり150円に満たない、というurajoスタンプの中では、かなりの問題児となっています。
現在までの売上状況は、総額:1,655円となっています。
このスタンプの色を元に戻してみました。
このスタンプです。こちらは購入できます。
変更したのは、パンダの「白色」だけです。
その他の部分は1か所※を除き変更していません。
※変更せざるを得なかったのは、アドビCCを解約して、フォントが使えなくなったからです。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
さて、その結果はどうだったでしょうか?!
販売開始したのが10月31日ですので、約10日間の結果です。
すでに、白色変更前のパンダのスタンプを超えました。
でも、金額を見ると、大した金額ではありません。泣
やはり、関西弁のパンダは、色を戻したから売れたのではなく、関西弁がよかっただけかもしれません。
結局のところ、パンダの色を変更したことが売り上げ悪化に影響したのかどうかの確証を得るところまでは至りませんでした。
でも、(わずかな差とはいえ、)わざわざ色を変更しなくてもよかった、という点は間違いないと思います。
「なぜ変えたのか?!」
それは、秘密です。笑
何となく変えたわけではなく、意図をもって変更したのですが、それは秘密です。
おわりに
クリエイターのみなさまは、ご自身のキャラクターをお持ちかと思います。
ちょっとだけ、色を変えてみようかなぁ~と思うこともあるかと思います。
でも、ひょっとしたら、その小さなアイデアが、大きな惨事を招くかもしれません、というお話でした。
色の選択に迷ったら、こちらをどうぞ!
※urajoはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。