ラインスタンプの検索結果上位ラインクインを狙う方法とその効果
「ラインスタンプを創ってもなかなか思うように売れない」という悩みの解決に向けて、ラインスタンプの検索結果上位ラインクインを狙う方法とその効果を実証してみました。
さらに本題に入る前に、いつものように「スタンプの売上状況の報告」と、スタンプ創作用アプリの乗り換えについても書いています。
2022年4月時点でのスタンプ売り上げ状況
やっぱり一番興味があるのはスタンプの売上状況でしょうか?!興味のある報告までたくさんスクロールしなくてよいように、売上状況から先に報告します。
単月の売上
2022年4月単月の状況をいつものグラフと共に報告します。
8日、9日、10日は、ラインさんのシステムがバグっていて日々のデータをとれなかったため、まとめて11日に計上しました。スタンプがたくさんあると、後で日々の売り上げデータを拾い上げるのが大変なのでご容赦を。
見ていただくとわかる通り、コンスタントに分配金3000~4000円/日くらいで推移しています。急激に売り上げが落ちないのはいいですね!
スタンプ別、プレミアム分を集計すると以下のようになります。
売上は3,153個/292,708円で、分配金は104,382円。これにプレミアム分9,457円が加わって、合計113,839円でした。
今月も10万円を超えました。このまま毎月10万円を超えていけば、約10か月後には夢の100万円/年ですね~。
スタンプ別でみると、4月は最新作の「三毛猫の武士語」のスタンプの圧勝でした。武士語のスタンプを何種類か作りましたが、最後に作った三毛猫のスタンプの売上が一番!ぜひ、ご覧ください!
累計と推移
続いてこれまでの累計と推移です。
いつものように横軸は、左が現在、右が過去です。いい感じで推移、キープしています。
ラインスタンププレミアムの売り上げをもう少し伸ばしたい。。。
スタンプ創作用アプリの乗り換え
「三毛猫の武士語」のスタンプをリリースしたのが、3月28日。これまで1週間に1つのペースで新作をリリースしていましたが、次にリリースした「ハチワレ猫」のスタンプは4月30日。この間約1か月。いったい何をしていたのか?!
実はアプリの乗り換えに取り組んでいました。
これまで使っていたアプリは、graphics for iPadというアプリです。以前の記事にも書いていますが、PC/PowerPointからiPadに変更した際、ネットで調査して購入(980円)したものでした。
このアプリですが、ずいぶん前に更新が止まり、iOSのフォント管理の仕組みにも追随せず、かなり使いにくくなっていました。さらにその後のiOSのアップデートの影響でしょうか。何か編集しようとするとバッサリ落ちるようになりました。
もはやこのまま使い続けることはできません。アプリを調査して、乗り換えることにしました。乗り換えたアプリは、Affinity Designerという超有名なアプリです。
一番の決め手は「買いきり」の価格設定だということ。illustratorのように毎月お金を払うタイプに手を出すのはかなり勇気(いや、お金も)が要ります。
次の選択理由は、「きちんとアップデートされ続けること」です。やはりアプリの乗り換えコストは大きいです。アプリの価格のことだけではありません。これまで積み上げてきたアプリ利用に関するノウハウが失われてしまいます。さらに作品のデータもまったく同じように引き継ぐことはできません。末永く使い続けられるアプリを選択することが重要です。
この乗り換えに1か月ほどかかりました、というのが、しばらくの間、スタンプリリースできなかった理由です。
Affinity Designerによる1作目の作品
1か月ほど試行錯誤しながら、最初の作品を作り上げました。ハチワレ猫のスタンプです。
今から考えると、早く乗り換えておけばよかったです。Affinity Designerは有名なアプリだけあって、かなり使い勝手がよいです。これまでできなかったような表現も簡単にできることがわかりました。
使い慣れたアプリからの乗り換えに躊躇しているクリエイターさんがいたら、最新の評判の良いアプリに乗り換えることをお勧めします!!
いろいろなカテゴリでランクインを狙う
さて、いよいよ本題です。このスタンプで、ちょっとしたチャレンジをしてみました。
以下の記事で詳しく書いていますが、弱小クリエイターは、特定のニッチな領域で戦うべきです。
このスタンプは、ハチワレ猫のスタンプが欲しい人が「ハチワレ」で検索してくれることを狙って作成しています。「猫」での戦いは放棄して「ハチワレ」で勝負しています。その結果、「ハチワレ」で検索すると、かなり上位に出てきます。
だとすると「このスタンプを使って、他のニッチなカテゴリの上位にも入ることができるのではないか?!」
これが今回のチャレンジです。
スタンプの絵は2つ上のラインスタンプへのリンクをクリックしてもらえると確認できますが、いろいろな動物のパペットを入れ込みました。馬、ヤギ、牛、鹿、カエル、うさぎ、ブタ、カメ。手持ちのキャラクタから入れられるだけ入れてみました。そして、スタンプの説明文にもこれらの動物のキーワードを書きました。
これで、ハチワレ猫のスタンプが売れると、「ハチワレ」検索で上位に表示されるだけでなく、他のキーワード検索でも上位に表示されるようになるはずです!
さて、結果は、どうなったか?!
まず、「ハチワレ」で検索した場合は、1位に表示されるようになりました。購入いただいた方、ありがとうございます。
ついでに言うと、この「ハチワレ猫」シリーズが、1,3,4,6位に入っています。狙い通り!笑
では、他の動物ではどうだったのか?!
どうですか!!いずれもかなり上位に表示されるようになったではありませんか!
カエルは、他に強いスタンプがたくさんあって、画面をスクロールしないと出てきませんでしたが、他のものは1画面目で出てきます。「他の動物が好きな人がハチワレ猫のスタンプを買ってくれるか」という点は何とも言えませんが、少なくとも「スタンプを買おうと思っている(検索している)」ユーザーに対して露出することができます。
スタンプが売れるかどうかは、スタンプの中身や好み次第かもしれませんが、「知ってもらう」という最初の高いハードルが下がるのは間違いありません。
いかがですか?!やってみる価値あり?
ちなみに、上位に表示されていた期間はそれほど長くなく、いま検索すると同じ結果になるのかどうかはわかりません。また、虚偽の説明はダメですので、嘘にならないように作り方を工夫する必要もあります。興味があるクリエイターさん、一度試してみては?!
最後に、一番気になる売り上げへの貢献ですが、この記事を書いている時点で、効果があったと思える結果には結びついていません。残念~
おわりに
いかがでしたか?やってみて売り上げ増につながったら、ぜひ、本記事にコメントを残してください。これからもラインスタンプの売り上げ増につながる方法にチャレンジしていきます!