ラインスタンププレミアムの衝撃。ここまですごいとは。
ラインスタンププレミアムの売り上げがすごいことになっています。
いつもであれば、最初に6月の売り上げを報告するところですが、今回は、説明の都合上、いつもの売上報告は後回しにします。
ラインスタンププレミアムの分配金を予測する
2024年5月のスタンプ送信数は、以下の通りでした。
特に送信数の多かったスタンプが2つあります。パンダのスタンプとうさぎのスタンプです。
これくらいの送信数があると、どれくらいの分配金があるのか?!
パンダ★全ての母に捧ぐ 四たび:134,386円
うさぎサン 文字少な目 シンプル:74,578円
5月の分配金は上記の通りでした。単品販売ではなかなか見ない高額な金額になっています。
結果だけを見ると大満足なのですが、単品販売と違って、ラインスタンププレミアムは、月途中の売上状況を確認できないのが残念な点です。
何とかして、プレミアムの分配金を予測する方法がないのか考えてみました。
パンダのスタンプの送信数が約4万回、うさぎのスタンプの送信数が約2万回ですので、送信数と分配金には比例の関係性がありそうです。一回あたりの分配金を計算すると、
パンダ:134,386÷40,560=3.31
うさぎ:74,578÷20,700=3.60
となります。
数値が近いので、かなりきれいな比例の傾向が出ている可能性があります。これは、もっときちんと調べてみる価値ありです。ということで、他のスタンプも含め、プレミアムの分配金があるスタンプ全体を調べてみました。
確かに関係性はありそうですが、送信回数が少ないスタンプでは、かなりばらつきが出ています。そして、11,500回送信されたスタンプが、4,825円しか分配金がないなど、近似線からの乖離が大きいものもあります。
直線近似した場合、最初に示した分配金の大きな二つのスタンプが、ほぼ傾向を決めているといってよいでしょう。
これらのデータから近似式を求めると、
リターン額=3.19×(送信回数)+543
となりました。
近似線から大きく外れている「11,500回送信されたスタンプ」を確認して、その理由がわかりました。このスタンプは、「パンダの母向けスタンプ」で、単品販売額がかなり大きい(urajoのスタンプの中で最も売れている)スタンプでした。
つまり、送信数の大半を、単品販売のユーザーが占めていて、ラインスタンププレミアムの分配金には、あまり寄与していない、ということです。
トレンドから外れているスタンプの理由がわかり、あらためてグラフを見ると、かなりよい近似式になっているように見えます。
ところで、切片(せっぺん)が543円あります。
(「切片」?と思った方、中学時代の数学を思い出してくださいね)
なぜ??
LINEさんのWebページに表示されるスタンプ送信数は、最小が20回くらいの単位で、それ以下の送信数の場合には表示されないようです。
そのため、(表示上の)送信回数が0回であっても、ラインスタンププレミアムの分配金が出ているスタンプがあります。
送信数が0回で、ラインスタンププレミアムの分配金が出ているスタンプの分配金の分布(ヒストグラム)を見てみました。
その数、総数145個。ほとんどが250円以下に分布しています。
統計データを見ると以下の通りです。
最小:3円
最大:2,971円
平均:152円
中央値:56円
近似式の切片とは値が少し違いますが、このデータから言えることは、見かけ上の送信回数が0円でも、56円程度のリターン値があってもよい、ということです。
2024年6月のラインスタンププレミアムの分配金を予測してみる
2024年6月は、5月のトレンドを引き継いで、うさぎのスタンプが異常にたくさん送信されました。以下のグラフをご覧ください。
その回数、なんと、約21万回です。5月の送信数の約10倍になりました。
では、5月の実績から導き出した近似式に基づいて、6月に期待されるリターン額を算出してみましょう。
うさぎ:3.19×(211,260)+543=674,462円
パンダ:3.19×(53,940)+543=172,611円
!!!
そんな金額になるのか!!びっくりです。うれしいです。(いや、あくまでも計算上だけどね、笑)
2024年6月のラインスタンププレミアムの分配金
さあ、実際はどうだったでしょうか?!
ダララララララララ…………
ドン!
びっくりです!
その額、716,876円です。
過去、この数字は、見たことはありません。
ラインスタンププレミアムの分配金としてみたことはありませんし、分配金総額でも見たことがありません。
もちろん、過去最高額となりました!!嬉泣
気持ちを落ち着けて、計算式と実際の額を検証してみました。
分配金の大きかったスタンプに関して、実際の金額、送信回数、予測値、差額をまとめると以下の通りとなりました。
笑。かなり違いますね。やっぱり、それほど精度のない近似式でした。残念。
せっかくなので、6月のデータで予測式を作ってみました。
結果は、
リターン額=2.16×(送信回数)+2,318
となりました。
5月の予測式は「リターン額=3.19×(送信回数)+543」でしたので、傾きが「3.19」から「2.16」に下がりました。
あっ!5月分もあるから、2か月分まとめて分析した方がいいですね。
はい、でました。
結論は、
リターン額=2.2×(送信回数)+2,804
です!
簡単に言うと、送信回数を2.2倍した数が、分配金の期待値です。
みなさん、ぜひ、ご自身のスタンプ送信数を上の式にあてはめて、プレミアム分配金を予測して、ニヤニヤしてみてくださいね。笑
2024年6月の売上
さて、今回のテーマの解説がひと段落したので、いつものデータを載せておきます。
売上総数:2,654個
売上金額(単品):300,926円
分配金総額:824,178円(内、プレミアム分:716,876円)
すでに発表済みですが、過去最高額の分配金となりました。
グラフを見ると、ほぼ2つのスタンプのプレミアムの分配金によるものとなっています。
もはや、単品販売の売れ行きを見ていても、総売上が予測できない状況になってしまいました。
2024年6月までの売上(推移)
いつものように推移のグラフを載せます。何度も書いていますが、左が現在、右が過去です。
売上総数:15,592,398個
売上金額(単品):5,561,099円
分配金総額:8,850,559円(内、プレミアム分:3,289,460円)
オレンジ色(プレミアム)に染まってきました。
いよいよ、プレミアムの時代が到来か!?
上位2つのスタンプ
上位2つのスタンプの推移を載せておきましょう。
どちらもすごいことになっています。
プレミアム分配金の総額が、55万円、53万円と、共にに50万円超えです。
うさぎのスタンプは、伸びが激しすぎて、この後どうなるか?!
一方、パンダのスタンプは、ここ3か月安定的にプレミアムの分配金が維持できています。
ちょっとだけ、7月のスタンプ送信数を見てみました。
あらら、うさぎサン、大減速!!泣
「うさぎとカメ」の童話を思い出してしまいました。うさぎvsカメ派のパンダ、最後はどっちが勝つでしょうか?!
今後の送信数動向に期待したいと思います。
(ひとまず)おわりに
さて、今回は、ラインスタンプ送信数から、ラインスタンププレミアムの分配金の予測を試みました。
いかがでしたか?
あなたのスタンプ送信数とプレミアム分配金と合致してますか?
再度書いておきます。
リターン額=2.2×(送信回数)+2,804
ですよ~!
無料の読者の皆様はここまでです。
クリエイターの皆様の分配金が増えますように!祈
(追記)
この「プレミアム分配金予測式」を検証した記事もあります。
ぜひ、ご覧ください。
ラインスタンププレミアム分配金を増やすには
ここから先は、今回の分析を踏まえたヒントです。
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