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ラインスタンププレミアムの分配金を増やしたい ~ そんなあなたにこっそり教えます
今回は、ラインスタンププレミアムの分配金に着目します。
・単体販売とプレミアム分配金にはどんな関係があるのか?
・プレミアム分配金ってどんな傾向で推移するのか?
・プレミアム分配金を増やすためにはどうすればよいのか?
約5年間のプレミアム分配金のデータをもとに考察します。
プレミアムの分配金の増加につながる情報がきっと見つかると思います。
ラインスタンプ副業に挑戦しよう迷っている方、ラインスタンプ副業を始めたばかりでラインスタンププレミアムはまだ関係ない、という方には、2025年1月のラインスタンプ副業の実績を紹介します。
ラインスタンプ副業への参入の参考にどうぞ。
2025年1月の売上情報
初めの情報はやはりここから。
クリエイターの皆様が最も興味があるであろう売上情報です。
いつものようにLooker Studioの画面キャプチャを貼ります。
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年末年始のあけおめスタンプの効果があったので、それなりの数字になりましたが、あけおめスタンプを除くとかなり低迷しました。
この後が心配になるような2025年の出だしとなりました。
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2025年1月までの累計
2015年から現在に至る売上累計情報です。
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最近、単体販売が減ってきたと思うのですが、累計で見ても、プレミアムの分配金が約42%を占める状況になりました。
やはりこれからはプレミアムからの分配金が中心になってくるのでしょうか?!
Looker Studioでいろいろ眺めてみた
Looker Studioでラインスタンプ分配金の情報をかなり詳しく可視化できるようになったので、ポチ、ポチッ、調べてみた。
特に注目したのはこの画面です。
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売上の多いスタンプの順に、分配金総額、売上個数、単体販売とプレミアムの比率、それらの時系列推移がグラフ表示されます。
これを売り上げの多い順に、ポチ、ポチッ、・・・・、ポチっと、約100個のスタンプを見てみました。(どんだけ、暇やねん、笑)
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その結果、いろいろ疑問が沸いてきました。
単体販売とプレミアムで分配金の傾向って異なるのだろうか?
単体販売よりプレミアムの分配金が多いスタンプってどういう特徴があるのか?
販売開始後の6か月後にプレミアムの対象になるけど、いつごろからどれくらいの期間売れ続けるのだろうか?
これらのことが明らかになったら、ラインスタンプ分配金を増やすヒントが得られるかもしれません。
久しぶりに本気を出してデータ分析をしてみました。
(かなりの時間がかかりました)
これらのデータおよび分析は、約380種類のスタンプをリリースし続け、プラミアム対象スタンプが約260種類あるからこそ得られたものです。
これまでの蓄積データの価値とデータ整理・分析コストに対して、後半は有料とさせていただきました。
※たくさんのスタンプの売上データをお持ちで、データ整理・分析が得意なクリエイターさんは、ご自身でデータ分析・考察してみることをお勧めします。いろいろ発見できます。
※まだあまりデータを持っていない、データ分析が苦手な方で、興味のある方は、ぜひ、ご購入ください。価格は、東京の最低賃金1,163円とさせていただきました。自分で分析すると、もっと時間がかかりますので、お得な価格かと思います。
※そんなお金はない、という方は、タイミーなどで1時間働いてきたら手に入るお金です。でもそういう方は、この有料記事を読むより、そのお金でおいしいものを買って、ラインスタンプ創作に励んでいただいた方がいいかもしれません。
前置きが長くなりましたが、どうぞご覧ください。
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単体販売とプレミアム分配金の金額の分布
ラインスタンプ1つあたりの「単体販売の分配金」と「プレミアムの分配金」の分布を見たらどのような状況になっているのでしょうか。
同じような傾向なのか、それとも全く異なる傾向なのか。
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このグラフは、スタンプ1つ当たりの単体販売の分配額とプレミアム分配額の大きな順に、左から右に並べたものです。
青いグラフが単体販売、赤いグラフがプレミアムです。
※1つのスタンプに対して、単体販売の分配金とプレミアム分配金の2つの数値があるのですが、このグラフでは、それぞれを独立した数値として扱っています。つまり、単体販売の分配金額の集合で大きなものから並べたものが青いグラフ、プレミアムの分配金額の集合で大きなものから並べたものが赤いグラフということです。
ちょっとわかりにくいので、左下あたりを拡大してみましょう。
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このグラフを見ると、プレミアムの方がピーク値(一番左の数値)が高いものの、単体販売より早く低下していくことがわかります(上位8番目あたりで逆転します)。
簡単に言うと、単体販売よりプレミアムの方が「当たり外れが大きい」ということになります。
もっと詳しく見てみましょう。
単体販売とプレミアムの分配額の分布をヒストグラムと具体的な数字でご覧ください。
※いずれも、かなり大きな金額のスタンプがあり、グラフがわかりにくくなりますので、上限額5万円までをグラフにしています。
単体販売
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あまり売れていないスタンプがこんなにたくさんあるんだ~ということがよくわかります。
最小値は39円、最大値は約21万円。
こんなに幅があるのです。
そして中央値は、8,288円。
コスト回収するなら8時間くらいでスタンプを作らないと割に合わないですね(最低賃金が約1,000円なので)。
プレミアム
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プレミアムに至っては、さらに激しい数値です。
最小値は2円、最大値は約108万円。倍率約50万倍!
こんなに幅があるのです。
そして中央値は、1,684円。
もしプレミアム分配金だけでコスト回収するなら1.5時間くらいでスタンプを作らないと割に合わないことになります(最低賃金が約1000円なので)。
最初のグラフ「単体販売とプレミアムの分配金の分布」のとおり、ほんの一部のスタンプが、urajoのラインスタンプ分配金を支えていることがよくわかりました。
よく「2割の人が8割を稼いでいる」、「2割の人が8割の仕事をこなしている」などの「2割8割理論」がありますが、まさにそれです。
パレートの法則
「80:20の法則」ともいわれ、「売上げの8割は2割の社員に依存する」といった傾向をさす。集団の報酬や評価が一部の構成員に集中するという経験則。
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「パレートの法則」を検証
ラインスタンプ創作において、「パレートの法則」が成り立っているか検証してみました。
まずは、スタンプ1つ当たりの分配金(単体販売+プレミアム)の分布を見てみました。先ほどと同じように、大きな順に左から並んでいます。
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なるほど。ぱっと見、パレートの法則が成り立ってそうな分布です。
ちょっとわかりにくいので、グラフを書き直しました。
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このグラフは、横方向(左から右)に分配金の多い順にスタンプ(合計378個)を並べ、0から1の間に収まるように正規化したものです。
縦軸には、総リターン額を1として、分配金の多い順に左から右に並べたスタンプの集合の分配金がどれくらいの比率を占めているのかをプロットしたものです。
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